スリーオブハーツ

1994/05/10
ゲイの女性が別れた恋人を振り向かせるための雇った男。
残された女には新しい友情が残る。by K. Hattori



 ミキパパさんがオフでも話題にしていた『スリー・オブ・ハーツ』を観てきました。すごくキュートな映画ですね。ミキパパさんが「レズの映画」を強調していたのでちょっと身構えていたのですが、映画開始10分でしっかりこの物語にはまることができました。

 好きな人に突然去られて悲しいとか、ダメだとわかっていてもどうしても未練があるとか、そんなせつない場面の連続で、(ミキパパさんと違って)現役恋愛世代の僕は胸が苦しくなるくらい共感してしまうこともしばしば。ケリー・リンチが恋人と撮ったビデオを繰り返し見るシーンなど、彼女の気持ちが痛いほどわかって泣きそうになってしまいました。一応物語はウィリアム・ボールドウィンが主役になってるけど、実質的にはリンチの映画ですね。彼女の細やかな表情に、観ている僕は一喜一憂してました。

 リンチとボールドウィンの奇妙な友情も、観ていてとても気持ちがよかったです。ボールドウィンは『バック・ドラフト』より10倍はよかったなぁ。


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