1999/10/29 東宝第1試写室
本宮ひろ志原作の人気TVドラマが映画化されてスケールアップ。
どうにも煮え切らない映画だ。監督は三池崇史。by K. Hattori
原作は本宮ひろ志の同名コミック。元暴走族の総長・矢島金太郎が中堅ゼネコンのヤマト建設に就職し、持ち前の男気で周囲を感化しながら社の内外で注目される人物に成長して行く物語だ。今年1月から高橋克典主演のTVドラマが放送され、秋にはスペシャル版も放送。今回の映画化ではTVと同じ顔ぶれを揃え、監督には売れっ子の三池崇史を連れてきた。製作側としては『踊る大捜査線 THE MOVIE』のセンを狙っているのでしょうが、これで成功するかなぁ。僕は『踊る大捜査線』も『サラリーマン金太郎』もTV版は観ていませんが、それでも『踊る大捜査線 THE MOVIE』は面白かったもんね。今回の『金太郎』は、その点でもうひとつかな。三池崇史云々以前に、これは脚本が中途半端でした。