2000年1月の出来事

1月1日(元旦・土)
 2000年問題が大騒ぎされていたが、結局何も事件は起きなかった。昼前に起きて、近所の神社で初詣。何事もない元旦。

1月2日(日)
 朝っぱらから、重いものを持ち上げた拍子に背中が痛くなる。ぎっくり腰の背中版みたいなものだろうか。曲げたり延ばしたりすると激痛が……。昼間は特に何もしないでボンヤリ過ごす。夕方頃から新宿に出て、東京アイマックス・シアターで『ファンタジア/2000』を観ようとしたら、満員で最終回しか空席がない。しょうがないので7時頃まで食事をしたりして時間をつぶしたのだが……。いや〜、アイマックス・シアターの最前列は何が何やらわかりません。大画面の迫力なんて言葉を通り越してます。全体が一度に見渡せないので、かえって情報量が少なくなってしまう。これは失敗だった。
 夜は「朝まで生テレビ」でインターネット問題を取り上げていたのだが、面白かったのは年金が破綻するか否かといった些末な議論だった。僕も国民健康保険に加入しているんだけど、年をとってもこれが受給できる可能性は少ないだろうなぁ……。

1月3日(月)
 横浜の実家に日帰りで帰省。近所のスーパーで買い物。背中の痛みは治まらない。風呂に入って暖まると多少はマシになるのだが。トホホ。日頃の運動不足だね。今年は本格的に運動を考えなければ。少し減量しないとなぁ……。10年前に比べて、15キロぐらい太ってるんだよ。今年の目標は60キロ台まで減量して、それをキープすることだ。

1月4日(火)
 仕事部屋に戻って仕事を再開。年賀状を整理したり、請求書を作ったり、いろいろとやることは山積み。映画の中のキリスト教用語について解説する新しいホームページの試作を始めたが、時間と手間がやたらとかかるので、実際に作るのは考えものだ。何か他の方法を考えなければ……。明日はまだ試写がないので、必要な買い物を済ませようと思っている。部屋の中も雑然としているので、少し整理しなければならない。

1月5日(水)
 午前中に洗濯などして、昼頃から近所のプールで1時間ほど泳ぐ。冬のプールはすいてます。快適です。でも、泳ぎ方を忘れちゃったよ。プールでちゃんと泳ぐのなんて、10何年ぶりなんだもんね。中学生の頃はクロールだろうが背泳ぎだろうができたのに(バタフライはだめ)、今は犬かきのような平泳ぎが精一杯。それでも30分ほどバチャバチャやっていたら、それなりに格好がつき始めたかな。水泳はさすがに全身運動で、水に浸かっているときは気づかないけど、終わってみると全身から汗が滝のように流れる。プールの帰り道は銭湯帰りのように身体がポカポカです。明日は筋肉痛が恐いけどね……。
 夕方、東京1週間の映画ページについて正式な発表のFAXが届く。何とか映画ページが残って、首の皮一枚つながったってところ。でも安心はできないのだ。今年はさらに新しい仕事を開拓しなければ! ……と決意だけして、実際には営業のたぐいをまったくしてないんだけどね。今までもそうだった。これからもそうだろう。
 夜はハル・ハートリーの『ブック・オブ・ライフ』をビデオで観る。

1月6日(木)
 正月ボケである。午前中に映画の感想を2本書いてHPを更新。そこまではよかったのだが、その後のんびりとネットサーフィンなどし始めたのがいけなかった。気づいたら12時をとうに過ぎて、松竹で『釣りバカ日誌11』が始まるまであと20分。大急ぎで着替えて(それまでパジャマだったのだ)、自転車を東銀座まで突っ走らせたが到着は1時3分過ぎぐらい。新年早々、試写に遅刻するという大失態。なんだか、今年はロクなことが起こらないような気がしてきた。試写室に遅れて入るのも悪いような気がして、『釣りバカ』は後日に回すことにする。
 せっかく銀座くんだりまで出ていったので、本屋に行ってまとめて数冊の本を買ってくる。なんだか本当にベストセラーになっているらしい「国民の歴史」とか、リリー・フランキーの「日本のみなさんさようなら」とか、文庫本のグリム童話集とか……。世間で流行っている時期を完全にはずしてます。キリスト新聞社の「よくわかるキリスト教の教派」と、東京堂出版の「イスラーム教を知る事典」も購入。前から欲しかった本なので、折を見て読むつもり。この手の本を読むのは単なる酔狂なんだけど、映画を観ていて役に立つことがないわけでもない。
 帰宅したらTOKYO1週間の編プロから映画紹介原稿の依頼がFAXで届いていた。昨年末の危機感はどこへやら。これで何とか生活していけるめどが付いたのかな……。

1月7日(金)
 午前中に新潟Week!の原稿を入れてしまう。午後は映画美学校で『発狂する唇』を観る。これが今年の試写第1号。新年早々こんな映画を観てしまったのは、幸先がいいんだか悪いんだか……。何度も笑いました。見どころも多いです。でも、でも、でも……。いいのか、こんな映画があっても? でも観客には受けちゃいそうだなぁ。
 次の試写まで少し時間が空いたので、東京駅の方まで歩いて行って買い物。『雨あがる』のチケットを買ったり、ネームランドの消耗品を買い足したりする。こんなことで、結構金を使ってしまうものだ。どれも経費だけどね。3時半からはメディアボックスで『ミフネ』。タイトルは三船敏郎のことだが、デンマーク映画である。劇中ではデンマーク人が三船敏郎の物真似をする。内容はヒューマン・コメディ。監督は『マイ・リトル・ガーデン』のソーレン・クラウ・ヤコブセン。滋味のある映画ですなぁ……。
 帰宅してから簡単に食事して、仕事デスク周辺を整理。放っておくと、机の引き出しにはゴミクズが溜まる。それをまとめて捨てたのだが、たぶん今机の中に入っている物も半分ぐらいはゴミなんだろうなぁ。

1月8日(土)
 朝から晩までずっとパジャマで過ごしている。要するに、今日は朝起きてから着替えることもせず、ずっと部屋から外に出なかったということだ。部屋では仕事をしながら、その合間に食事をしたり、気分転換にテレビを見たり、本を読んだりしている。おかげで仕事はずいぶんとはかどった。明日・明後日は仕事をしなくても済むかな。休みの間に1度プールに行っておきたいなぁ……というのが僕の希望。ささやかなレジャーです。しかも安上がり。貧乏人には350円のプールがお似合いなのさ。

1月9日(日)
 午前中に原稿を1本入稿して、午後からはお休み。

1月10日(成人の日・月)
 休日法が改正されて、今年から成人の日は1月の第2月曜日になるという。体育の日も同ように、10月の第2月曜日になっている。ところで、成人の日はなぜ1月15日だったんだろうか? 体育の日は東京オリンピックの開会式があった日なんだけど、成人式の由来がよくわからない。世界大百科事典にもスーパー・ニッポニカにも載っていない。小正月を祝う習慣と関係があるのかもしれないが、それと「成人の日」との関係は不明。
 午後はプールに行って1時間ほど泳ぐ。夜はテレ朝で「恐竜王国」を見て大いに関心したのだが、これってビデオの宣伝なのか……。

1月11日(火)
 午前中にメルマガの編集と配信予約。午後はソニーで『13F』。バーチャル・リアリティをテーマにしたSFで、話のアイデアそのものは別段どうというものでもないんだけど、いろんな事を考えてしまいました。ビンセント・ドノフリオがうまい。出演者は安っぽいけれど、1930年代の風俗をうまく取り込んでゴージャスな映画になっている。その後イマジカに移動して『ワールド・イズ・ノット・イナフ』を観る。映画の冒頭で音が出ないというトラブルがあったが、その後のアクションシーンにはニコニコ。ドラマ部分には大いに不満もあるけれど、「ご存じジェームズ・ボンド」の映画としては十分に楽しめると思う。この手の映画って、お馴染みの顔ぶれを観ているだけで嬉しかったりするのだな。

1月12日(水)
 午前中に原稿を1本入稿してしまう。締切は土曜日なんだけど、時間があるときにやっておかないと後で苦しくなる。別の原稿依頼もあって、この週末はちょっと立て込みそうだったし……。
 午後は試写が3本。外は雨かと思ったら、昼頃の段階ではみぞれ雨。吐く息が白くなると、とたんに寒く感じる。最初の試写はソニーでマーティン・ローレンス主演の『ブルー・ストリーク』。これは面白かった。娯楽映画のツボを心得たコメディで、試写室で久しぶりに声を上げて笑った。お次の『ロゼッタ』は昨年のカンヌでパルムドールを受賞したベルギー映画。嫌いな映画ではないけれど、ちょっと地味。最後はガスホールで『ビューティフル ピープル』。これは一般試写だったのだが、周囲の人たちの率直な意見が漏れ聞こえてくるところが面白い。これも悪い映画ではなく十分に面白いのだが、「どんな映画?」と聞かれてすぐに答えられないようなつかみどころのなさが難点かな。ボスニア問題をイギリスの視点から描いたコメディ、ということになるのかなぁ……。

1月13日(木)
 今日は試写を3本観る予定だったのだが、昼食でもたつき、パソコンの前でもたついて、結局観られたのは『ISOLA/多重人格少女』1本のみ。これは昨年末に粗編集のビデオを観てるんだけど、それより格段によくなっている。(粗編集版は話の順にフィルムがつながっているだけなんだから当たり前。)粗編集版とは結末が違うのだが、僕は完成版の方がテーマがスッキリしてわかりやすい映画になったと思う。

1月14日(金)
 午前中に原稿を入れたものが1本。午後はシネカノンで『親指トムの奇妙な冒険』。台詞がないせいだとは思わないが、中盤で少しウトウトしてしまう。やばい。その後、東映で『九ノ一金融道』。これはひどくつまらない。こんな映画を観るくらいなら、『スリーピー・ホロウ』の試写に行けばよかった……。悔やんでも仕方ない。観るまでどんな映画かわからないというリスクがあるから、面白い映画にぶつかったときは嬉しいのだ。でもこれはまったくダメダメの映画。今年観た映画の中で一番ひどかった。夕方からは松竹でデイヴィッド・リンチの『ストレイト・ストーリー』。眠気に負けて、前半はかなり寝てしまった。雰囲気のあるいい映画だけど、いわゆるリンチらしさはまったく感じられない。

1月15日(土)
 昼間はずっと原稿書き。夕方に今週分をすべて入稿し終わって、夜は近所の居酒屋で少し飲み食い。

1月16日(日)
 午前中は久しぶりに教会に出かける。銀座教会では今日が成人祝福。休日法が改正になっても、教会のような場所は保守的ですな。単に今年から成人式が移動になったことに、気づいていなかっただけだったりして……。昼は高知から来た親戚に、銀座でお昼をご馳走になる。干物をどっさりお土産にもらったので、しばらくは家で呑む酒のつまみに不自由しそうもない。4時頃から少し昼寝しようと思ったら、うかうかして7時に目が覚めてしまった。
 風邪が流行っているらしい。この商売は身体が資本なので、朝晩のうがいで自衛するしかないのだが……。今現在、少し頭がボンヤリしてます。風邪の初期症状かなぁ……。まずいなぁ……。

1月17日(月)
 外は雨。午前中にメルマガの配信予約とDDIポケット用の入稿。昼はたらこスパゲティを作って食べる。テレビでは阪神大震災5周年の記念式典を中継していた。今週末に公開される『ISOLA/多重人格少女』は、やはりこの時期の日本人に必見の映画だなぁ、と思う。
 午後はシネカノンで『差出人のない手紙』を観た後、新橋のTCCで香港映画『美少年の恋』。これは泣けた。途中からずっと涙目で、最後はきっと目が赤くなっていたに違いない。同性愛の話ではあるけれど、男性同士の恋愛をタブー視する社会的なカセがあるから、登場人物たちの内面に葛藤が生じてドラマが盛り上がる。今の世の中で悲恋物語を作るには、男性同士にするのが手っ取り早いのかもしれない。感動も覚めやらぬまま簡単に食事して、夕方からは東映で『うずまき』。これはまったくのダメダメ映画。この映画と同時上映の『富江replay』も来週には試写を観る予定なんだけど、そっちもダメだとこの2本立てはまるきり商品価値なしってことになってしまう。僕としては『富江replay』に期待したい。

1月18日(火)
 午前中に昨日観た映画の感想をまとめる。昼食はスパゲティ・カルボナーラ。午後はブエナビスタで『救命士』。その後、地下鉄で恵比寿に出てJRに乗り継ぎ渋谷へ。シネカノンに滑り込みで『ガンダーラ』。新橋まで地下鉄で移動し、徳間ホールで『オール・アバウト・マイ・マザー』の完成披露試写。少し疲れていたのだが、最後の1本で一気に元気が出た。いい映画を観ると、疲れも眠気も吹き飛びます。
 明日は午前中から試写があって1日で4本ハシゴという強行軍。本来なら今日観た映画の感想を今日中にまとめてしまう必要があるのだが、とてもではないがそれは無理そうだ。週末も予定があるし、今週はかなりハードだ。風邪も流行っているそうだし、気を付けなければ……。

1月19日(水)
 今日は午前中から試写。朝のうちに昨日観た映画の感想文を1本だけ書いて、家を飛び出していく。雨が降っていて憂鬱。1本目は松竹で『釣りバカ日誌 イレブン』だったのだが、その前に京橋郵便局に寄って、昨日配達されて不在になっていた郵便物を受け取る。ワイズ出版から出たばかりの「月形龍之介」という本。編者のひとり中田雅喜さんからの寄贈本。定価3,800円。扉にはご子息でもと俳優でもある月形哲之介のサインも入っている。中田さんのサインもある。嬉しい。しかし、これはひどく重い。これだけでカバンの厚みが5センチぐらい増えてしまいそうだ。午後は重いカバンを抱えたまま新橋に移動して『ラスト・ハーレム』。その後、映画美学校で『サンデイ ドライブ』、メディアボックスで『ヴァージン・スーサイズ』。試写室で知り合いのライターと編集者に会ったので、銀座1丁目のドトールでコーヒー飲みながら映画談義。
 昼過ぎから体中がだるく、胃がむかむかして背中も痛い。昼を食べ過ぎなのか。カバンが重かったせいか。単なる疲れなのか……。風邪の初期症状という悪い予感もするので、今日はなるべく早く寝る。風邪をひいても誰も看病してくれないんだから、せいぜい自衛するしかない。

1月20日(木)
 昨夜の早寝がよかったのか、今日は身体がだいぶ楽。午前中に溜まった感想文を書いたが、やはり追いつかない。午後はヘラルドでアトム・エゴイアンの新作『フェリシアの旅』。その後、半蔵門でドキュメンタリー映画『息づかい』。『ナヌムの家』『ナヌムの家II』に続く、従軍慰安婦もの三部作完結編。渋谷に出て本屋で少し時間つぶし、夜はポール・トーマス・アンダーソンの『マグノリア』。8時から3時間の映画を観るんだから、終わるのは11時。部屋に帰り着いたら12時近かった。疲れた。当然、今日も感想文は書けない。

1月21日(金)
 試写を2本観る予定だったのだが、今日は2本ともパスして後日に回す。その代わり、銀行に行ったり、感想文を書いたり、パソコン通信で議論に参加したり、いろいろと別のことで忙しい。仕事は相変わらず手つかずなのだが、今日中にやるべきことをやってしまえば、明日の昼間に少し時間がとれるはず。夕方からは『シュリ』を観に行ってそのままオフなので、夜はまた時間がとれないんだけど……。

1月22日(土)
 午前中から昼過ぎまでかけて、仕事を2本ばかり片づけてしまう。午後は渋谷で『シュリ』の鑑賞オフ。4時25分からの上映を観た後、韓国料理屋で飲み食いする。最近はあまりオフにも出ないので、誰が誰なんだかよくわからなまま、知っている顔とだけ話をする。その後二次会まで流れ、解散は11時半頃。
 金曜日から右目の白目が赤く充血している。一晩寝たら治まるかと思ったら、一向に治る気配がない。長引くようなら医者に行かなきゃならないけど、そんな時間はまったくないよ。困ったなぁ……。

1月23日(日)
 目が覚めたら11時半だった。久しぶりの朝寝坊。こんなの、何年かぶりかもしれない。
 午後から原稿書きを始めるが、あまりはかどらない。といっても今日しか原稿を書く日はないのだから、怠けたい心にむち打ちながらコツコツと原稿を書いていく。その前に、昨日観た『シュリ』の感想も書いたけど……。深夜2時までかけて原稿を書き終え入稿。あとは寝る。

1月24日(月)
 午前中はメルマガ作りとDDI用の原稿まとめ。今週は『ラブ・オブ・ザ・ゲーム』がイチオシ映画です。
 昼食を少し早めにとって、自転車で銀座に出る。教文館出で「『新約聖書』の誕生」「新約聖書はなぜギリシア語で書かれたか」「使徒教父文書」を購入。3冊買って5,880円也。この手の本はどうしても高いね。その後東映で本日最初の試写。中条きよし主演の『GEDO』だが、これが本格的にトホホな映画で参りました。なんだか最近、東映の試写室で観る映画は軒並みダメだぞ。次に東映に行くのは『富江replay』だから、きっとまたダメなんだろうなぁ……。とぼやきながら向かったヘラルドで、『ヴァン・ダムinコヨーテ』を観る。ヴァン・ダム版の『用心棒』といった感じの映画で、まずまず楽しめた。『GEDO』の後に観たら、どんな映画でもまずまず楽しめちゃいそうだけどね。中身はかなり無茶苦茶だし安っぽいので、シネパトスというのは正解。ビデオでなんぼの映画です。次にお隣のUIPで『ヒマラヤ杉に降る雪』を観たのだが、これはまずまずかな。全体の完成度は高いと思うのだが、肝心のクライマックスがクライマックスとして機能していないのが痛い。ここで涙が1滴でもこぼれれば10点満点で9点ぐらいの映画なのに、盛り上げに失敗して7点止まり。工藤夕貴はがんばってると思うけどね。

1月25日(火)
 朝9時から日劇で『スリーピー・ホロウ』の試写。「異形の者の悲しみ」といういつものティム・バートン節が聞こえないため、熱心なファンには少し物足りないかもしれない。前回が『マーズ・アタック』だったから、それに比べるとどうしたって没個性的で普通の作品に見えてしまうのは仕方ない。でも最初のマーチン・ランドーから、どこをどう切り取ったってバートンの映画なんだよね。知人に会ったので試写の後少し話をする。スリーピー・ホロウの伝説は以前ディズニーでも映像化していて、今回の映画はそれを丸ごとなぞっているのだとか。なるほど。
 午後はGAGAで2本。1本目はバンデラス主演の『13ウォーリアーズ』。原題は『13人目の戦士(The 13th Warrior)』なのに、邦題は『13人の戦士たち』になっている。映画の内容は原題にある13人目の戦士が、ある戦いの目撃者となる物語。中身は『七人の侍』と『十三人の刺客』だったりする。GAGAの2本目はキューバ・グッディングJr.主演の『コンフェッション』。無実の男が警察に追われながら真犯人を捜す『逃亡者』もの。夕方からももう1本試写を観る予定だったのだが、寝不足気味なのでこれはパス。今日は早めに寝る。

1月26日(水)
 午前中に昨日観た映画の感想をすべてまとめる。午後はワーナーで『アイアン・ジャイアント』を観る。噂には聞いていたが、これは泣ける。ワーナー・マイカル系で4月の上映だけど、東京ではどこで上映されるんだろうか。2本目の試写は問題の『富江replay』。『うずまき』よりはマシかなぁ……。一応はお話そのものがあるからね。でもダメだなこりゃ。最後はKSSで『静かなるドン THE MOVIE』。OVの劇場版だけど、劇場版もOVレベルでした。OVと同じメンバーを集めて作った映画だから、こうなるのはしょうがないんだけどね。

1月27日(木)
 午前中に映画の感想文を書く。午後はシネカノンで『トリックベイビー』。その後、FOXで『ラビナス』。これでカニバリズム2本立てだ。『ラビナス』のロバート・カーライルは『ワールド・イズ・ノット・イナフ』の悪役より100倍恐いぞ。夕方からは松竹で『メトレス』。銀座と勝どき界隈が舞台のご近所映画だった。監督は鹿島勤。昨日は『静かなるドン』を観たから、二日連続で鹿島監督の映画を観たことになる。
 『メトレス』で川島なお美が歩いたのと同じ勝鬨橋を歩いて渡り、途中のスーパーで買い物して帰宅。

1月28日(金)
 午後はシネカノンで『アリス』を観る。次の試写まで少し時間があいたのでブックファーストで本を買ったのだが、レジでカードの処理にもたついたせいで遅刻してしまったではないか! 重い本を何冊もか買えて夕方の試写まで時間をつぶすのもナニなので、この日はそのまま帰ってしまう。こうした試写への遅刻を僕は「天の啓示」と呼んでいる。こんなことでもないと、すし詰めの試写スケジュールからなかなか脱出できないものです。
 仕事部屋に戻って映画の感想を書いてしまい、週末入稿の原稿も仕上げて入稿。夜は加藤隆の「新約聖書はなぜギリシア語で書かれたか」を読みながら寝る。先日同じ著者の「『新約聖書』の誕生」を読み終えたばかりだが、聖書学の成果を通して初期キリスト教会の政治力学を読み解いていく内容には目からうろこが落ちる気持ち。初代教会からパウロへと向かう流れ、ペテロからヤコブへと向かう流れを、バサバサなで斬りにしていく。聖書を読んでいても漠然としか見えてこなかった初代教会の政治性が、ものの見事に描き出されている。僕個人としてはパウロやペテロの描き方に釈然としない点もあるけれど、それは僕自身が今後検証して行くべき問題だろう。もう一度聖書を読まなければと思わせる本でした。

1月29日(土)
 午前中にゼロックス資料をスキャンしてファイリング。午後は特に書くようなこともなし。

1月30日(日)
 昼前から近くの公園で餅つき大会。つきたての餅を食べるのなんて、何年ぶりだろうなぁ……。夜はメールや何やらの整理。これに時間がかかって、思いがけず夜更かし。

1月31日(月)
 『うずまき』の監督であるHiguchinsky氏から、映画瓦版に書いた『うずまき』評に対する厳重抗議がメールで届く。名前を騙った別人の可能性もあるかと思ったけど、どうも本人みたいです。一応丁寧な返事は出しておいたけど、その後届いた返信を見る限り、かなり頭に血が上っているようだ。私信なので公開できないのは残念。
 ホームページを作っていると、映画監督本人や出演者、映画会社の宣伝担当者などからメールをもらうことが時々ある。中には「あの言いぐさはなんだ!」という抗議のメールもある。「間違いがあるので直してくれ」という指摘や、「ほめてくれてありがとう」というお礼もある。ホームページを作っていて面白いのは、やっぱりこういう時かなぁ……。
 午前中にメルマガ作成とDDIポケット用のコンテンツ作り。今週のおすすめ映画は『ワールド・イズ・ノット・イナフ』。午後はFOXで『シビル・アクション』。その後東宝に移動して『ケイゾク/映画』。これは不覚にも少し寝てしまった。昨夜は睡眠時間が3時間半だったからな。日曜日はなるべく早寝して、週明けの仕事に備えることにしようと心に決める。
 今日から外出時の読書にオットー・ベッツ、ライナー・リースナーの「死海文書/その真実と悲惨」を読んでいる。家では「旅する教会/使徒たちが遺した共同体」を読んでいてこれも大詰めなんだけど、手元に新約聖書を置いて首っ引きで読み込まなければならないのが負担になって、外出時にはまったく向かない本になっている。帰りに教文館に寄ったら、福音書の対観表がドドーンと置いてあってかなりの迫力。欲しいけど、19,000円じゃ手が出ない。別に研究者でも学生でもないから、持っていても本棚の箔付けにしかならないしね。それより先に、欲しいし読まなければならない本がたくさんある。それだけで数万円だよ……。
 @niftyの映画フォーラムでスタッフをやっているのだが、ホームページがリニューアルされたのでお知らせ。これはかなり内容が充実してます。



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