2000年4月の出来事

4月1日(土)
 1時から新宿で時代劇フォーラムのお花見オフ。参加者は男ばかり5人。昼食時からビールやワインを飲んで、2時半頃から新宿御苑をブラブラ歩き。桜の花はチラホラ咲きもあれば満開の木もあるという状態で、それなりに春めいた気分を満喫する。桜は散り際がいいという人もいるが、僕は散り始めるより前の今ぐらいの状態の方が好き。散る頃には一部で葉が出てきてしまうし、下に落ちた花びらが踏みつぶされると汚らしい。1時間ほどで御苑を出て、新宿の喫茶店で数時間おしゃべり。その後さらに居酒屋に場所を移動し、解散したのは9時半頃かな。終わる時間は早かったけれど、何しろ昼間からずっと飲んでいたのでかなりヘロヘロ状態。早めに寝てしまう。

4月2日(日)
 二日酔いというわけではないが、何となく前の日の酒が身体に残ったまま目覚める。酔うと眠りが浅くなるのか、明け方に何度か目が覚めた。それでも7時過ぎには起床。午前中はCSに行って、そのまま銀座で時間をつぶし、単行本のゲラの戻しを済ませる。午後は中野武蔵野ホールで『Requiem of Darkness/クラヤミノレクイエム』を再見。木曜日に舞台版を観ているので、それと内容や演出がどう違うのかを比較しながら観ていた。映画は映画で面白い部分もあるし、舞台の方が優れている場面もある。夕方から新宿でその舞台版『暗闇のレクイエム』の千秋楽公演を観る。今回はご招待枠で観ているので、入場料は無料なのだ。一般のお客さんに、なんだか申し訳ないような気もするけど……。楽日の公演はギャグが加熱し、木曜日とはまた違った面白さがあった。最終日にもミニミニライブが行われ、舞台がすべて終わったのは8時半過ぎぐらい。
 舞台の後、スタッフに挨拶するため打ち上げにも顔を出す。会場の居酒屋に先に案内されていたのだが、スタッフと役者たちは機材の撤収のため10時過ぎまで現れず、ビールと肴をあてがわれていた僕はすっかり先に酔っぱらってました。10時15分過ぎに森岡氏を筆頭にぞくぞくと劇団員や関係者たちが到着。居酒屋の座敷席は身動きできないほどギッシリと人で埋まった。僕は1時半頃までいたのかな。タクシーで帰宅。

4月3日(月)
 昨夜は帰宅が遅かったのだが、朝はやはり7時頃に目が覚めてしまう。習慣が身体に染みついている。午前中に映画『REQUIEM of DARKNESS』の感想を書く。午後は徳間ホールで『ナインスゲート』の試写。前半はまずまず面白かったけれど、最後はB級オカルト映画みたいだった。ジョニー・デップはがんばってるけどね。この日は試写1本でおしまい。スーパーで買物して、帰宅してからメルマガの編集とDDIのコンテンツ送付。

4月4日(火)
 午前中に『ナインスゲート』の感想を書いてしまう。午後はFOXで『ボーイズ・ドント・クライ』の試写。先日はひどく混雑していたので少し早めに行ったのだが、まるで嘘のようにガラガラだった。先日のあれは、いったい何だったんでしょうか。映画はまあまあ。主演のヒラリー・スワンクは熱演していて、アカデミー賞にも納得。映画の後はダッシュで渋谷のシネカノン。『ハネムーン・キラーズ』の試写にすべり込む。これも実話をもとにした犯罪映画で、今日は実話ものの2本立て。映画としては『ハネムーン〜』の方がよくできていると思う。簡単に食事して、同じシネカノンでケヴィン・スミスの『クラークス』を観る。まあ、こんなもんか。
 帰宅してdigitalian.comの原稿を書いていたのだが、うまくまとまらない。残りは明日だ。寝る前に「書物としての新約聖書」を少しずつ読んでいるのだが、遅々として進まないなぁ。毎晩数ページ読むと眠くなって寝てしまう。

4月5日(水)
 午前中に昨日観た映画の感想を書くが、『クラークス』の分が少し残る。午後はシネカノンで中川信夫の『地獄』。う〜ん、わけがわからん映画だ。強烈。JRで五反田まで出て、KSSの試写室で石井隆の新作『フリーズ・ミー』を観る。観ていて非常に不愉快な映画だった。演出云々ではなく、僕はこの監督の女性観が受け入れられないようです。熱心なファンは逆にそれがいいんでしょうけど、僕はまったくダメでした。観ていてムカムカしてきてしまった。
 最近仕事らしい仕事がない。やばいなぁ。今月もそうだけど、来月は現金収入がほとんどないぞ。多少は営業活動をしないとまずいかなぁ。誰か仕事ください(笑)。笑い事じゃないんだけど。

4月6日(木)
 春眠暁を覚えず。最近は本当に眠い。朝起きるのがちょっと辛いが、それでも8時前には起きる。午前中に図書館に行って、落語のCDなどを借りてくる。午後は映画美学校で『サム・ガール』の試写。少しウトウトしかけた。次は日本ヘラルド映画で『エニイ・ギブン・サンデー』の試写。これは前半で完全に意識が遠のいた部分がある。一応カフェインを飲んだりして自衛はしてるんだけど、寝るときは寝てしまう。なんとか眠気を防ぐ方法はないもんだろうか? 夜は渋谷東急で『ロミオ・マスト・ダイ』の試写。こんなもんか……。

4月7日(金)
 午前中に映画の感想を書く。午後から試写に行こうと思ったのだが、何となく身体がだるいので寝てしまった。最近は寝不足気味で調子が悪いという面もある。先週末の二晩続きの飲み会が身体にこたえたらしい。夕方4時頃まで寝て、近所の皮膚科に行く。唇荒れがひどいのと、指に湿疹ができたため。処方箋を出してもらって薬局に寄り、そのまま六本木のGAGAへ。5月公開のSF映画『ウィング・コマンダー』を観たけど、これはつまらない。昼寝をしていたのでさすがに眠りはしなかったけど、最初から最後まで戦闘シーンの連続では、どこにもクライマックスがないのと同じじゃないか。導入部がちょっと面白かっただけで、あとはまったくダメでした。
 講談社現代新書の「悪魔の話」を読み始めた。内容的には資料になるほどの専門性もボリュームもないが、電車に乗っている間の軽い読み物としてはいいかもしれない。ところで本日仕事部屋でゴキブリを発見。今年初のゴキブリに、季節が春になったことを実感する。先週の花見より、ゴキブリの方に季節の移り変わりを実感として感じるとは……。コンバットを買ってこなくては。

4月8日(土)
 午前中に仕事を少しした後、プレス資料の整理を始めたら意外に手間取ってしまった。整理しようとしたのはコピー用紙を閉じた一番簡単なプレス資料だけれど、これがかさばるので、スキャナで読み込んで電子データにしようとしているのだ。MDに録音した志ん生を聞きながら作業していたのだが、時間がかかるの何のって……。結局途中でやめてしまった。また今度、時間のあいたときにやろうと思う。

4月9日(日)
 最近は日曜日ごとにCSに通っている。早起きは辛いが、再来週のイースターには7時半に教会集合と言われて気が遠くなった。日曜日なのに6時半頃に起きなきゃならない。教会から戻って午前中は近所の公園で過ごす。桜が満開。きれいに晴れて汗ばむような陽気だった。昼食にスパゲティ作って食べる。その後は夕方まで昼寝。
 夕方に仕事場に戻り、ホームページの引っ越し作業を開始。途中までファイルを転送したら、パソコンがいきなり落ちてしまいました。時間が遅くなると回線速度も落ちてくるので、残りは明日午前中にやろうと思う。引っ越すのは「映画瓦版」です。無料でサーバ100Mまで貸すという申し出があったので、引っ越しを決めました。ファイル転送が終わったら、バナー広告の出向先などに連絡しなければならない。すべての作業が終わるのは、早くても今月の下旬になりそうだ。
 仕事で『シーズ・オール・ザット』の紹介記事を書いていて気づいたんだけど、この映画の序盤は『マイ・フェア・レディ』というより『イースター・パレード』だな。とびきりの女性に振られた主人公が、それよりはるかに格下の女の子をスカウトして理想のパートナーに仕立てようとする。やがてふたりの間には恋のようなものが芽生えるのだが、それに焼き餅を焼いた元恋人が再び主人公に言い寄ってくるのだ。うりふたつじゃん。でも紹介記事には『マイ・フェア・レディ』と書いておいた。知名度の差があるからなぁ……。

4月10日(月)
 朝6時半頃、突き上げるような振動で目を覚ます。地震だ。東京23区は震度3だったとか。普段ならまだ寝ている時間だが、テレビのニュースを見たりしているうちに目が覚めてしまったのでそのまま起きる。近くのコンビニにでぴあを買って、メルマガの編集作業。最近はメルマガにコラムを入れるようにしたので、そのネタとして借りたままになっていた『世界に轟いた銃声』のサンプルビデオを見る。ビデオを見た後は、関連ホームページなどの検索作業。
 午後は東宝で『名探偵コナン/瞳の中の暗殺者』を観た後、シネカノンで中川信夫の『怪談蛇女』。先日観た佐伯日菜子主演の『蛇女』より、数段きちんとした映画だ。地主にいびり殺された小作人一家が、幽霊になって地主一家に復讐するという定番の怪談。丹波哲朗が出てくるとみんな笑うのはなぜだろう。僕も笑ったけど。夕方から東宝で『サイダーハウス・ルール』の試写を観ようと思ったが、「満員です」と言われて帰る。公開は6月だから、あわてることはないんだけどね。

4月11日(火)
 午前中に映画の感想を書く。午後は東宝で『クレヨンしんちゃん/嵐を呼ぶジャングル』の試写。相変わらず面白い。今回も笑える。泣ける。大人も子供も楽しめる痛快娯楽巨編に仕上がっているぞ。3時半からメディアボックスでジャック・ドワイヨンの『小さな赤いビー玉』を観る。ナチスの迫害を生き延びたユダヤ人少年の物語。派手さはないし、仕掛けで観せるところもない映画だけれど、面白い。帰りに八重洲のアルファランドでHTMLとJava Script関連の本を購入。普段はHotallというホームページ用のエディタを使っているので、最近のホームページ事情にはすっかり疎くなってます。なんだかいろんなことが出来るようになってるんですね。
 映画評ページ「映画瓦版」の移転を終える。新しいアドレスはhttp://kawara-ban.plaza.gaiax.com/です。別のサイトからもコンテンツ移転のお誘いが来た。条件はこちらの方がよさそうだけど、映画瓦版を移転させるには向かないような気がする。ひょっとしたらこの自己紹介ページが移動するかもしれません。
 ところで石原知事の「三国人」発言が問題になっている。僕は三国人という言葉が必ずしも差別語だとは思わないけれど、石原知事の「三国人=不法滞在の外国人/犯罪者」という使用法は間違ってると思うぞ。戦後の日本では中国人や朝鮮人が「三国人」と呼ばれたわけだけれど、彼らは不法滞在していたわけではないし、もちろん全員が犯罪者というわけでもない。それを「三国人=外国人犯罪者」という文脈で使ったのでは、差別だと言われてもしょうがないよ。こういう際どい言葉を使う際は、せめて辞書ぐらい引いた方がいいね。

4月12日(水)
 午前中に映画の感想を書いて、その後図書館へ。落語のCDをまた何枚か借りてくる。蔵書のデータベースで検索したら、中央区の図書館には大量の落語CDがあることが判明。今はいちいちMDに録音しているのだが、これではきりがないかもしれない。
 自転車で隅田川を渡り、午後はソニーで『エリン・ブロコビッチ』の試写。映画の内容はまずまず。今日の試写はこれ1本。帰宅して映画の感想を早速書いてしまい、その後『X-ファイル』のビデオを見る。今回のビデオには日本語の字幕が入っていない。字幕の台本をもらって、それとつき合わせながら見ていた。

4月13日(木)
 朝から「X-ファイル」の原稿を少し書く。その後、11時頃から銀座にある某洋画配給会社に出かけて、新しく作るウェブサイトについての簡単なオリエンテーションと打ち合わせ。半分は「この夏の話題作は?」などと雑談してましたけど……。ウェブサイトを作ることになるのは間違いなさそうだけど、それが僕の仕事とどう関わってくるかはわからない。ライターとして参加するかもしれないし、企画だけで終わるかもしれない。企画も最初のアイデアだけで終わって、具体的な作業には関わらないかもしれない。まだまったく未定。
 午後はGAGAで2本立て。1本目は広田レオナが初監督した『DRUG GARDEN』というビデオ映画。広田レオナがドラッグクイーンとドラッグ中毒のモデルと同居しているという、ダジャレ的な発想の映画。資料を見てもタイトルを見ても、脚本家の名前がクレジットされていない。たぶん途中で脚本家が「たのむから私の名前をはずしてください」と言い出したに違いない。かなりデタラメな映画になっている。でもこういうのが好きな女の子はいるかも。ちょっと不気味で、ちょっと可愛くて、ちょっと不思議で、夢があってメルヘン風で、相当グロテスクで、しかも現代風俗を切り取るジャーナリスティックな視点もあるという怪作。映画のあとで簡単に食事をして、2本目はデンゼル・ワシントンがオスカーにノミネートされた『ザ・ハリケーン』。最近流行の実話もの。これはワシントンがオスカーにノミネートされたのが納得できる熱演ぶり。しかしノミネートが彼だけだったのもうなずける映画の仕上がり。いい話なんだけど、本来なら泣けるべきところで泣けない弱さがある。どこかに下手なところがあるんだろうな。
 六本木から渋谷までバス移動して、シネクイントで『チューブ・テイルズ』の試写。1時間半の間に、地下鉄をテーマにした9話の短編映画が連続するオムニバス作品。なにしろ1話10分だからテンポがいい。どのエピソードもそこそこ面白い。でも10分だからどれも一発芸か小話の世界。それがまた面白い。最後のエピソードは例によって聖人伝などを知っていると面白いけど、普通の映画ファンは「なんだ、あの映画のマネじゃん」と言って済ましてしまうんだろうなぁ……。帰宅したのが遅くなったので、例によって夜は映画の感想を書けずに終わる。
 現在読んでいる本は、山田晶の「アウグスティヌス講話」。これは面白い。前に読んでいた「悪魔の話」がつまらなかったので、それを一気に挽回した感じがする。「書物としての新約聖書」はまだ3分の1ぐらいしか読んでいないけれど、ユダヤ戦争に負けてユダヤ人が世界に離散したという話を嘘だと決めつけるくだりは痛快。僕は読んでいて目からうろこが落ちました。なるほど、言われてみればそうなのです。バビロン捕囚の例があるから、ユダヤ戦争の後にユダヤ人が世界中に散っていったというイメージを持ってしまう。でも実際はそんなことあり得なくて、ユダヤが滅んだ後もユダヤ人は現地に定住していた。彼らの子孫が現在のパレスチナ人だという。

4月14日(金)
 午前中に昨日観た映画の感想を書くが、『チューブ・テイルズ』の分が残る。午後は徳間ホールでゴダールの『映 画 史(第1部)』の試写。全8章のうちの前半4章を上映するが、前説があったり途中に休憩が入ったりで、終わった時間は3時45分頃。4時からイマジカで『ジュブナイル』の試写を観ようと思っていたのだが、これではまったく間に合わない。あきらめて秋葉原へ。石丸電気で「手塚治虫の旧約聖書物語」の9巻目を見つけて購入。1〜8まではサンプルでもらって持っているのだ。でも全部揃えても、たぶん見ることはないと思う。
 帰宅して『チューブ・テイルズ』の感想を仕上げる。ホームページのデザインをまたまた少しずついじり始めてしまった。気になり出すときりがないのだが、ついついやっちゃうんだよね。そうこうしているうちに夜が更ける。

4月15日(土)
 外は雨。午前中に某サイトから依頼されていた『サマー・オブ・サム』の紹介記事を入稿。本当は昨日入れるはずだったんだけど、少し遅れてしまった。「X-ファイル」のストーリー紹介を書き上げる。残りは総論と2話分の解説のみ。身体がだるい。寝不足だろうか。などと考えながら昼からまたベッドで寝てしまう。起きたら4時頃。多少は楽になったかなぁ。新潟Week!のコラムに『クレヨンしんちゃん』の原稿を入れる。4月末から5月頃の映画ばかりが続いているけれど、6月以降の映画はいったいどうなってるんだかさっぱりわからない。
 今日と明日で仕上げなくてはならない原稿が多いのだが、何となく仕事をしたくない気分になっていて作業がまったくはかどらない。仕事が嫌になった積極的な理由というのは特にないんだけど、一種の倦怠感なんだろうな。明日の午前中はまたCSなので、今日の夜と明日の午後しか仕事の時間はない。それだけあれば十分に間に合う仕事量なんだけど、何となくかったるいんだよなぁ……。

4月16日(日)
 朝はCS。一度帰宅してから近所で昼飯を食う。この時ビールを飲んだのがまずかった。少し横になろうと思ったとたん、気づいたら6時。夕食食べて仕事場に戻り、『X-ファイル』の解説を書き始める。BOXセットの最初の巻というのは、解説が書きづらいんだよなぁ。何しろそのシーズンがどんな展開になるのかさっぱりわからない。今回の第7シーズンは「これで『X-ファイル』が終わるかも」と言われていて、その結論がなかなか出ないのではっきりしたことが書けない。しょうがないから、今回は主演ふたりの最近の映画出演作などについてお茶をにごす。

4月17日(月)
 午前中にメルマガの編集とDDIのコンテンツ送信。午後は京橋で『人狼 JIN-ROH』を観た後、東銀座で『アウト・オブ・タウナーズ』を観る。前者のアクションシーンはなかなか。後者はまったくダメ映画。
 夕食はアサリの和風スパゲティ。メンズウォーカーの編集部から電話があり、水曜日にインタビューの仕事が入ることになった。試写のスケジュールを少し変更する。

4月18日(火)
 午前中に映画の感想をまとめる。午後は京橋で『ハンネス、列車の旅』からスタート。列車マニアの中年男が旅の途中で知り合った女性と恋に落ちるという、ドイツ製のロードムービー。ちょっとほのぼの系。ほのぼのしすぎていて、途中で不覚にもうつらうつらしてしまった。2本目は渋谷で中川信夫の『女吸血鬼』。かなり笑わせていただきました。「カックン」には参った。試写室は満員だったが、皆さんよく笑います。映画が終わったときはじつに和やかな雰囲気に包まれていました。夕方からはお台場のシネマメディアージュで『ジュブナイル』の完成披露試写。和製『ET』みたいな映画かと思ったら、結構面白いじゃないか。子供だましではない子供向き映画で、僕はかなり好感を持ちました。
 「アウグスティヌス講話」を読み終わってしまったので、急遽、講談社現代新書の「教養としてのキリスト教」を購入。'65年初版の本だけど、ちょっと目を通した限りではバランスの取れた内容になっている。資料としてエルサレム聖書を使っているのがいいのかも。聖書といえば、ずっと欲しかったのが文語訳聖書。先日教文館に行ったら、詩編つきの文語訳新約聖書が出ていた。これは日本語聖書としては定評のある大正訳。その場では買わなかったけれど、近日中に買うだろうと思う。場合によっては、文語訳聖書で聖句を引用したいこともあるしね。

4月19日(水)
 午前中に昨日観た3本の映画の感想を書く。午後は3時半から天王洲アイルのホテルで鈴木光司のインタビュー。これの締切も今週中。なんだか今週はひどくタイトなスケジュールになっている。締切が重なるなぁ。
 帰りに秋葉原に行って、マクロメディアのDREAMWEAVERとFIREWORKSのパッケージ製品を購入。また余計な出費が増えてしまった。帰宅して少し触ってみたけど、高機能なのは確か。でも高機能すぎて、しばらくは何をどうしていのか戸惑いそうだ。とりあえずDREAMWEAVERのチュートリアルだけはやってみた。

4月20日(木)
 午前中にdigitalians.comの原稿を書く。どうも調子が出ない。午後は3本の試写を予定していたのだが、すべてお休みして(フリーだから勝手に休めるのだけれど)、少し横になることにした。夜7時過ぎに起き出して、メンズウォーカーのインタビュー記事をまとめる。入稿して編集のOKが出たのが夜中の2時。いや〜、昼寝をしておいてよかったよ。でも編集者も大変だなぁ。その後「書物としての新約聖書」の続きを読み始める。ひどく退屈な写本と正文批判の章を乗り越え、いよいよクライマックスの翻訳聖書の章に突入。止まらなくなって3時半まで起きてました。

4月21日(金)
 徹底的に面倒くさくなって、今日の試写もさぼることにした。といっても、後日行くんだけど。午前中に散髪に行って、ぼさぼさになっていた髪を切る。雨が降っていたのでいつも行く床屋ではなく、近所の床屋で済ませた。髪型も今回はちょっと変えてみました。短くするのをあきらめたのです。
 午後は新幹線で熱海に移動。例年は大森のニフティ本社で行われるシスオペサミットが、今年は熱海のホテルで開かれることになったのだ。サミットは土曜だが、ニフティが前夜からの泊まりをセットしてくれたので、温泉と酒と白熱する議論が翌朝4時頃まで続く。もっぱら聖書研究フォーラムのシスオペと話をしてました。

4月22日(土)
 未明の4時頃に寝床に入ったのに、同室の人たちが6時頃からムクムクと起き始めて、僕もあきらめて7時頃には起きあがった。眠気覚ましに風呂に入り、7時半頃から食事。チェックアウトまで時間があるので、カメラを持って海岸を少し歩いた。有名なお宮の松も、せっかくの機会だから見てきました。
 11時からのサミットも、1時からのパーティーもあっという間におわり、新幹線で帰京。帰りは聖書フォーラムのサブシスと隣り合わせ。東京駅を出てから八重洲ブックセンターで文語訳の新約聖書を購入。部屋にたどり着いてからシャワーを浴び、倒れ込むようにして夜8時頃まで眠る。起きて夕食食べて、10時過ぎにはまた寝てしまう。

4月23日(日)
 前日は昼寝もしたし夜も早かったせいか、朝は6時半頃目が覚める。CSのイースター礼拝が8時から日比谷公園で行われるので、7時半頃家を出てほとんど無人に近い街を自転車で突っ走る。日比谷公園は「アースデイ2000」とやらのイベントで、露天が出たりして混雑していた。礼拝は本来予定していた噴水前を少し離れた場所で行われました。礼拝の後、振る舞われたサンドイッチと牛乳で朝食を取り、イースターエッグをいくつか貰って帰宅。仕事部屋に戻って、フォーラムのスタッフにシスオペサミットの報告など。

4月24日(月)
 午前中はメルマガの編集とDDI用のコンテンツ送信。午後はUIPで『ムッソリーニとお茶を』を観るが、これが大傑作。第二次大戦中のフィレンツェに残ったイギリス人とアメリカ人の婦人たちを主人公にしたドラマで、テーマ的には反戦ドラマの一種だろう。美しいフィレンツェの風景をたっぷり見せながら、その中で戦争によって引き裂かれていく人間関係や、試練によって逆に強められていく人間同士の絆を描いている。何ヶ所かで思わず涙ぐんでしまいました。2本目はシネカノンで『女性上位時代』。'68年にイタリアで作られたカトリーヌ・スパーク主演のセックス・コメディ。とにかくファッショナブル。イタリアはデザインの国でした。あ、今回は期せずしてイタリアものが2本並んだ。
 試写室を出たら雨。東急本店の前から駅までバスが出ているのでそれに乗ったら、道が混んでいて駅まで40分近くかかってしまった。こんなことなら歩いた方がはるかに早かった。6時から新宿で芝居見物をする予定だったんだけど、とても間に合わないので今回はあきらめることにした。途中で銀座の教文館によって、新しく出た「新共同訳・新約聖書略解」を購入。5500円+税也。特に頻繁に使うものではないと思うけれど、聖書のベーシックな解説書として手元に置いてあると便利なもの。

4月25日(火)
 昨夜早めに寝たせいか、今朝は7時前に目が覚めてしまった。午前中は昨日観た映画の感想をまとめる。あっという間に片づけて「書物としての新約聖書」を読み始めたのが悪かった。長い間格闘してきたこの本もいよいよ終わりに近づいて、いよいよ佳境に入ってきた。こうなると、読み始めたらもう止まらない。午後はゴダールの『映 画 史(第2部)』の試写があったのだが、面倒くさくなってさぼってしまった。第1部があまり僕の肌に合わなかったせいもあるけど……。そんなわけで3時頃まで部屋にいた。
 夕方は僕のテレビ出演(そんな話がなぜか来た。実現するかどうかはまだ未定)の件で、市ヶ谷の代理店まで出かける。出かけたのはいいけど、これは担当者との顔合わせだけで、用件は5分ぐらいで終わってしまったよ。夕方からはイマジカで『ミッション・トゥ・マーズ』の試写。これは現代の『2001年宇宙の旅』であり『未知との遭遇』であり、さらに言えば『惑星ソラリス』『アルマゲドン』『アポロ13』『ライト・スタッフ』『スフィア』『コンタクト』『アビス』などの映画からいいとこ取りをしたような作品だ。新鮮さは全くない。かといって定番作品としての安心感もない。本格SFを狙いながら、ありがちなイメージの多用でセンス・オブ・ワンダーを見失ってしまった映画だと思う。
 夜10時過ぎにファックスが入る。フランス映画社から『映 画 史(第2部)』の緊急追加試写のお知らせ。ああ、こりゃやっぱり観に行かなきゃならないみたいだな……。今回は特に積極的な理由(他の試写とかち合ったとか、別の仕事とぶつかった等)もなしに試写をさぼってしまったので、何となく気がとがめていたんだよね。追加試写の知らせは渡りに船でした。

4月26日(水)
 昨晩ついに「書物としての新約聖書」を読了。いや〜、楽しい本だった。久しぶりに読書の面白さを満喫させていただきました。現代聖書学への入門書としてもよくできているし、ただ単にさまざまな学説を紹介するだけでなく、著者本人が納得できない学説を批判したり、学者として許容しがたい意見を反駁する姿勢はなかなか痛快。言葉の言い回しも軽妙で、まるで手練れのエッセイを読んでいるような趣もある。8千円という定価にはびっくりしましたが、それだけの価値がある本でした。これで厚い本を1冊片づけたので、次は同じぐらい分厚い「国民の歴史」を読もうと思っている。これも自宅用。
 午前中は昨日観た映画の感想をまとめ、その後「X-ファイル」の解説の校正。午後は映画美学校で『五月の雲』というトルコ映画。その後ソニーで『月』の試写を観る予定だったのだが、雨降りで自転車が使えず、地下鉄と徒歩で聖路加タワーまで歩いたら見事に少し遅刻してしまった。来月も試写があるという話なので、今回は観ないで一度帰宅。8時過ぎに再度部屋を出て、GAGAで『ゴッド and モンスター』の試写。
 この映画はWOWOWで放送されたのを録画して見ているのだが、フィルムで観ると感動もひとしお。この映画はまだ公開時期も劇場も決まっていないのだが、ビデオも発売され、衛星でも放送されてしまった今になって、それでもなんとか劇場公開したいというのがそもそも無茶苦茶な話なのだ。でもいい映画だし、GAGAが配給権を持っていて、字幕入りのきれいなプリントもあるんだから、このまま倉庫で寝かせておくのももったいないよね。単館でレイト公開するような作品は、普通その後のビデオ発売とテレビ放送権でもとをとるようにできている。ところがこの映画は先にビデオもテレビも出ているのだから、今から劇場公開しても赤字になるだけだもんなぁ。公開する際には、僕も応援に一役買いたいと思っているけれど……。

4月27日(木)
 午前中に新橋の徳間ホールで『映 画 史(第2部)』の試写。やっぱりこれは僕向きの映画ではないなぁ。一度帰宅してから3時過ぎにまた徳間に行くつもりだったのだが、3時半からだとばかり思っていた試写が3時からだったと知って「こりゃ間に合わない」と諦める。諦めたらどうするか? それは寝るのだ。
 夕方から東宝で『サイダー・ハウス・ルール』の試写。4月の最終試写ということもあってひどく混んでいたが、僕は30分ほど前に到着して楽々座ることができた。以前一度、満員ではねられているからね。映画は面白かった。その後新宿に移動し、アイマックスシアターで『エイリアン・アドベンチャー』という3D映画。これは期待はずれだった。
 ホームページの広告位置を少し変えてみる。これで多少はクリック率が変わるかな?

4月28日(金)
 観た映画の感想を書かずにため込んでいるのだが、体調もあまりよくないし、他の原稿の締切もあるしであまりはかどらない。今日も午前中に2本の感想を書いたが、『ゴッド and モンスター』の感想なんて、まるでピントはずれもいいところなので後日書き直すことになると思う。眠くってまるでダメ。身体もだるい。午前中にはメンズ・ウォーカー用にも原稿を1本入稿。
 午後はフォックスで『クローサー・ユー・ゲット』というアイルランド映画。神父がなかなかいいキャラクターになっていて、ちょっと感動してしまいました。コメディですけどね。2本目は徳間ホールで『アイスリンク』というフランスのコメディ映画。映画を作る話なので、映画ファンにとっては楽しい映画だと思う。
 ホームページのバナー広告の位置を少し変えてみたのだが、クリック率は確かに2倍ぐらいになった。ただこれはYahoo!のGW映画特集のおかげで、新しい訪問者が増えたせいかもしれない。少し長い目で様子を見ないと、はたしてバナー位置の変化による成果かどうかは判断が難しい。

4月29日(土・みどりの日)
 溜まりに溜まった映画感想文を一気に片づけ、新潟Week!の原稿もメールで入稿。これに夕方までかかった。午後に借りていたCDを返却しようと図書館に行ったら臨時休館? 今日が祭日だという自覚がまったくないから、こういうヘマをやる。ヘマついでに言えば、CDを返却ポストに入れればいいのに、そのまま持ち帰ってしまったのも間抜けだった。
 どうでもいいけど「みどりの日」という休日名はやはり間抜けだ。もとは昭和天皇の誕生日だったのをそのまま残したんだから「昭和の日」とでもしておかなければ、休日の由来が忘れ去られてしまうではないか。まぁ連休には「国民の休日」というわけのわからないものもあるから、みどりの日ぐらいでごちゃごちゃ言っても仕方ないのかもしれない。明治天皇の誕生日(明治節)は文化の日だけど、そんなことほとんど忘れられているのかもしれないし……。

4月30日(日)
 午前中はCS。たまには礼拝にもと思ったが、結局そのまま帰ってきてしまった。
 仕事量と収入から考えるに、来月以降は相当に貧乏暮らしになることが予想される。どの程度の効果があるのかわからないが、ホームページにはどんどんバナー広告をくっつけることにした。多少うっとうしいかもしれませんが、他に収入のあてもないのでご了承ください。何しろホームページはそれ自体では一銭の収入にもならないので。もっともバナー広告ぐらいじゃ、僕の財政状況に対しては焼け石に水なんだけどね。読者がクリックしてくれるのを黙って待っているしかないわけだし、どんな広告が配信されるかも他人任せ。あまり積極的な態度とは言えないね。やはり本職の物書きで何とかする算段を付けないとなぁ……。ここ数ヶ月は綱渡りのようなお金のやりくりをしているので、なんとかそういう状況からだけは脱出したいんだけど。難しいね。



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