6月1日(木)
午前中から『M:I-2』の試写を観るためイマジカへ。内容はまあまあだと思いました。『フェイス/オフ』と比較するとジョン・ウー映画特有の男泣き度は低いかもしれないけれど、これは企画が先にありきだからしょうがない。あまり物語の枠組みそのものを変えるわけにもいかないしね。午後は渋谷で邦画インディーズを2本。『だれも知らない夏の空』はシンガーソングライターを目指す姉妹のロードムービー。『ランデブー』は若い男女が夜の街をうろつき回る一夜のお話。どちらもあまり好きになれなかった。
帰宅して『M:I-2』の感想だけを先に書いてしまう。残りは明日。テレビ番組用の材料を少し揃えたところで寝る。
6月2日(金)
午前中にテレビ番組用の粗原稿を担当者にメールで送ってしまう。午後は俳優座劇場で『日本の熱い日々/謀殺・下山事件』の試写。ニュープリントらしく、画面はピカピカです。今日はこの映画だけでおしまい。
何となく身体がだるいので、帰宅して夕食をとってから寝てしまう。9時半頃に起きたら、宅急便が届いた。(ずいぶん遅くまでご苦労様。)同文書院から「田崎真也のワイン・シアター」が5冊届く。今年の春に1ヶ月ぐらいかけて原稿をリライトさせられたワインと映画についての本です。原稿料は安かったけど、出来上がった本は立派。最近はどこの本屋に行っても平積になっている。売れてるのかなぁ。僕は映画監修という偉そうな、それでいてギャラの安い立場で参加しました。僕がリライトしたものをさらに田崎さんがリライトしているので、僕が読むとところどころに肯けないところもある。
6月3日(土)
朝からテレビ番組用の原稿作り。他の仕事をすべて前日までに済ませていたので時間的には余裕があるが、単調な作業で少し退屈。昼頃、借りていたCDを返しに図書館へ。かわりにまた数枚のCDを借りてくる。ついでにスーパーで買物。帰宅して食事の後もまた仕事。夕方に少し外出して花屋に出かけたりする。帰宅してまた仕事……。休日というのは、仕事と食事と簡単な外出ぐらいの単調な時間になってしまう。
コーエン兄弟の『ブラッド・シンプル』の試写状が来たけど、これは凝りすぎ。厚紙を表紙にした小さなノートのような形になってます。厚さが1センチぐらいある。かさばってしょうがない。
金魚が1匹病気になったようで、水槽の中でプカプカ浮かんでいる。腹がふくらんでいて、潜ってもすぐに水面に浮かび上がってしまうのだ。しばらく観察していたんだけど、どうにも様子がおかしいのでその1匹だけを洗面器で薬浴させることにした。ついでに水槽の水も少し入れ替える。生き物は何かと手間がかかるけど、それが面白い。
6月4日(日)
どういうわけだか朝5時頃に起きてしまう。蒸し暑いので窓を開けたりしてバタバタしていたらすっかり目が覚めてしまったので、朝早くから仕事をすることにする。月曜以降にやるつもりだった原稿を片づける。9時過ぎに部屋を出て近所の小学校の運動会を少し見物し、そのまま教会へ。銀座で昼食とったあと、新宿で映画フォーラムのスタッフ打ち合わせ。一段落したところで居酒屋に流れて8時過ぎまで打ち合わせと雑談。
6月5日(月)
午前中にメルマガの編集その他、毎週恒例の仕事を済ませてしまう。午後はアップリンクで試写を観る予定だったのだが、家を出るのに手間取って間に合いそうもなくなったため断念。あそこは駅から遠いので、40分前には家を出ていないと間に合わないような気がする。シネカノンなら30分前でギリギリ間に合うんだけどね。代わりになる他の試写も探したのだが適当な物がなく、しょうがないから部屋でごろごろしていた。1時間ほど昼寝。3時前に部屋を出てGAGAで林海象の『LOST ANGELS』を観たが、これが猛烈につまらない映画だった。もともと僕は林海象監督と相性が悪いんだけど、それにしたってこれはないだろう。簡単に食事をし、気を取り直して松竹の試写室で『ミュージック・オブ・ハート』。ウェス・クレイブンが非ホラーの演出に挑戦し、しかもそれが感動的な実話だという意外性。内容は『陽のあたる教室』と『オーケストラの少女』を足して水で割ったような話だけれど、これが実話だというのがすごい。ドキュメンタリー映画の映画化なんだよね。
松竹から歩いて帰る途中、月島の商店街で蚊取り線香を買ってきた。蚊よけ効果がどの程度のものかは知らないけれど、僕は蚊取りマットや液体蚊取りより、断然昔ながらの蚊取り線香が好き。この匂いをかぐと、それだけで夏が来た感じがする。帰宅したら留守電が入っていて、明日はテレビ番組用のナレーション録りに僕も参加するらしい。声だけですがテレビ・デビューです。地方ローカルの番組だから、東京じゃ見られないんだけどね。
6月6日(火)
午前中は映画の感想を書く。晴れていたので今日は自転車移動。午後はメディアボックスで『海のオーロラ』を観るが、「テレビ局が自前で作った3DCG映画」という以外には何の意味もない映画だと思う。そのまま銀座ビデオテックに移動して、テレビ番組の音入れ作業。一言二言コメントすればいいのかと思ったら、番組全編に渡ってプロのナレーターと掛け合いに加わってます。3時過ぎにスタジオ入りして、終わったのは夜の11時半頃。夕食にハンバーガーを1個食べただけでこの長時間労働はきついなぁ……。
帰宅したら『岸和田少年野球団』のビデオが届いていた。夜のうちに見ようとも思ったのだが、時間が遅かったので後回し。週末に見ることになるのかな。
6月7日(水)
午前中に『海のオーロラ』の感想を書く。酷評になってしまった。午後は松竹の試写室でジャン・コクトーの『オルフェ』と『美女と野獣』の2本立て。1時半からの試写なのに、1時からだと思って早めに着いてしまった。試写が終わった後、自転車で御成門まで出てテレビ番組の打ち合わせ。8時過ぎに終わって戻ってくる。帰宅途中に簡単に夕食。仕事部屋で『岸和田少年野球団』のサンプル・ビデオを見る。
6月8日(木)
午前中は映画の感想を書いたり、洗濯をしたり、いろいろ。午後は新宿でメンズ・ウォーカー誌のライターと編集者が集まって食事会。僕は田舎者なのでホテルの場所がわからず、ウロウロしていてだいぶ遅刻してしまいました。ホテルの中にある和食の店の個室がとってあったのですが、非常に静かで、まったく盛り上がらない。真っ昼間だから誰もアルコール類を口にしないし、当然僕も飲まなかった。料理は美味しかったけど、なんだかもったいなかったなぁ。解散した後は新宿の紀伊国屋に行って、ニフティ裁判についてまとめた「反論/ネットワークにおける言論の自由と責任」という本を買ってくる。「国民の歴史」も残すところ数章なので、その後はこれを読むつもり。
夜は徳間ホールでジュード・ロウ主演の『クロコダイルの涙』。異色のヴァンパイア映画でとても面白いんだけど、最後のオチがいまひとつよくわからなかったなぁ……。
6月9日(金)
関東地方も梅雨入り。午前中に『クロコダイルの涙』の感想を書いてしまい、午後は新宿でうち合わせ。例によって「ホームページの製作支援をしたい」という会社が現れたのだが、先方には具体的な企画がまったくない。「サーバを提供します」「独自ドメインを取得できます」というのは、今の僕にとってまったく何の魅力もない話なのだ。
4時から五反田で『ひまわり』の試写。試写状に上映時間が書いてなかったのだが、何と2時間1分もある長編。6時半から新橋で『ブラッド・シンプル』を観ようと思っていたのだが、これじゃ間に合わないじゃないか。しょうがないから今日は『ひまわり』1本でおしまい。帰り道に銀座の教文館に寄るが、これといった収穫はなし。
6月10日(土)
最近は朝目が覚めるのがやたらと早くなっている。蒸し暑いので窓を開けっ放しで寝ると、そこから朝日が射し込んで目が覚めてしまうという面もあるんだけど、ここ数日は朝の5時とか6時に目が覚める。まるでジジイだ。今日も6時前には目が覚めて、食事の後は仕事をいくつか片づける。さすがに週末は疲れているので、昼前から少し昼寝をしたけど……。
「国民の歴史」を読み終わったので、いよいよ「反論・ネットワークにおける言論の自由と責任」を読み始める。数年前に起こったニフティの現代思想フォーラムでの訴訟事件を扱った本で、報道などで間接的にしか知ることのなかった事件の詳細を克明にレポートしてあって面白い。同じ頃には僕も参加していた映画フォーラムでも大騒ぎがあって、シスオペがフォーラムの運営を放り出してしまうということがありました。(現在の映画フォーラムは前のフォーラムが閉鎖された後、洋画フォーラムとして新設され、後に映画フォーラムに改名したものです。会員の連続性はありますが、運営の連続性は皆無です。)当時のフォーラムやニフティの雰囲気を知っているので、この本はすごく面白い。同時にすごく懐かしい。ニフティのフォーラムがあれほど熱かった時代は、もう二度と訪れないのでしょうね。今はインターネットがあるから、あれほど煮詰まった自体はなかなか起きないと思う。
「反論」に登場する事件は、フォーラムが仲間同士の集う小さな“村”からネットワークという“社会”に変化していく過程で現れた。でも今は再びフォーラムが“村”に戻ることが求められているような気がする。インターネットという巨大な“社会”の中でニフティのフォーラムが独自性を持とうとすれば、そこには小さな“村”としての強烈な個性が必要だと思う。そのあたりは、パソコン通信歴の長い人にはなかなかわからない。一番わかっていないのは、たぶんニフティそのものなんだろうね。
6月11日(日)
朝から雨。なんだか肌寒い。午前中はCSに行って、その後は銀座界隈をぶらぶら。帰宅して昼食の後は少し昼寝。その後もほとんど部屋の中で過ごす。銭湯に行ったぐらいかなぁ……。今日はいつもの調子で半袖シャツだったんだけど、上着を着て行動すべきだった。本当に寒い。
6月12日(月)
午前中はメルマガの編集作業。午後は渋谷で『チェコアニメ映画祭2000』と、オーストラリア製ホラー映画『Cut/カット!』の試写。前者は少しウトウトし、後者はかなり退屈だった。簡単に食事した後、京橋で『金髪の草原』を観る。これはわりと面白かった。気になるところも少しあるけど、評価は好みの問題かも。映画の後でFAXの感熱紙とクリアファイルを買って帰ってくる。ひどく重たい。
昨夜のうちに「反論」を読み終わり、移動中の読書でも「人はなぜ宗教を必要とするのか」を読了。今夜からはまた新しい本を読み始めることにする。とりあえず「新約聖書外典」と「魔女とキリスト教/ヨーロッパ学再考」かな……。今年中に旧約聖書をすべて読むことも考えているのだが、いったいいつになることやら。ユイスマンスの「彼方」も買ったきり放り出してある。これはいつでも読めると思うけど。
6月13日(火)
午前中に映画の感想を3本分書いて、ホームページを更新。午後はGAGAで『スパイダーズ』の試写。ビデオ発売でも構わないB級モンスター映画だと思っていたら、最後の最後にとんでもない事態が発生して興奮。これを劇場公開しようとする配給会社の英断に拍手。上映時間1時間半のうち、1時間15分はつまらない映画だが、最後の15分でそれがすべて帳消しになる。渋谷に移動して『あんにょんキムチ』というドキュメンタリー映画。在日コリア三世が、突然自分の中の血に目覚めてしまうという話。いろいろ考えさせられる。3本目は京橋で『カノン』。あの『カルネ』の続編だ。相変わらず病んだ話だなぁ……。
突然だが単体露出計が欲しくなった。渋谷のカメラ屋で下見をしたのだが、これはちょっとしたコンパクトカメラより高いぞ。露出計があるからといって写真を撮る機会が増えるとも思えないし、僕が撮るスナップ写真程度ならカメラ内蔵のTTL露出計で十分なんだけどね。OM-4のマルチ・スポット測光があれば、たいがいの場面で困ることはないし。ただ僕は趣味として写真を撮るのだから、撮影手順が煩雑で複雑になればなるほど手が掛かって面白いという面もある。さすがに今から写真の現像や引き延ばしに手を出すような余裕はないけれど、撮影それ自体をもっと楽しみたいのだな。露出計を使ってマニュアル撮影するというのも、ひょっとしたらすごく楽しいかもしれない。
6月14日(水)
午前中に前日観た映画の感想を書き、テレビの仕事も少し手を着ける。午後は『サウスパーク』を観ようと思っていたのだが、部屋を出るのが少し遅れたため、地下鉄のホームに着いてから間に合いそうにないと判断した。部屋に戻るのもしゃくなので、そのまま地下鉄に乗って池袋へ。ビッグカメラでプリンタのインクと、外付けのPC-CARDリーダー・ライターを購入。すべてビッグカメラのポイントカードを利用したので、現金の支出はゼロ。インクは消耗品だし、ある意味では商売道具。カードリーダーは、小型ワープロとパソコンのデータ受け渡しに使う。今まではずっとワープロ外付けのフロッピーを使っていたのだが、これはかさばるし、いちいちAC電源を付けなければならない面倒くささがある。カードリーダーがあればその点は楽々だ。帰宅してから早速ソフトをインストールしてみたが、なかなか快適なものだ。これで来週のフランス映画祭でもワープロが活躍することになる。ちなみに使っているのはNEC製の小型ワープロ「文豪ARDATA(CA-2000T)」だ。数年前に購入したものだが、単三電池4本で、3,4日はバッテリー切れと無縁。これを使っていると、ノートパソコンなんて馬鹿馬鹿しくて持つ気になれない。どうせ外じゃメールもインターネットもやらないもんね。3時半からは徳間ホールで『ステューピッド・イン・ニューヨーク』。う〜ん、あまり面白いとは思えないなぁ。
冷蔵庫がほぼ空っぽなので帰りに何か買物をしようとも思ったのだが、雨の中を荷物持って歩くのが面倒なのでやめる。夕食はジャガイモをオリーブオイルでフライにしたけど、それなりに美味だった。
6月15日(木)
午前中に昨日観た『ステューピッド・イン・ニューヨーク』の感想を書いてしまう。なんかピンとこない映画だったので、感想もまたピンとこないものになっている。まぁこんな日もある。気分直しに近くまで買物に出て野菜をドッサリ買う。映画評の仕事を少し片づけようと思ったのだが、時間がないので後日回し。
午後はアップリンクで『ポール・ボウルズの告白』というドキュメンタリー映画。ボウルズに興味がある人には面白いのかも。僕にはよくわからなかった。ドキュメンタリー映画は作り手の持っている問題意識と、観客側の問題意識がどこかで接点を持たないと退屈でしょうがない。この映画に関して、僕は作り手と接点が持てなかったようだ。3時半からは銀座の東映で『女侠・夜叉の舞い』。主演の妃今日子というのは、V6の森田(だったっけ?)にレイプされたと告発したタレントですね。映画の後で偶然「噂の真相」を立ち読みしていて、なるほどと思った次第。映画はひどいものでした。いっそのことギャグにすればいいのに……。夕方6時半からヤマハホールで『英雄の条件』。これは日本人にはまったく受け入れられない映画だろう。頭では話が理解できても、皮膚感覚で「軍隊」の存在がわからないと、この映画に対していかなる共感もできないと思う。
今日はフランス映画祭の予行演習にワープロを持ち歩いてみたのだが、途中でリチウム電池が切れてしまった。こういうトラブルがあるから、時々しか使わない携帯端末は信用できない。結局今日は何もせずに、ワープロはカバンの中の重石になってました。なんだかひどく疲れたのは、ワープロの重みのせいだろうか。
6月16日(金)
午前中に依頼されていたWEB用の映画評を入稿し、前日観た映画の感想もまとめる。晴れていたので午後は自転車移動。まずは浜松町のワーナーで『サウスパーク』。これは本格的なシネ・ミュージカルではないか。歌と踊りが盛りだくさんで嬉しい。挑発的ではしたないけど下品にならないのは、ミュージカルという型にはめたからでしょうね。2本目は京橋の映画美学校で中田秀夫の新作『カオス』。前半から中盤まではじつに面白い。終盤の煮詰まっていく感じがもう少し出ると、傑作なんだろうけどなぁ。3本目は同じ試写室で『議事堂を梱包する』というドキュメンタリー。クリスト&ジャンヌ=クロードという現代美術のアーティストが、ベルリンにある旧国会議事堂を巨大な布で梱包するまでを追いかけたドキュメンタリー映画。これは今日観た映画の中で一番面白かったし、今年観たドキュメンタリー映画の中でも一番面白かったし、今年観たすべての映画の中でもベスト10に入るであろう作品。準備が着々と進んでいくと、観ているこちらまで血が騒ぐ。梱包作業が完成したときには、言いようのない感動を味わってしまった。一般の映画館で上映されないのがもったいない。9月に赤坂の国際交流基金フォーラムで、わずか9日間の上映とは。
6月17日(土)
来週の後半はフランス映画祭でつぶれてしまうため、今週末は来週の分もまとめて原稿を入れてしまう。そんなわけで、今日の午前中はいつもより少しばかり仕事の多い週末になった。外は選挙の宣伝カーがうるさいのだが、25日の投票日はフランス映画祭で朝から晩までパシフィコ横浜だぞ。不在者投票をしない限り、今年の選挙は棄権だな。まぁ、選挙は基本的にいつも棄権しているから構わないんだけど……。話のタネに不在者投票というものをしてみるという手もあるかもしれないが。
6月18日(日)
久しぶりに池袋に行った。池袋そのものには数日前にも行ったのだが、サンシャイン・シティに行ったのは10年ぶりぐらいかもしれない。ずいぶん様変わりしたんですねぇ。でもひどく疲れました。
6月19日(月)
午前中はメルマガの編集。午後は「ビデオ コレ見ナイト!」のナレーション録りのため、赤坂のイマジカへ。この番組は地方でしか放送しないし放送日もバラバラですが、6月20日から順次放送されていきます。主にCX系です。放送地域は、札幌、新潟、長野、愛知、岡山、広島、高知、福岡、熊本など。
ナレーション録りは2度目だったので、だいぶなれた。今回は原稿が全部事前に用意されていたこともあって、録音作業そのものは2時間半ほどで終わってしまった。その後の音入れにもつきあい、食事をして帰宅したのが12時近く。いつも紙媒体ばかりなので、たまに違う仕事をやるのも面白いです。
6月20日(火)
午前中からシネカノンで『チェコアニメ映画祭2000』の試写。今回も最後の短編「電子頭脳おばあさん」で眠くなった。3時半過ぎの岩波シネサロンまで時間があったので、神保町で古書店めぐり。いろんな本があって楽しい。いつかまとまったお金をもって古書店で本を買い漁ろうと思うのだが、いつも思っているだけで終わる。2本目の映画は『伝説の舞姫 崔承喜』というドキュメンタリー映画。素材は面白いが、語り方に難がある。
夜はシネマ・メディアージュでもう1本試写を観ようとも思っていたのだが、少し風邪気味なのでこれはパス。かわりに区役所で不在者投票をしてきた。
6月21日(水)
体調悪し。風邪だと思うが、喉がひどく痛む。午前中は仕事もなかったので、近所の病院へ。診察を受けて薬も処方してもらったが、扁桃腺が腫れているので熱が出るかもしれないと言われた。明日から映画祭なのに。体が資本の仕事だから、体調管理にはいつも気をつけていたんだけどなぁ……。病院の後、散髪。
午前中にこんなゴタゴタがあったからというわけでもないが、午後一番に予定していた『風を見た少年』の試写に遅刻。馬鹿な話だが、乗換駅を間違えて乗り過ごしてしまったのだ。あわてて日比谷まで戻ったのだが時既に遅く、六本木の駅まで到着した時点ちょうど1時。そのままホームをまたいで銀座まで戻ってしまう。3時半から映画美学校で『ホールド・ユー・タイト』という香港映画。6時からは『うちへ帰ろう』というアメリカのインディーズ映画。どちらも僕にはピンと来なかった。後者に至っては、ただの下手くそな素人映画じゃないか。
喉は痛いし、お腹の調子も悪いしで、体調はどんよりと悪い。これで高熱が出るとか、腹痛で悶絶するとかなら病気だということで諦めもつくのだが、ただ何となく、どんよりと体調の悪い状態が一番困ってしまう。
6月22日(木)
体調が最悪。喉が痛い、鼻水が出る、くしゃみが出る、身体が痛い、お腹も痛い、熱もある、当然身体がひどくだるい。今日からフランス映画祭横浜に行く予定だったのだが、これはキャンセル。日曜日までに体調が戻れば、最後の1日か2日は横浜に行けるかもしれないけど……。ちょっと現時点では望み薄かも。
とにかく今日は一日中、部屋の中でゴロゴロしているだけ。昨日観た映画の感想を書いたが、まったくはかどらなくて参ってしまった。『ざわざわ下北沢』のサンプルを見ようかとも思ったが、とてもそんな元気がない。今は脂汗をたらたらと流しながら、部屋の中でぼんやり過ごしてます。あ〜、誰かお見舞いに来てくれないかしら。冷たいアイスクリームが食べたい。
6月23日(金)
昨日ほどではないが、体調が悪いのは相変わらずだ。咳が止まらない。熱は少し下がったような気もするし、お腹の調子もよくなったので、明日はなんとか外出できるかな。でも映画祭はちょっとキツイなぁ……。今日は部屋から一歩も出ずに、仕事をいくつか片づける。家の中にいたらいたで、結局は仕事があるもんなぁ。
ホームページのスポンサーになると名乗りを上げていた会社が降りて、話が白紙に戻ってしまった。先方から声をかけてきておいて、先方の都合で白紙撤回とは失礼な話だが、まぁ僕としては実害がまったくないので構わない。しかしこの会社、いちいちやることがヘボで腹立たしい思いをさせられたなぁ。今も同じFAXを2枚も送りつけてきた。ホームページの支援については、来週以降にまた別の会社と話をするつもり。
6月24日(土)
今年のフランス映画祭はもう諦めました。風邪が治り切りません。医者でもらった薬が効かない。単に処方が悪かっただけなんだろうけど、日曜にはその薬も切れるので、休日診療所にでも行かなきゃなぁ……。
市川準の『ざわざわ下北沢』をサンプルビデオで鑑賞。相変わらずの市川節。ビデオで見るのがもったいない。これは映画館の中で、この雰囲気にどっぷりと浸かりたいなぁ。
6月25日(日)
風邪抜けきらず、念のため自宅で休むことに。資料の整理など、簡単な作業にあてる。世間では選挙の投票日だったが、僕は既に不在者投票を済ませているので無関係。不在者投票というのは、実質的に投票期間の前倒し延長と同じことだ。もうすこし簡便になると、平日の通勤途中や休み時間に投票するなど、「ついでに投票しよう」という気分になるかもしれない。夜8時過ぎに開票が始まったが、僕が投票した候補者は落選し、比例区での復活もなし。あらあら残念。
6月26日(月)
午前中にメルマガの編集。今週末は封切られる作品が多いので大仕事。午後は東宝で『ポケモン』の最新作を観た後、GAGAで『ソフィーの世界』と『ファイナル・カット』の2本立て。風邪は治りきっていないようで喉が少しいがらっぽいが、ぶり返すようなことはないことを祈る。
6月27日(火)
昼前から赤坂のイマジカで「ビデオコレ見ナイト」のナレーション録り。僕の分は30分ぐらいで録り終わってしまいました。最初の回に何時間もかかったことに比べると雲泥の差。最終回は金曜日に録って、今回の仕事はすべて終了の予定。
6月28日(水)
小雨が降る中、午前中から試写4本をはしご。午前中は10時から松竹で『薔薇の眠り』を観るが、僕の方が途中で少し眠ってしまった。最後の結末も、わからん……。これは難しいのではなく、単にプロットと演出がうまく噛み合っていないのだと思う。午後はメディアボックスで少年少女銀行強盗の映画『パップス』。その次が映画美学校で2本、『バッドムービー』と『リトル・チュン』。今日は4本も観たのに、これはという映画がなかった。『リトル・チュン』は序盤最高、中盤まずまずなのに、終盤であれれだなぁ。
フィルムセンターで黒澤特集をやっているので、来月後半にでも遅ればせながら何本か観ようと思う。『続姿三四郎』だけは未見なので、これは絶対に観ておきたい。他には以前観てつまらないと思った『影武者』と、並木座で観たときはいまいちピンと来なかったが、その後気になっている『どですかでん』が観たい。8月からは木下恵介特集だというので、それはなるべくたくさんの映画を観るつもり。木下恵介は、もっと高く評価されてもいい監督だと思う。松竹大船撮影所が閉鎖されるとき、ニュースやワイドショーでは盛んに山田洋次や寅さんの話をしていたが、松竹大船を代表する監督といえば、何と言っても木下恵介でしょうに。僕はあまり木下監督の作品を観ていないので、再来月からはフィルムセンターでお勉強です。
6月29日(木)
午前中に映画の感想で残っていた2本を書いてしまう。午後は試写3本。まずはブエナで『風を見た少年』。これはつまらなかった。2本目はメディアボックスで『ピンク・ピンク・ライン』。これもつまらなかった。3本目は松竹で『マルコヴィッチの穴』。これは面白い。
6月30日(金)
午前中からテレビのナレーション録りで品川のスタジオにこもる。とりあえず今回の放送はこれでおしまい。視聴率は深夜の番組にしてはそこそこだったそうなので、スポンサーさえ付けば同様の番組をまた作るかもしれない。できればレギュラー化されて僕の収入安定に役立つといいんですが、なかなかそうも行きますまい。僕の分の録りを終えて、今回は僕だけ先に抜ける。午後2時から、池ノ上で華道家の假屋崎省吾さんをインタビュー。半分取材、半分映画雑談で4時頃に終了。渋谷で遅い昼食(兼夕食)をとって、午後6時からは松竹で『京極夏彦・怪』の試写。
松竹からは歩いて帰宅したのだが、途中にペットショップで買物する。水槽の中に入れるエビと貝で、ガラスに付着する藻対策。