6月1日(金)
今日は週末であり、同時に新しい月の始まり。週末は疲れもピーク。朝起きたらめまいがして参った。もっともこれは、昨夜飲んだ酒のせいかもしれないけどね。午前中に映画の感想を1本書いたところで、今日はそれ以上手が進まない。こういうときは気分転換に外に出る。ついでに散髪。床屋のオヤジから、近所で起きているやくざの抗争事件についての話などをちょっと聞いたけど、子細はよくわからなかった。何にせよ、近所を警備の警官がいつもうろうろしているのは何となく気になる。映画やドラマではよく見る風景だけど、実物を見ても映画やテレビ以上のリアリティがあるわけではないな……。
午後は徳間ホールでミストラルジャパン製作・配給の『浮世物語』という短編映画。デジタル技術を使って様々な素材をコラージュした、映像詩のような24分の短編映画。これはなかなか面白かった。広島の原爆が作品の中心モチーフになっているのだが、そこに現れる圧倒的な暴力を直接描くのではなく、舞踏や平安時代の女性や甲冑の侍たちの戦いといったイメージの集積として描いていく。公開時期は未定。
2本目はTCCで『いのちの地球・ダイオキシンの夏』というアニメ映画。1976年にイタリアで実際に起きた化学工場の事故と、近隣へのダイオキシン汚染を描いている。中身はダイオキシン汚染の危険を訴える啓蒙映画みたいなものだが、登場する子供たちのドラマなどは丁寧に作ってあり、大人も子供も共感できる作品に仕上がっていると思う。
映画の後、移動の途中で本屋に立ち寄ったら、新しい歴史教科書をつくる会の編纂した歴史教科書と公民教科書の市販本が店頭に並んでいた。迷わず2冊とも購入。どれぐらい「問題がある」のか、実物に目を通してみるのが一番早いと思う。ちょっと眺めただけでも、一部マスコミのこの教科書への批判が明らかにバランスを欠いたものであることがわかる。
教科書中で両論併記して問題を提起している部分から「両論」のうち一方だけを取り上げ、そこを批判しているものが結構あるようだ。教科書の中ではそれぞれ批判的に、あるいは相対的に論じられている事柄なのに、一部のみを取り出して鬼の首を取ったようにはしゃいでもしょうがないと思うけどなぁ。ただしこの教科書、文章が思い入れたっぷりすぎて、まるで下手くそな小説を読まされているような部分も多い。言葉の選び方、形容詞の使い方、本文末尾のまとめ方などに、書き手の熱意が見えてしまうのだ。あまり洗練されていない、汗くさい文章というのかなぁ……。内容についてはまだちゃんと読んでいないので、全部読んだ上で何か思うことがればまた日記に書くかもしれない。
本日3本目の試写は、松竹試写室でアスミックエース配給の『蝶の舌』というスペイン映画。'30年代のファシズムに突入していくスペインを子供の視点から描いた歴史ドラマだが、前半から中盤までの平和な風景がじつにいい。『クリクリのいた夏』というフランス映画があったけれど、それに近い雰囲気を感じた。それだけに、ラストシーンの痛みが切実だ。
ここ何日か猛烈な勢いで増えていた広告クリック率が、今日はがっくりと低下して1週間前と同じになってしまった。昨日は0.27%までクリック率が上昇したのに、今日は現時点でその半分の0.1%代。いったい何が原因でクリック率が増えたり減ったりするのか、僕にはその原因がよくわからない。自分で見ている限り、広告の内容がそうそう変化しているわけでもないと思うんだけどなぁ。まだもうちょっと研究してみなくっちゃ。
6月2日(土)
土曜日は仕事の日。まずは仕事をする。まずは週刊の仕事を1本入稿。次にサンプルビデオを見て、ビデオの紹介原稿を書いて入稿。今日はこのサンプルを見るために、結構時間を食ってしまった。7月発売の「ダーク・エンジェル」なんだけど、これがすごく面白い。製作総指揮はジェイムズ・キャメロン。主演のジェシカ・アルバがかわいいのだ。近未来SFアクションという枠は一応あるけれど、そこに友情がからみ、恋愛がからみ、政府の陰謀があり、家族への郷愁がありと、いろいろな要素がからんでくる。まだ第5話までなので、物語のバックボーンを紹介しただけだけれど、これはどこまでもはてしなく大風呂敷を広げられそうな設定なので、人気があればどこまでも続きそう。僕は仕事を忘れて、途中から夢中になって話にのめり込んでしまいました。
FOXテレビは人気の「X-ファイル」シリーズからデビッド・ドゥカブニーが降板して今後の先行きが不透明になっていたところだから(一応は残ったジリアン・アンダーソン主演で第9シーズンは作るらしいけどね)、「ダーク・エンジェル」のヒットはうれしいだろうなぁ。日本でも受けるといいんですけどね。ビデオ作品だから本来は僕の専門分野ではないんだけど、これは個人的に大いに気に入りました。前から見たかった作品なので、今回は仕事にかこつけてサンプルを取り寄せたようなものだなぁ。その期待をまったく裏切らない作品でした。もちろん映画作品のような緻密さはないんだけど、TVシリーズの場合はある程度ゆるい作りになっていた方がいいし、そのゆるさが魅力になるんだよね。あやふやさや曖昧さを残しておくことで、ドラマをどういう方向にでも軌道修正していける。「ダーク・エンジェル」もまさにそういう作品。これからが本当に楽しみです。
夕方には仕事の原稿も書き終わったので、門仲のスーパーでまたプランターを買ってきた。プランターはたぶんこれでおしまいで、あとは鉢植えだろうなぁ。何を植えるかはまだ決めてないけど。まだ手つかずの映画感想文が4本もあるので、今夜はそれをなるべく片づけてしまうつもり。
広告のクリック率は一昨日が0.27%、昨日が0.11%に急に下がり、今日が現時点で0.24%ぐらいかな。 なぜこんなに乱高下するのかなぁ……。とりあえず『デンジャラス・ビューティー』の広告レイアウトを少し変えてみたのだが、今後このレイアウトで続けてみて、はたしてクリック率が高いところで定着するかどうか……。
6月3日(日)
午前中はCSのあと、近所の小学校の運動会を見に行く。昼食後に仕事場に戻り、映画の感想を書いていたのだがまったくはかどらない。ちょっと疲れすぎ。2本書いたあと一度中断し、久しぶりに洗面器片手に近所の銭湯へ。広い湯船でのんびり手足を伸ばすと、いやぁ極楽ですなぁ。帰りに焼き鳥とビールを買ってくる。こりゃもう、今日は仕事なしか。夜は山盛りの刺身攻勢。刺身だけで腹一杯になるという贅沢を、これまた久しぶりに味わったのはいいけれど、カツオの薬味が高知風にニンニクのスライスだったから、こりゃ明日は結構臭ってしまうかもしれない。何か対策を考えなくては。満腹&酔っぱらい状態なので、この日は早く寝てしまう。
箱撒きしていたシソとバジルの種が発芽し始めた。何日かしたら別の容器に移し替えなければ……。
6月4日(月)
午前中に映画の感想をようやく書き終えて、ホームページを更新。この作業が延び延びになっていたため、メルマガの編集作業は夜に回すことになる。
午後は飯田橋の東京日仏学院でフランス映画祭横浜のマスコミ試写。いつもは連日横浜に通って1日4〜5本鑑賞という強行スケジュールを組むのだが、今年はなるべくマスコミ試写を使って、当日の負担を減らす作戦に変更する。フランス映画祭横浜は作品上映の間隔が短く、食事をする暇もないほどなのだ。今年は映画祭の日程も1日増えて、少しはゆったりしたスケジュールになっているようだ。去年は夜の9時や10時から映画上映というのがあったけれど、今年は最終上映が夜8時からになっている。10時に映画を上映されると、遠くから来た人は帰れなくなっちゃうもんね。
今日はセドリック・カーンの『ロベルト・スッコ』という映画からスタート。実在の連続殺人犯に取材した実録ものだが、これはなかなか見応えがあった。さい先のいいスタートだ。2本目は『原色パリ図鑑2』。前作に比べるとちょっと薄味だが、馴染みのキャラクターに再会できるのはうれしい。
リシャール・ボーランジェが出演していないのは、ちょっと痛いけどね。このシリーズはここで終わりだろうな。人気があるらしいから続けるかもしれないけれど、その時は映画の性質がずいぶん変わってくると思う。今回の活劇調は、その萌芽かもしれないけど。
地下鉄で六本木に移動してGAGAで『クロコダイル・ダンディー in L.A.』。10年以上間隔があいた続編だけれど、これもなかなか面白かった。映画の筋立てとしては甘いし構成もゆるすぎるんだけど、挿入されているエピソードについクスクス笑ってしまったりする。
先週の0.3%に達する勢いはどこへやら。広告クリック率は0.1%に低下してしまった。レイアウト云々の問題ではなく、クリック率というのはやはりこの程度のものなのかなぁ……。
6月5日(火)
午前中に昨日観た映画の感想を書いていたのだが、これがまったくはかどらない。どうも体調が悪いのだが、これは昨夜クーラーをかけっぱなしで寝てしまったせいだろうか。でも昨日からちょっと体が疲れ気味だったんだよなぁ。朝食を食べようとしたら、炊飯器のスイッチが入っていなかったというのも困った。これで朝食の時間が1時間近くずれてしまった。悪いことに僕は、空きっ腹だと何も考えられなくなっちゃうんだよね。
午後は映画美学校で『ロマンスX』の試写。出産シーンで女性器がアップになるということが、先日朝のワイドショーで話題になっていたけれど、試写のプリントもボカシがないというわけではない。産道から赤ん坊がドロリと出てくるところはボカシなしだけれど、その直後にはすぐボカシが入ってしまう。
スタン・ブラッケージが妻の出産を記録した映画は、まるでぼかしなしだったんですけどね。でもあちらは映倫審査を通さず、自主的にR-18で興行する作品。『ロマンスX』は映倫を通す作品なので、さてどうなるか。このプリントが試写室で上映されているということは、税関はこれでOKということなのだろう。ただ警察はそれとはまた別の基準で動いているから、その動向をどう読むかということだろう。映倫がこれにさらなる修正を求めるのか、それともこの状態での公開を許可するか。『愛のコリーダ2000』の例があるから、この程度で大丈夫だと僕は思うけれど、映倫の職員や審査員も警察に逮捕はされたくないだろうしなぁ……。
どうなるか今後に注目。
2本目はGAGAで『ダンジョン&ドラゴン』を観る。これは以前サンプルビデオで1度見ているのだけれど、改めて大画面で観てもやっぱりあまり面白くないなぁ。主演のジャスティン・ワリンとゾー・マクラーレンに、まったく魅力がないというのは致命的だろう。ジェレミー・アイアンズの悪党はともかく、ソーラ・バーチのお姫様も可愛くないし。キャスティングミスで半分は損していると思う。残り半分は脚本の問題だったり演出の問題だったり、まぁいろいろありますけどね。
6月6日(水)
絵描き歌の通り、6月6日に雨がざーざー降ってきました。何でもこのまま梅雨に入るとか入らないとか……。昼間は必ず外出する僕としては、ちょっと憂鬱な季節だ。自転車が使えないから、たかだか銀座や京橋に出かけるときでも地下鉄を使わなければならない。以前新川に住んでいたときは歩いていたんだけど、隅田川越えちゃうと歩くのはちと辛い。歩いていくのはせいぜい明石町のソニーぐらいかな。
午前中に映画の感想を全部書く。午後はTCCで『ヴィクトール/小さな恋人』 という映画を観たのだが、なんとも憂鬱な気分にさせられる映画でした。前作『クリスマスに雪は降るの』を僕は今はなきシネヴィヴァン六本木で観ているんだけど、それはまだ楽しいシーンもあったし、最後も辛うじてハッピーエンドになっていた。このハッピーエンドは、考えてみれば『マグのリア』のラストの奇跡に相通じるものがあるな。どん底の中で見つける一片の希望に、人はすがりついてそこに小さな幸せを見つけだす。でも今回の映画に、そうした救いはまるでない。
2本目は東宝で『WATER BOYS』という男子シンクロの映画。矢口史靖監督の新作で、ギャグの切れは悪いし、設定にも脚本にもいろいろ問題は多いと思う。若い役者たちの芝居も下手くそ。でもこの映画には、それをすべて埋め合わせる勢いと熱さがある。最後は映画をたっぷり楽しんで「面白い映画だった!」と素直に言える。確かに荒っぽいし乱暴なところもあるんだけど、この荒っぽさや乱暴さが、今の日本映画界では貴重なんじゃないだろうか。
3本目はメディアボックスで『ビヨンド・ザ・マット』というアメリカのプロレス界内幕ドキュメンタリー。これは今日観た3本の中で一番燃えた。テリー・ファンクの引退試合に泣き、ミック・フォーリー(マンカインド)の試合を見て泣き叫ぶ家族の姿に泣く。これはすごい。プロレスファンは感動で涙を流し、プロレスファンでない人はプロレスに対する認識が一変する映画だと思う。
広告クリック数は相変わらずじり貧傾向。状況を分析するため、このページにどの程度のアクセスがあるのかを計測してみることにする。 ランキングサイトに登録してみました。
6月7日(木)
関東地方は昨日から梅雨入りだと朝のニュースで言っているが、今日の午前中は晴れ。あわてて洗濯機でシャツを洗ったりする。下着やTシャツは乾燥機でもいいけど、シャツは糊付けして外で干さないと具合が悪い。午前中は昨日観た映画の感想を書いてしまう。
午後は試写3本。まずはフランス映画祭横浜で上映される『フリーキー・ラブ!』と『リザ』を観る。前者はホテルの一室を中心にした台詞劇で、まったく面白いと思わなかった。監督はジャック・ドワイヨンなんだけどなぁ。主演のルー・ドワイヨンは、『デルフィーヌの場合』の時よりはいい感じ。父親が監督している映画だから、ずいぶんリラックスしていたのかな。一緒に出ていたキャロリーヌ・デュセイは『ロマンスX』にも出ていたのに、同じ女優さんだと気づかなかった。ずいぶん雰囲気が違うなぁ。これは若い女優の貫禄に、男性側が負けてます。『リザ』は戦前のアクション俳優についてドキュメンタリー映画を作ろうとしていた若い映画監督が、俳優のかつての恋人を捜し出してインタビューするうちに、第二次大戦下のフランスにあったユダヤ人差別の問題にぶつかるというお話。悪くない映画だけれど、どうにも下手くそすぎる。個々のシークエンスはそれなりに感動的にできているので、これは脚本の問題かもしれない。
日仏学院から外に出たら雨。しかも土砂降り。こんな日に限って、白いズックなんか履いているんだから嫌になってしまう。水がずぶずぶ染み込んできて、気持ち悪いったらない。3本目は京橋のメディアボックスで『リメンバー・ミー』という韓国映画。これは『オーロラの彼方に』と『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を足して2で割って悲恋ものの要素を付け加えたような物語だった。途中までは面白いんだけど、僕はこの映画の終盤のまとめ方が気にくわなかった。これは「気にくわない」という個人的な趣味の問題であって、
映画自体はこれで構わないし、これに感動する人もいるかもしれない。
雨の中帰宅。やっぱり梅雨入りという気象庁発表は間違いではなかった。ベランダにずいぶん雨が吹き込んでいて、ようやく芽を出したバジルが水浸し。あわてて箱に穴をあけて排水したけど、小さなものは流されてしまった。これからこんな天気が続くのかと思うと、ちょっとどころかだいぶ憂鬱だ。
この日記にしろ映画瓦版にしろ、読者がいようがいまいが僕はあまり興味がない。そんなわけで映画瓦版に1日何人がアクセスしているのかいちいち計測していなかった。ところが最近登録したランキングサイトによると、映画瓦版には1日に4千件以上のアクセスがあるという。
広告の表示回数が1日に2万件ぐらいだから、4千人の読者が1度に5ページずつ読んでいるということかな。なんだか途方もない数で、僕にはちょっとぴんと来ないけどね。でもどうせなら「目指せ1万人」だな。手っ取り早くアクセス件数をのばすには、どうすりゃいいのかな。
6月8日(金)
午前中に映画の感想を3本。その他に今週末に仕上げなければならない原稿の雛形を作って、パソコンのデスクトップに並べておく。明日は@niftyのシスオペサミットなので、いつものように1日中だらだらと原稿書きに費やすというわけにいかないのだ。夜はオフ会もあるしね。
午後は東映で『いきすだま〜生霊〜』という和製ホラー映画を観たのだが、これが久々にちゃんとした作りでそこそこ恐い。「どうせまた……」とちょっとバカにしていたので、これは不意打ちのカウンターパンチみたいなものです。三輪ひとみは『死人の恋わずらい』に続いて、正統派のバケモノ女優になりつつあるなぁ。顔がちょっとホラー系なのかな。幸薄いというか、生命力が希薄というか……。同じようなバケモノ系でも、吉野公佳や佐伯日菜子とはまったく別のタイプだなぁ。
今後もこの道を精進して、日本一不気味な美人女優になってほしい。
2本目はGAGAで『OVER SUMMER』という香港の刑事ドラマ。アクションシーンがひとつの売りではあるのだろうが、刑事ドラマというより疑似家族による異色ホームドラマという色が強い映画になっている。これはこれで、すごく素敵な映画なのだ。3本目は松竹試写室で『ゴーストワールド』。世の中にどうしてもなじめない駄目な女の子が、やっぱり世の中になじめないでいる駄目な中年の男と出会って奇妙なことになってくる。僕も世の中になじめない駄目男のまま今の商売をやっているようなものだから、この映画の登場人物、特にスティーブ・ブシェミ演じるジャズ・マニアの駄目中年ぶりには共感度150%。なんつーか、切ない映画だったなぁ。でも楽しいし面白い。この映画はある程度「俺って駄目なのだなぁ」という自覚がある人でないと面白くないだろうから、たぶん僕のような駄目人間には大受けするだろうけど、普通のサラリーマンやOLや学生として日頃の生活に何の疑問も違和感も持っていない人にとっては面白くも何ともない映画かもしれない。この映画を面白がれるかどうかで、自分の駄目さが計れてしまうという危険な映画。まぁ「駄目人間バロメーター」という映画は、他にも望月六郎の諸作品があるんだけどね。僕は望月六郎の描く駄目人間も大好きだったりして、本当に僕って駄目な人ですね。
6月9日(土)
午前中はせっせと映画の感想を書いてしまい、仕事の原稿も1本書き上げて入稿。プランターで芽を出したシソを1株ずつ別容器へ移植。近所の花屋で切り花とハーブの苗をひとつ購入し、シソの消えたベランダのプランターに植えてから、大江戸線で新宿の京王プラザホテルへ。毎年恒例のシスオペサミットだったが、今回は1時間近く遅刻してしまった。レジメをもらったので、だいたいの話はわかるんだけどね。
サミット後の休憩時間やパネルディスカッション、パーティーなどの時間に、映画制作フォーラムのシスオペと雑談。ニフティ映画大賞の話や、下北沢にあるという短編映画専門館の話、僕が考えている新しいHPの企画などを話して大笑い。パーティーでは時代劇フォーラムのサブシスと合流して雑談。パーティーがお開きになるまでだらだら飲みかつ食べかつ話していた。
パーティーの後はホテル内の喫茶店で聖書フォーラムのオフ会。席が空くまでシスオペとふたりで、ハンセン病訴訟問題、教科書問題、小泉首相の靖国参拝問題、大阪で起きた小学生殺傷事件などについて軽く雑談。席に着いてからは、新しくなった賛美歌の話、礼典や秘跡や教会暦などがあるカトリックがうらやましいという話、教会での結婚式や葬式についての話、古楽器の素晴らしさについて、秀吉や家康はなぜキリスト教を禁じたかという話、マタイ伝に登場するゾンビとマタイ教団の異様さについてなど、さまざまな話に花が咲く。
10時半頃お開き。ほとんど映画の話はしなかったけれど、こういう「映画以外の雑談」に興じる時間が、今の僕にとってはすごく楽しかったりする。
吉田八岑の「尼僧と悪魔」をようやく読了。これはずいぶん長くかかってしまった。悪魔憑きや悪魔祓い、魔女裁判や拷問などの詳細が実例を引用しながら紹介されている本で、読んでいて気が重くなってくる。
6月10日(日)
午前中は銀座へ。今日は花の日。銀座の松坂屋地下で弁当買って、屋上でもぐもぐ食べる。書店で『「歴史・公民」全教科書を検証する/教科書改善白書』(小学館文庫・三浦朱門編著)という本を購入。先日聖書フォーラムで紹介された本なのだが、中身はおのずと「新しい歴史教科書をつくる会」が編纂した「新しい歴史教科書」「新しい公民教科書」を評価し持ち上げる方向に向かう。
昨日は少し無理をしたせいか、今日はなんだかもうグッタリ。
6月11日(月)
昨夜は何もできなかったので、今日はその分仕事することになる。午前中からメルマガの編集と仕事の原稿作り。あらかた終わって夕方からGAGAで『マンボ!マンボ!マンボ!』の試写。映画作品としては物足りないところも多いけれど、平和を取り戻したベルファストの風景が見られるのはいい。試写の後は本屋の中を少し散策しようと思って青山ブックセンターへ。するとそこに突然の大雨。地面にたたきつける雨が猛烈な勢いなので、少し小降りになるか雨がやむまで店内にいようと思った。でもなかなか止まない。結局10時頃まで本屋にいた。何してるんだかなぁ……。
今日の出掛けに郵便受けを見たら、『ドクター・ドリトル2』の試写状が入っていた。どうやらFOXから試写状が再び届くようになったらしい。 これなら『猿の惑星』も観られるかな。『A.
I.』は試写状をもらえず、『パール・ハーバー』は一般試写で観ることになり、東宝のリストからも外された気配濃厚で『千と千尋の神隠し』の試写案内が来そうにないし、『ジュラシック・パーク3』の配給会社とも普段つき合いがない身の上なので、夏休み映画はどうしようかと思ってましたが……。
ソニーは今年の夏にこれといった作品がなく、秋の『エボリューション』に賭けているらしい。アメリカで観たという人の話を聞く限り、かなり面白そう。ソニーの宣伝も力が入っていて、つい先日は大きな箱に入った宣伝用の素材が届いたばかり。中身はバッジやシールなんですけどね。箱の方が大きい。でもこういうものを送りつけられてしまうと、「よし応援しちゃうぞ」と思うのも人間心理なんだよね。試写を観てガッカリということも多いんだけどさ。
6月12日(火)
午前中に映画の感想を書き、仕事の原稿も書き進める。午後はTCCで渡辺一志監督主演の『19』を観る。たまたま出会った男たちに突然拉致され連れ回される若者が、最後はまた突然解放されるという話。ざらついた映像とギターの音色が印象的。2本目はヘラルドで『エレベーター』というトルコ映画。エレベーターに男を監禁するというアイデアは面白いけれど、全体にしっくりしないのはなぜだろうか。
銀座の園芸店でローズマリーの苗を買って帰宅。でもその帰り道、道ばたにローズマリーが群生しているのを発見。ここから枝を何本か切って持ち帰り、挿し木してもよかったかな……。ベランダに花やハーブを置き始めてから、道を歩いていても鉢植えや花壇の花が気になってしょうがない。「ここにこんなハーブが植わっている」とか「ここではもうこんな花が咲いている」とか。前はこんなことまったく考えず、ぼんやり町を歩いていたんだけどね。自分でちょっとでも何かやりはじめると、それに関連して町歩きも楽しくなるものです。
夜は仕事。久しぶりに夜仕事をした。
6月13日(水)
いつもより少し早起きして映画の感想を書き上げてしまう。10時から日仏学院の試写室でフランス映画祭横浜の試写2本。1本目はアニエス・ヴァルダ監督の『落穂拾い』というドキュメンタリー映画。これはすごく面白かった。2本目は『水曜日は大忙し!』という映画だが、こっちは少しポイントが甘かったかな……。JRで新橋まで移動して、TCCで『バッド・スパイラル/運命の罠』。ビル・プルマンが珍しく悪役を演じているのだが、彼の粘着質なキャラクターがうまく生かされていたと思う。しかしガブリエル・アンウォーにかつての輝きはない。デヴォン・サワはなかなか魅力的だった。彼が劇中で全力疾走すると、どうしても『ファイナル・デスティネーション』を思い出してしまうけど……。
試写室からは歩いて帰宅。途中銀座の教文館で聖書を購入。これで何冊目だろう。小学生の頃から持っている口語訳聖書、いままで使っていた新共同訳の続編付き、古書店で手に入れた新世界訳などが、旧約と新約の合本。新約だけだと、口語訳、新共同訳、フランシスコ会訳、文語訳を持っている。これだけ持っているのになぜまた新規に聖書を買うかというと、小さくて持ち運びに便利な物を今まで持っていなかったからなのだ。内容的には今まで持っていた物で十分に足りるんだけど、今回買ったのはそれより小さいサイズで、文庫本ぐらいの大きさかな。ただし厚みはかなりあるけど。小さい活字で1ページに2ページ分の本文を印刷した「ハンディ・バイブル」の購入も考えたけれど、活字が小さすぎて読みにくいのでやめた。日本聖書協会は旧約聖書だけのものも販売しているけれど、厚さと値段は新約が付いているものとさして変わらないので、これも却下。今までに新約聖書は持っていて、その分だけでも節約したいという人しか買わないだろうなぁ。最近はインデックス付きという聖書もあって、これはすごく便利そう。でも小型のものがないのは残念。あれば間違いなくそれを購入したのに。
6月14日(木)
朝から雨。午前中に映画の感想を書いてしまい、午後は日仏学院でフランス映画祭の試写を2本。ブノワ・マジメルとナタリー・バイ主演の『マチューの受難』は、長年勤めた工場を突然首になり死んだ父親のために、同じ工場に勤める息子がある復讐を企てるという物語。2本目の『天国で殺しましょう』はジャン・ベッケルの新作で、原作はサッシャ・ギドリの『我慢ならない女』。すべてが終わった後の、ほろ苦いハッピーエンドがなかなかいい。大人の映画だなぁと思う。
夜は『ドリヴン』の試写に行く予定だったが、雨も降っているし時間が中途半端に空いているので帰宅してしまうことにした。途中のスーパーで買い物して帰宅。仕事の依頼が何本かあり、今週末は結構忙しくなりそうだ。
6月15日(金)
今日も雨。早起きして映画の感想を書いてしまう。11時から日仏学院でフランス映画祭横浜の試写を3本。最初はサンドリーヌ・ヴェッセの『マルタ……、マルタ』。この監督の映画は前作『ヴィクトール/小さな恋人』が駄目だったのだが、今回も駄目だった。映画の善し悪し以前に、僕はこの監督と肌が合わないらしい。映画に求めるものがきっと違うんだろうな。逆にこの監督が好きな人も、ものすごく多いと思うけれど。でも僕は駄目。今日は最初からぐったり疲れてしまった。2本目は『ナイトシフト』という映画で、これは面白かった。ただしかなり重いなぁ。人間の複雑さや不思議さについて考えさせられる映画でした。3本目は『8月15日』というコメディ映画。ただしこの段階で僕はかなり疲れていたこともあって、あまり笑えなかった。映画としての欠点もあるような気がする。というか、疲れていると映画の欠点にばかり目が付いてしまうのかもしれない。映画を観て喜んだり笑ったりするのは、ある程度体力がないとだめみたい。でも映画のあら探しは頭で分析しているから、疲れていても結構大丈夫なんだよなぁ。日本公開予定になっているので、その時にまた試写を観ると印象が違うかもしれない。
メールでインタビューの依頼を受けたのだが、これは僕が誰かをインタビューするのではなく、僕がインタビューを受けるというもの。この手の依頼は、これで3度目ぐらいかなぁ。まだ具体的にどういう話になるかはよくわからないけど、ホームページやメーリングリストのことについて話が聞きたいらしい。パソコン系の雑誌からの依頼です。
どうでもいいけど、今週末から来週にかけては仕事が多すぎる。パソコンのデスクトップに、まだ手を着けていない原稿のショートカットがずらずら並んでいる。仕事があるのはうれしい。でも問題なのは、それが一度に同じ時期に集中することなのだ。結構たいへんな週末になりそうだなぁ。
6月16日(土)
朝からずっと仕事。映画の感想を3本書き、週刊誌のレギュラー原稿を入稿してしまう。ここまでは順調だった。だが午後からは、同じ週刊誌から依頼されている夏休み映画特集の原稿に手間取る。ほとんどがまだ観ていない映画なので「見どころ紹介」はできず、スタッフやキャストなどの話から「このへんに期待できそうだ」というポイントを指摘していくスタイルで通す。これって、やってることは普通の映画ファンと変わらないなぁ……。とりあえず夕方には全部原稿を書き上げて入稿してしまう。
週末はまとめて洗濯をする日でもあるのだが、今日は洗濯機の排水用フィルターが目詰まりして途中でストップし、排水が洗濯機の周囲にあふれるというアクシデントが発生。ただでさえジメジメ湿気がうっとうしい時期なのに、これでさらに部屋の中が湿っぽくなる。周囲をふき取るのに、えらく時間もかかってしまったぞ。その後、まくらを洗濯したら中身が飛び出して洗濯機の中に飛び散るという事故も発生。大丈夫なのか、洗濯機? 今故障しても、金がないから新しいものは買えないぞ!
夜は『バーティカル・リミット』のDVD特典映像のサンプルを観る。これは映画本編より面白いかもしれない。本当はもっと仕事を進めておかなければならないのだが、眠気に負けて寝てしまう。
6月17日(日)
朝からCS。昼は有楽町で食べて、そのまま横浜の実家へ。妹の生んだ赤ん坊の顔を見て、夕方にむこうを出る。有楽町で先日オープンしたばかりのビッグカメラに向かい、USB
HUBを買ってきた。実家で持たされた大量の食料品で夕食を取る。パソコンにUSB HUBを取り付けておく。あっけないほど簡単。
パソコン周辺の電源コードが錯綜し、もう半分ぐらい訳が分からなくなっている。使っていない周辺機器を、少し整理した方がいいかもしれない。PDドライブなんてまったく使ってないし、外付けのHDDも実質的には何も使っていない。HDDは何か使い道があるかもしれないけど、PDドライブは不要だなぁ……。
まったく仕事をしていないのだが、くたびれはてたので寝る。仕事は明日やろう。こうして仕事を先延ばしするのはよくないのだが、僕はしんどい思いをしたくないナマケモノなんだよなぁ……。それでも何とか仕事が回っているから、それでよしとしよう。
6月18日(月)
朝から晴れ。こんな天気は久しぶりだが、その分だけ蒸し暑くなる。雨も嫌だけれど、こうなると晴れるのも考えてしまう。午前中からせっせと仕事。水曜日までに入稿しなければならない作業が結構あるので、スケジュールを調整して、今日観る予定だった試写3本の内、2本を別の日に回す。1本は試写状によれば今日が最終だったのだが、これも断念。じつは午後にADSLの開通工事があるので、それを待っていなければならないのだ。
4時近くになって業者の人がやってきて、簡単な作業の後4時半頃には無事工事終了。これで我が家も話題のブロードバンド接続環境になったわけだ。もっとも僕の場合、通信速度云々という問題より、電話代の節約という要素が大きい。使い放題で毎月5800円(@niftyへの接続料も含む)だから、これはかなり安いと思う。
環境が変わったことでパソコンが挙動不審になり、その調整で夜までかかってしまう。これでまた作業時間が削られてしまった。う〜ん。こういう些末な出来事で原稿執筆が遅れているようにも見えるけれど、じつはこうした作業を突っ込むことで、原稿執筆という本業から逃避しているような気も……。
6月19日(火)
溜まりに溜まった仕事を片づけるため、フランス映画祭の試写は休む。午後はソニーで辻仁成の新作『ほとけ』を観る。前作『千年旅人』にまったくノレなかった僕だが、今回の映画はなかなかいいと思う。人物を厚めに配置して、神話的な世界を作り出している。ヒロインを演じたyumaも今回はばっちり。
夜は雨が降り出す。夕食は久しぶりにベーコンとほうれん草のスパゲティを作って食べる。なんだかくたくたに疲れている。
6月20日(水)
災いは突然やってくる。それはこの朝やってきた。パソコンでDVD-ROMドライブの百貨事典にアクセスしようとしたらエラーが出た。前日CD-Rを読もうとしてもエラーが出たので、これは一大事と思っていろいろパソコン周りをいじくったのだが、どうにもだめ。最後の、しかしもっとも確実な手段として、前々からやろうとしてなかなかその機会がなかったレストア作業を行うことにする。要するに、パソコン自体を出荷状態にまで戻してしまおうという、かなり乱暴な方法。今までに使いもしないソフトをさんざんインストールしたり削除したりしたツケを、ここで一揆に快勝してしまおうというわけだ。この時点で朝の7時か8時頃。ドライブのバックアップはあっという間に終わり、昼頃には作業があらかた終わると思ったのだが……。
ところがこれがうまくいかない。何度トライしても、Windows98が立ち上がる直前でストップしてしまう。メーカーであるコンパックのサポート窓口に電話してみたところ、なんでも本体付属のディスク以外に、もう1枚別のディスクが必要らしい。宅急便で送って明後日到着という話なので、そこを交渉して僕が会社までディスクを取りに行くことにした。荻窪のコンパックに到着したのはもう4時頃。これでなんとかなると一息ついたついでに、荻窪のBook
Offで古本をまとめ買い。
帰宅してあれこれ作業していたのだが、どうやら原因はマイクロソフトのサイトからダウンロードしてインストールした何かしらのソフトにあるらしい。 リストアしたソフトに、Windows
Updateをかけると同じ症状が出てストップしてしまうからだ。もうOS周りはいじくらないことに決めて、ひたすらアプリケーションソフトのインストール作業を続ける。これが面倒くさくてしょうがない。あっという間に夜の10時11時。眠い。でも終われない、終わらない。インストールやパソコン本体の再起動を繰り返す間に、Book
Offで買ってきた新書を1冊読み終わってしまった。寝たのは12時過ぎだと思う。でも作業はまだ終わらないのだ。
6月21日(木)
朝からパソコンにソフトのインストール作業を続ける。午前中にはだいたい復旧した。それにしても、これが仕事の切れ目、映画祭の最中という、比較的時間に融通のきく時期に起きたのは不幸中の幸いだと思う。やれやれ。
午後はいよいよフランス映画祭横浜へ。今日観たのは『栄光へのあまりに狭き門』という、セールスマンたちの姿を描いた映画。フランス版『摩天楼を夢見て』みたいなものかな。劇中に『戦場にかける橋』が幾度も引用されているのは、「セールス部隊=軍隊」というイメージを強調するためなんだとか。確かにこれは、軍隊もののパロディみたいなところもある。映画は5時頃終わって、大急ぎで駅に戻る。
フランス映画祭は、駅と会場の距離が遠いのが難点だ。15分くらい歩くんじゃなかな。
6時過ぎに水道橋駅に着く。一緒に仕事をしている編集者と落ち合って、話題の『パール・ハーバー』東京ドーム試写へ。行列がなかなか進まないのは、入場者一人一人に対してボディチェックと手荷物検査をしていたからだ。あれでちゃんと、時間までに全員が入場できたんだろうか……。来場ゲストの紹介があり、関係者の舞台挨拶があり、いよいよ映画が始まる。しかし座った場所がスクリーンのかなり袖の方だったので、画面はまるでスクイーズ収録のDVDをそのまま観ているように縦長に変形。飛行機が全部ずんぐりむっくりした姿になってしまったのには参った。あと東京ドームの内部は当然のように音響効果は最悪。台詞も音楽も効果音も残響がひどくて、全体にもごもごしたものになってしまう。座席もパイプ椅子だから、途中からお尻が痛くなってしまいました。仕事でどうしても観る必要があったから今回は試写を観たけれど、そうでなければもう二度とこんな環境で映画を観たくない。
映画の内容は……。まぁむちゃくちゃです。戦闘シーンは確かにリアルだし物凄い迫力。しかし主人公たちが迎撃用に飛行機を飛ばしてゼロ戦と空中戦を始めたあたりからは、『トップガン』ばりのマンガチックな活劇路線になってしまう。だから僕はこの映画を、「戦闘シーンがすごい」という点でもあまり評価できないと思うのだ。ドラマ部分は俳優たちの線の細さと、ドラマづくりのツボを見事にはずしまくった脚本・演出で観るべき点はまったくない。上映時間は3時間。劇場では1日に3回ぐらいしか上映できない映画だ。これは芝居の部分を全部カットして、戦闘シーンだけのバージョンを作り、入場料1000円ぐらいで上映した方が効率がいいのではなかろうか。僕は戦闘シーンだけでももう少し設備のいい劇場でもう1度観たいのですが、そのために行列したくないし、ましてや1時間半もつまrない芝居を見せられたくないのです。まぁしかし、こうして「だめだなぁ」といくら言われても、この映画は大ヒットするんだろうなぁ……。
映画の後、ドームの周辺は人で埋まった。一緒に映画を観ていた編集者と飯田橋まで歩き、そこで遅い食事をとりながら映画にまつわる雑談。帰宅は12時過ぎ。バッタリと寝る。
6月22日(金)
朝っぱらから体調が悪いのは、昨夜久しぶりにビールを飲んだせいか。それとも食べたラーメンが悪かったのか。いや、きっと『パール・ハーバー』の毒気に当てられたに違いない。そんな体調ながら、午前中に映画の感想を書いてしまう。午後はフランス映画祭に出かける予定だったのだが、あまりにも眠いので寝る。夕方から夜まで寝る。ひたすら寝る。
7時過ぎに起きてから簡単に食事を済ませ、シャワーを浴びて、夜9時から品川で雑誌の編集者と仕事の打ち合わせ。来週の月曜日にインタビューの仕事があるのでその下打ち合わせだが、実際のところはこの雑誌と初めての仕事だったので、まずは顔合わせという要素が強い。ほとんど映画の雑談をしていた。ずっと疑問だった最近のGAGAと東宝の関係についても、ちょっと話をして「ふ〜ん、なるほどねぇ」とちょっと納得。まぁ実際にここで聞いた話が本当なのかはまた別の話だが、僕自身は「なるほど」と納得してしまったので、これはこれでおしまい。
6月23日(土)
午前中からせっせと仕事。昼間も仕事。夕方も仕事。夜まで仕事。その間、ほとんどインターネットにつなぎっぱなし。いや〜、ブロードバンドはいいなぁ。今まではメモ帳にデータをコピーしたり、WEBページをローカルディスクに保存したり、場合によっては必要なものをすべてプリントアウトして資料をそろえていたのですが、そうした作業が一切なくなってしまう。必要になるごとに、いちいちインターネットから資料を引っ張れる快適さ。これはいい!
何本か原稿を入稿してしまい、夜は『A.I.』の先行オールナイトを観るため丸の内ピカデリー2へ。夜0時20分からの回を観たのだが、館内は人でぎっしり。みんな映画の後はどうやって帰るんでしょう……。僕は自転車なんですけどね。問題の映画の中身ですが、さすがにスピルバーグ、よくできている。キューブリック風のタッチを出そうとしているところが随所にあって、それがじつに効果的なところもあれば、少々窮屈に感じられるようなところもある。物語そのものは、やっぱり『ピノキオ』じゃないか! 帰宅したら3時半頃。すぐに寝る。
6月24日(日)
朝はいつも通り6時頃に目が覚めてしまう。もうすっかり習慣なので、遅く寝たから朝寝するというわけでもない。睡眠時間は2時間半ぐらいかな。
朝は小雨がぱらついていたが早い時間に都議会議員選挙の投票を済ませ、そのままCSへ。昼食後はさすがに体がきついので昼寝。なんと3時間も寝てしまった。でもまだ寝たりない。
観たばかりの『A.I.』についていろいろ考えているのだが、感想はまだまとめていない。明日の作業かな……。
6月25日(月)
午前中に映画の感想を2本。午後はソニーで『LOVE SONG』の佐藤信介監督のインタビュー取材。その後、松竹で廣木隆一監督の新作『美脚迷路』を観たが、これはあまり面白くなかったなぁ。少し時間の空きがあって、夜は映画美学校の第2試写室で香月秀之監督の『BACK
STAGE』。これはまったくダメだった。新宿のアイマックスシアターでも試写があったのだが、これには間に合わなかった。
八重洲口の大塚商会で「携速7」のアップグレード版を購入。帰宅してから早速パソコンにインストールし、世界大百科事典のDVDをハードディスクにコピーしてしまう。これでDVDドライブが常に百貨事典に占領されているという状態から脱却できる。これでエンカルタが買えるぞ。
6月26日(火)
午前中にインタビューの原稿をまとめて一応入稿。これは後から直しが入る可能性もある。
午後は映画美学校で川村カオリが監督した『696 TRAVELING HIGH』というドキュメンタリー映画。音楽のことはまったくわからないし、導入部分に多少のとまどいも感じたのだが、それさえ乗り越えてしまえばなかなか面白い映画だった。映画の後は東京駅で自転車を回収。銀行で家賃と税金の振り込み。銀座のコンタックスサロンで修理したT2の受け取り。渋谷の試写室に行ったら開始時間に間に合わず、本屋で少し時間をつぶしてから銀座に戻る。夕方からはヘラルドで『ドリヴン』の試写。思い切り大味な映画だけれど、僕は嫌いじゃない。たぶんみんなバカにするんだろうけど、僕はこういう映画もありだと思う。
試写室で知人にあったので、そのまま飲みに行く。
6月27日(水)
月末はいろいろな原稿の締切が重なってくることもあって、平日に試写を観て土日に原稿を書くというペースが崩れがち。しかも今週は月曜日からインタビューの仕事が入ったりしたので、様々な作業がすべて後回しになっている。映画瓦版の更新作業も遅れているし、メールマガジンの発行も遅れた。いつもは月曜日にメルマガの編集を済ませてしまうのだが、今週は発行日になってようやく編集を済ませて配信手続きをしている始末だ。映画の感想もほとんど書いていないしなぁ……。
映画瓦版を更新し続けながら仕事としての原稿も書くという両立作業が、そろそろ行き詰まりかけているのかもしれない。少なくとも試写状が来る映画についてはすべて足を運ぶという現行のスタイルは既に飽和状態になっている。映画瓦版の運営については、何か別の方法を考えなければならないかもしれないな。
暑さやら寝不足やらで体調もすぐれず、今日は午後に観る予定だった試写2本を別の日に移動して、昼間は少し寝ていた。夕方起き出して、メディアボックスで『愛のエチュード』の試写を観る。
音楽映画みたいなタイトルですが、中身はチェスの話。ジョン・タトゥーロが精神的なバランスを欠いた天才チェスプレイヤーを演じ、エミリー・ワトソンが彼を愛する女性を演じている。
帰宅してシャワーを浴び、早めに寝てしまう。
6月28日(木)
午前中に映画の感想文を全部やっつけようと思ったのだが、結局1本分を取り残して午後の試写に向かう。1本目はリメイク版の『悪名』。主演は的場浩司と東幹久で、監督は和泉聖治。どうせだめだろうと高をくくって見に行ったのだが、わりとがんばっているという印象。オープニングや音楽など、オリジナル版をかなり意識している。というか、こりゃオマージュだな。だったら最後に麻生組の女親分役に中村玉緒を配役すればいいのに、夏樹陽子が出てきてしまうあたりが和泉聖治監督作品ということか……。
2本目は松竹で『釣りバカ日誌12』を観たが、これはすごく楽しい映画だった。とにかく笑わせて、泣かせるところはしっかり泣かせる。これぞ日本の喜劇映画。本木克英監督はデビュー作が『てなもんや商社』でその後は『釣りバカ日誌イレブン』だから、デビュー以来一貫してサラリーマンものを撮っていることになる。まだ三十代の若い監督だけれど、松竹の人気シリーズでレギュラーの監督になっているのだから大したもの。今回は青島幸男と宮沢りえがゲストで出演しているが、宮沢りえはいいなぁ……。これをきっかけに、今後もどんどん映画やドラマに出演してくれるといいんだけど。
3本目の試写までは少し時間があいたので、有楽町のビッグカメラをぶらぶら。今ほしいのはエンカルタのDVD版と、音声でテキストを入力するソフト。特に後者はすぐにでもほしい。値段を見たらそんなに高いものでもないので、近日中に買うと思う。原稿を書くのにどの程度役に立つかはわからないけれど、メールの返事を書いたりするのには効率が上がるかもしれない。あと、この日記を書く作業とかね。部屋にいる時間の大半はパソコンで文字入力をしているわけだから、その効率が上がりそうなことなら何であれ考えてみるべきだろうなと思う。
まだ過渡期の製品なんだろうけど、場合によってはキーボードから入力するより効率がいいと思うのです。どうなんでしょうね。
今日最後の試写は、6時半から東宝で『劇場版ポケットモンスター/セレビィ 時を超えた遭遇(であい)』。映画シリーズもこれで4作目。だんだんこの世界観になれてきたのか、それとも映画の完成度が上がっているのか、今回もすごく楽しむことができた。CGの使い方もうまいと思う。最後はちょっと泣かされる。物語がぐるりとループして、意外なところで意外な人物同士がつながったりして「おお!」と驚かされたりもする。
6月29日(金)
朝から映画の感想文を書いていたのだか、全部書き切らないうちに午後の試写に出かけることになる。1度弟の会社に立ち寄って荷物を受け取り、その後銀座のヘラルド試写室で岩井俊二監督の新作『リリイ・シュシュのすべて』を観た。日本映画の救世主と言われた岩井監督が『四月物語』以来久しぶりに撮った新作だが、2時間半は長すぎる。前半の1時間なんて、拷問に近いぞ。現代社会の切り取り方や、絵作り、音楽の使用法など、現在の日本映画界にあっては抜群のセンスを持った監督だと思うのだが、この程度の話になぜ2時間半も必要なんだか僕にはさっぱりわからない。
そのまま松竹の試写室まで移動して、ジェームス・アイボリーの『金色の嘘』を観る。これも2時間10分ある映画だけれど、岩井俊二の作品と違ってこの上映時間がちゃんと充実している。『パール・ハーバー』のケイト・ベッキンセールが出演しているが、この人はやっぱり、脇役で魅力を発揮する人だと思う。この映画では、ユマ・サーマンという太陽の光を反射して輝く月のような存在。
3本目はイマジカの試写室で『レディプラスティック』の初号試写。案内がFAXされてきたから足を運んだのだが、マスコミ試写ではないので資料も何もなし。いきなり観始めた映画はビデオ撮りらしく、その点では少しがっかりさせられたのだが、このビデオ撮影にはちゃんと必然性がある。映画界の舞台裏を描いた怪談映画だが、これはかなり面白かった。出演者たちも初々しくていい。公開は9月末。
ビッグカメラで音声入力用の「Voice ATOK14」を購入。早速インストールしたが、慣れればこれは便利そうだ。今はまだ多少変換効率が悪いように感じることもあるか、これを使っていると文字をキーボードで入力するのが馬鹿馬鹿しくなってくる。正直言って、こんなに使えるとは思わなかった。もっと制限の多い、おもちゃみたいなものだと思っていたのだが……。
6月30日(土)
昨日購入した音声入力用ソフトを使っていろいろな文章を入力しているのだが、変換できない部分や誤変換がかなりあり、それが気になってなかなか先に進めない。入力速度がキーボードに比べてかなり速いのは事実。手を使わずに文字が入力できるので、腕が痛くなったり肩が凝ることもなくなる。ただし、映画の感想文を入力するには、外国人名の入力にいちいちキーボードに頼らなければならず、入力効率はずいぶん落ちてしまう。辞書を鍛えることで、有名な監督や俳優の名前はクリアできそうだが、メーンに1度入力する機会があるかないかというマイナーな人名の方が圧倒的に多いので、キーボードと縁を切ることは当分できそうもない。
ちなみにこの日記は、音声入力ソフトを使って入力している。9割かそれ以上は手直しなしてそのままテキストが使えるが、この程度の文章でもキーボードで入力し直さなければならない部分は多い。「なぜこの程度のものが」と思うような部分で変な変換されることがあると、少しがっかりする。