1月1日(元旦・火)
少し遅めに目が覚めて、朝っぱらから煮物をつまみにビールを飲んだりする。こんなことするのは正月だけです。昼頃から近くの公園に出てみる。バンジーボールで時間つぶし。しかしこれ、すぐに飽きますなぁ……。やっぱりひとり遊びだからなぁ。普通のキャッチボールとは違う。
午後は鉄砲州稲荷で2度目の初詣。その後、門前仲町まで行くが、あまりの人出に富岡八幡宮も深川不動も参拝をあきらめ、正月の初詣気分だけを味わって帰ることにする。スーパーで食料品の買い出し。といってもごく簡単なものしか買わない。白菜、長ネギ、大根、それにブリのあら。帰宅してブリ大根作る。
夜はWEBで次の仕事のための調べもの。DVDで『フィッシャー・キング』も観なければならないんだけど、これは時間があるかなぁ……。
1月2日(水)
本来なら土曜日に入稿するN誌の原稿を、少し早めに仕上げて入稿。N誌の原稿については映画紹介から少し離れて、コラムのようなものを目指そうと思っている。文体も意図的に「ですます体」に統一して、普段の僕の文章からは郷里を置いているけれど、こうした実験がいつまで続くかはわからない。結構こういうのって気分でコロコロかわるのだなぁ。まぁ編集者から特に注文も入らないし……。読者は女性が多いので、あまりマニアックな話題にすまいとは思っているんだけど、これもその時の気分だなぁ……。
午後はテレ東の「壬生義士伝」を見始めたら止まらなくなってしまい、結局終了まで見てしまった。主人公が死んだ後の最後1時間ぐらいは蛇足だと思う。でもこの部分が、この作品のテーマなんだろうなぁ……。
1月3日(木)
昼頃まで寝ていた。午後はDVDで『フィッシャー・キング』を見る。もちろん、過去に何度も観ている映画なのだが、改めて観るといろいろと発見もあるなぁ……。これは半分仕事のための鑑賞。この映画についてA誌に紹介文を書く約束になっている。ちょっと文章量が多いので、何を書こうかいろいろ考え中。
1月4日(金)
世間では仕事始めの会社も多いと思う。僕も今日から本格的に仕事がスタート。朝から机の前で『フィッシャー・キング』の原稿を書き始める。映画紹介半分、映画評論半分の原稿なので、その塩梅が難しい。映画の中身についてある程度紹介しないと、読者のほとんどは何を書いてあるのかチンプンカンプンになるだろう。かといって映画の粗筋や見どころだけを書いていたのでは、A誌に原稿を書く意味があまりなくなってしまう。A誌の読者層をある程度想定しながら、その読者に向けて原稿を作らなければならない。
一般の「映画ファン」は性別年齢学歴職業などがバラバラなので、かえって“読者層”というものをあまり意識することがない。情報誌のN誌では女性読者を意識し、W誌やC誌では逆に男性読者を意識する程度かな。でもA誌はかなり特殊な雑誌なので、映画の切り口について考え込んでしまった。文章の全体量はたいした分量ではないのだが、書き出しに悩み抜いてそれだけで半日ぐらい費やす。書き始めたら、あとは比較的スムーズだったけれど、夜になってこんどは最後の結論部分で悩んでしまった。この結論が出ないまま、この日は寝てしまう。寝ているうちに、いいアイデアが出ることもある。僕はこういう点について、わりと楽観的。
1月5日(土)
前の晩に悩んでいた原稿の結論部分に、一応の筋立ては作った。原稿を少し書いてプリントアウト。原稿を読み直して、結末部分に少し性急なところを感じたのでさらに文章を補っていく。予定の文章量をかなりオーバーしてしまったので、これは後日調整することにする。
昼前に部屋を出て、午後は横浜の実家へ。いつもはJRを使うことが多いのだが、今日は京急を使った。日比谷線で東銀座まで出て、都営地下鉄に乗り継ぎ、そのまま連絡している京浜急行線で上大岡へ、さらにそこから横浜市営地下鉄。駅で家に電話したところ、車で駅の近くまで迎えに来てくれた。両親宅は弟夫婦と子供たちが既に来ており、そこから車に分乗して少し離れたファミリーレストランへ。
現地で妹夫婦とも合流。ここの娘はようやく8ヶ月になったところだが、やたらとかわいい赤ん坊だ。食事のあとは再び両親宅へ戻る。僕は駅の近くにあるイトーヨーカドーで買物。その後また両親宅に一度戻り、夕方6時頃に両親宅を出た。上大岡の京急ストアで簡単な買物して帰宅。
1月6日(日)
午前中はCS。冬休み中は分級がないのであっという間に終わってしまう。帰宅して身支度し、バスで木場のイトーヨーカドーへ。まずは食事をして、その後買物。特に何を買うというわけでもないのだが、上から下までぐるぐる歩き回る。馬鹿でかい店舗の中を歩き回っていると、なんだか豊かな気持ちになってくる。昨日の実家近くのイトーヨーカドーもそうだったが、品物がいっぱいあるお店の中を歩いていると、まるで日本に立ち寄ったロシアの船員のように意識が高揚してくるのだ。なぜなんだろう。根が貧乏人なんだろうか。銀座のデパ地下や東急ハンズの雑貨売り場では、大型スーパーのワクワク感は味わえない。
暗くなる前に帰宅。風呂に入って食事をしたら、それだけでもう夜の9時。あらあら。仕事場に戻ってあれこれとこの数日の整理をすると、それだけで12時ごろになってしまう。湯たんぽ入れて寝ることにしよう。
個人間のオンライン決済について、昨日弟から「ペイパル」の話を聞いた。戻ってきてから調べたところ、日本ではイーバンクがサービスを行う予定になっているらしい。ホームページを見ると「2001年冬以降」になっているので、たぶんそう遠くない時点でサービスが開始されると思われる。これは相手の銀行口座ではなく、メールアドレスを指定して小口のお金を送金するシステム。送金手数料は米国では無料になっているが、日本でどうなるのかまだ不明。いずれにせよ、銀行振込などに比べれば超格安で、しかも手軽な送金手段になることは間違いなさそうだ。とりあえず、ドネーションの振込口座としてイーバンクに口座を開設しようかなぁ……。
1月7日(月)
世間では今日が1年最初の出勤日という会社も多いかもしれない。僕も今日から本格的に仕事。まずはA誌の原稿を仕上げて入稿してしまう。あちこち手を入れて文章を整えたけれど、まぁ100%満足というには程遠いなぁ。でもこれはこれでいいや……と自分を納得させないと、いつまでたっても原稿は入稿できない。妥協と決断をするために、原稿には締切が設定されている。
ドネーションの振込口座としてイーバンク、将来的にはペイパルを考えているのだが、イーバンクの出金口座としてあさひ銀行を設定しようとしてふと気が付いた。じつは僕が持っているあさひの口座は、支店の統合で何年も前に消えている。この統合先がどこなのか、自分の口座がどうなっているのか、まったくわからない。銀行に問い合わせの電話をして、諸手続についてたずねる。住所変更その他の手続きが面倒なので、一度今ある口座を解約してから、改めて新しい口座をあさひに作ることにしようと思う。というわけで、イーバンクの口座開設はしばらくおあずけ。ところで、イーバンク利用者ってどのくらいいるんでしょうねぇ……。
夕方からC誌の特集記事のため、編集部で打ち合わせ。仕事の話が半分で、残り半分は映画関連の雑談。はじめて仕事をする編集者だったので、こういう雑談にも多少は意味がある。お互いの趣味や嗜好がわかるしね。
編集部を出てから近くで夕食をとり帰宅。メルマガの編集作業をしてから、カレーを作り始める。冷凍庫でカチンカチンになっていた肉を帰宅してから室温で自然解凍させていたので、夜中にならないと料理に取りかかれない。はじめたのは10時過ぎかなぁ……。「TVタックル」を見ているときはまだ何もやっていなかったから、それが終わってから野菜を切ったり肉を炒めたりしていた計算。結局、ベッドに入ったのは夜中の2時頃。僕にしては、これは夜更かしが過ぎるのだけれど。
1月8日(火)
午前中にP誌オンライン版向けの原稿を作って入稿。映画瓦版のダイジェストは簡単に作れたのだが、毎回作っているリンク集のネタにはいつも困る。今回は『ロード・オブ・ザ・リング』関連のサイト紹介にした。こういう記事を作るために、自分であれこれとサイトを見て回る機会が持てるのはそれなりに楽しい。時間はかかるけれど、こんな機会でもなければ、ネットサーフィンなんてしないもんね。
午後は3時半からTCCでオキサイド・パン監督のデビュー作『タイムリセット/運命からの逃走』を観る。『レイン』より数倍面白いと思った。映像処理が単なるムード作りに終わらず、ちゃんと物語の進行と噛み合っているから、凝ったビジュアル処理も映画の中で浮いていない。パン監督は『レイン』で凝った映像だけを突出させていたけれど、この『タイムリセット』を観ると、物語作家としてもなかなかの腕前であることがわかる。ところでこの試写の前、宣伝担当者から映画瓦版の『ダブルタップ』評について「ちょっと違う」との話が出た。この時はあまり時間がなくて詳しくきけなかったのだが、試写のあとで別の宣伝担当者にきいたところ、レスリー・チャンが演じている役柄について僕に勘違いがあったようだ。本当のところはもう一度映画を観てみないとわからないけれど、これについては一応本文の方に追記しておこうと思う。
新橋の金券ショップで映画のチケットを買い、簡単に食事をしてから丸の内ルーブルで『バンディッツ』を観た。この映画、現代版の『明日に向かって撃て』や『スティング』を狙ったような気配がするんですけど、それにしてはブルース・ウィリスとビリー・ボブ・ソーントンというキャスティングが老けすぎてないかなぁ。ソーントンがインテリで神経質な男という設定はまだしも、ブルース・ウィリスがタフでハンサム? タフなのはいいけど、ハンサムなのか? なんか、釈然としない設定だなぁ。
1月9日(水)
午前中に前日観た映画の感想を書き、午後は試写を2本か3本ハシゴするという通常の生活サイクルが今日から始まる。あさひ銀行に口座解約と新規口座開設のため出かけたいのだが、これではいつになることやら……。
午後はソニーで『グラスハウス』というリリー・ソビエスキー主演のサスペンス映画。両親を事故で失った女子高生が、その真相を突き止めて親の仇を討つという現代版「ハムレット」になっている。話が余りにも古典的なので、劇中ではわざわざ「ハムレット」を引用して古典的なストーリーであることを強調してます。まぁそこそこ楽しめる映画。撮ったのは少し前じゃないのかな。リリー・ソビエスキーがまだ可愛いです。それとも僕は、この顔に慣れてしまったんだろうか。
2本目はヘラルドで『トマ@トマ』の最終試写。一人称のビデオ映像が延々続くという異色SF作品。広場恐怖症で部屋に閉じこもりきりだが、テレビ電話を使って周囲とコンタクトだけは取っているという主人公の姿が、なんとなく自分自身を観させられているようで身につまされる点も多い。
食事したあと六本木のGAGAで『暗い日曜日』。これがどういうわけだか混んでいて、5分前到着で補助椅子だった。映画は1曲のシャンソン誕生にまつわるメロドラマだけれど、これってどの程度が事実にもとづいているのだろうか……。
1月10日(木)
午前中は映画の感想文を書いておしまい。午後は映画美学校で『Laundry』からスタート。上映時のトラブルで試写開始が15分ほど遅れたが、この映画自体が2時間6分もあるから、次にどこか別の試写を観ようとしていた人は大変だろうと思う。映画は面白かった。感動した。窪塚洋介最高。内藤剛志にしびれた。「おれは優しくなんてないんだよ」「烏の鳴きまねできるか」いいなぁ……。最後に白い鳩が飛び立つシーンでは涙が出そうになってしまった。
2本目は同じ試写室でツァイ・ミンリャンの新作『ふたつの時、ふたりの時間』を観る。最終試写ということもあり、試写室はメチャメチャに混んでいた。僕は同じ試写室で2本続けてなので席の確保は問題なかったけど、満席だと言われて戻った人も大勢いたようだ。なんだか申し訳ないような気持ちも半分位あるけれど、同じように僕が満席で入れなかったこともあるからこういうのはお互い様なのかも。どっちにしろ『Laundry』
のあとに別の試写室の予定を組んでいたら、移動時間がなくて間に合わなかっただろうし、今日ここで2本続けて観ることにしたのは正解。映画は相変わらずで、僕はどうもツァイ・ミンリャン監督と相性がよくないようだ。『青春神話』や『愛情萬歳』は観ていないが、『河』『Hole』はどちらも僕にとってはむしろ不快な映画だった。ただし「不快」というのは何らかのひっかかりが映画の中にあるということだから、どこかでこれがひっくり返って、ある日突然僕がツァイ・ミンリャンの熱烈な支持者になってしまうということもあり得る。
本当は3本目にゴダールの映画を観に行く予定にしていたのだが、なんだかくたびれてしまったのと移動時間がなさそうなので(この日は徒歩移動)、とりあえず帰宅することにした。帰りに駅近くのスーパーで買物。野菜類と酒粕を買って、明日は粕汁を作ろうと思う。帰宅したらW誌の編集者から電話。仕事の打ち合わせをしたあと、W誌を発行しているN社から最近発行されたばかりの映画雑誌について雑談。なんだかあまり売れ行きがよくないらしい。映画雑誌が売れない理由についてあれこれ話していたのだが、まぁこうした話も僕がこの雑誌に直接関わっていないからこそできることだろうけどね。ライターの立場からすれば、映画雑誌の数は多ければ多いほどいい。現時点で直接のつながりがなくても、どこかで仕事をする機会があるかもしれないからだ。N社の映画雑誌にはがんばってほしいなぁ。第2号でだいぶ路線変更するようなので、それに期待。
1月11日(金)
午前中に映画の感想を書いたのだが、作業がだいぶ遅れている。なぜだろう。どうも他のイロイロなことにわずらわされて、この程度の作業さえこなせなくなっている。よくない。今年は先が思いやられる。
午後は渋谷のシネカノンで2本試写を観ようと思ったのだが、1本目にギリギリで到着したら既に満員で入れなかった。まぁ時間ギリギリの到着もよくなかったんだけど、今日はいつもよりだいぶ人が多かったそうだ。なんでも1時間以上前から人が来ていたらしい。これはマスコミ関係者ではなくて、映画の関係者が観に来ていたんだと思う。宣伝会社の担当者に「こちらでも予期していないお客様が大勢いらっしゃいまして……」と言っていた。なるほど。
渋谷まで出てそのまま引き返すのはショックがでかいのだが、今日はその後の映画もシネカノンで観る予定だったので3時半まで時間を潰す。ついでなので、前から持っていたあさひ銀行の口座を解約。新規の口座はこちらの要望通りに作れないようで(本店に口座を作りたかったのだが、渋谷じゃ手続きできないと言われた)、これは後日郵送で手続きするなりなんなりしようと思う。ひょっとしたら、わざわざ口座を作らないかもしれないしね。ついでに三井住友でも通帳を旧さくら銀行のものから新通帳に更新。支店が月島から築地に統合されたのだが、口座番号は変わらず、キャッシュカードもそのまま使えるそうだ。ここは銀行の統合でも支店の統合でも、利用者にまったく不便をかけないという意味で、じつにサービスの行き届いた銀行だと思う。まぁ僕の利用していた店舗の統合が、たまたまうまくいったのかもしれないけど。ところで三和がUFJになると、僕の持っている口座や通帳はどうなってしまうんだろう。三和の口座も冬眠状態なので、これもそのうち何か考えよう。しかし、金はないのに銀行口座ばかりがごろごろ存在するのもなぁ……。東京三菱なんて、ひとりで3つも口座を持ってるし。
3時半からシネカノンで『JAZZ SEEN/カメラが聴いたジャズ』というドキュメンタリー映画。後半でちょっと眠くなった。再現ドラマは不要なんじゃないかなぁ……。
今日はこの1本で試写が終わり。本屋に立ち寄って「吉野家の経済学」と「新聞・テレビはどこまで病んでいるか」という文庫本2冊を購入して帰宅。生協でお酒を買ってから部屋に戻る。ホームページの手直しを少しして、今日はおしまいかな。夜は仕事ができない性格なので、溜まった仕事は明日以降に持ち越し。しかし間に合うのかなぁ。たぶん来週のどこかで、何日か試写を全休しなければならない日が出てくると思う。
1月12日(土)
午前中に銀行の新しいカードとC誌の特集記事用のサンプルDVDが宅急便で到着。その後N誌の原稿を書き上げて入稿。昼頃からはたまっていた映画の感想文を全部片づける。その後はC誌の特集記事のため、インターネットで資料収集してプリントアウト。
6時から月島で今年最初のオフ会だったが、今回は参加者が激減してとうとう3人。オフ会の体裁を保つ最少人数になってしまった。もんじゃ屋で軽く腹ごしらえをした後、裏路地のよくいく居酒屋で飲み直し。映画の話はほとんどしてなかったけど、日本酒を飲むピッチが早くて冷酒を4,5杯はおかわりしたような気がする。払った金のほとんどは、文字通りの「飲み代」だろうなぁ。11時頃にお開きにして、駅前で解散。僕は小腹が空いたのでコンビニでパンと牛乳買って帰宅。このあたりで意識が途切れる……。
1月13日(日)
朝5時頃に目が覚める。二日酔いの予感。一度起きて、アスピリンと胃薬を飲む。6時半頃に目が覚めると、やはり重度の二日酔い。頭痛、腹痛、吐き気に苦しむ。なんとか7時45分頃には起きあがって、胃薬飲んで部屋を出る。なんとなくまだ意識が朦朧としていて、酩酊状態が半分続いているような気分。しかし飲んでいた酒の素性が比較的よかったせいか、頭が割れるように痛むとか、胃袋がひっくり返りそうなぐらいひどい吐き気がするというわけでもない。
午前中はCS。そこで少し世間話などして、昼は近所のスーパーで買物してからスパゲティを作って食べる。食べたら猛烈に眠くなってきたのだが……。
部屋に戻ってから自転車のライトとベルの位置を修正。「新聞・テレビはどこまで病んでいるか」を読み終わって、とりあえず今は日記を書いている。
1月14日(月・成人の日)
午前中からC誌の原稿書き。DVDの作品紹介を書きながら、昼過ぎにはDVDで『伊賀忍法帖』を観る。う〜ん、これってヘンな映画だなぁ。
夕方から外出。信濃町で聖書フォーラムのオフ会。こちらは大盛況で、参加者20人以上。ほんの昨日二日酔いに苦しんでいたばかりだというのに、ワインをがぶ飲み。いいのかなぁ……。仕事もまだ終わってないのに……。
1月15日(火)
午前中はメルマガの編集と配信手続き。PHS用のコンテンツ配信手続き。そんなことをしていたら、仕事をする時間などまるでないのだけれど……。
午後は映画美学校でダリオ・アルジェントの新作『スリープレス』を観る。なんだか普通のサイコサスペンスになってしまっていて、「これがアルジェントだ!」という部分はごくわずか。ちょっと寂しい気もするなぁ。
銀行に立ち寄ってから3時半の試写に行ったら、15分前到着でも既に満員。50数名しか入れない試写室に、30分前の次点で既に50人近く並んでいたというから、これは前の試写が終わって直接来ても入れなかったかもしれない。こういうのは遅く来たのが悪いのだから、仕方がないとあきらめるしかない。最終試写だし、わりと評判のよさそうな映画だったしね。この映画については、後日一般試写で観られることになると思う。
本当は6時からもう1本映画を観るつもりだったのだが、時間がずいぶんあいているのと、仕事も気になるので一度仕事部屋に戻ることにする。編集部に電話してラフ原稿の不明点について打ち合わせ。打ち合わせをすると雑談にもなってしまうのだけれど、雑談の中から原稿を書くヒントも生まれてくるから、雑談がまるで無意味というわけでもない。最初は食事をした後もう一度試写に出ることも考えたが、食事をしたら結局面倒くさくなってしまったので、DVDで薬師丸ひろ子の『Wの悲劇』を観て今日はおしまい。この映画はテレビで見たことがあるかもしれないが、通しで観たのは初めてだと思う。メイキングも面白かった。
1月16日(水)
メルマガの発行部数がわりと順調に伸びているようだ。といっても毎週30号ぐらいずつだから、これは微増なんだけどね。この手のメルマガは購読し始めるとなかなか中止することがないので、毎号30部ずつの伸びは伸びのうちに入らないのかもしれない。まぁ自分で読んでいても、記事に面白味はまるでないしなぁ……。記事本体をWEB側に用意して、メルマガはその目次とリンクだけだし。
昨日観た映画の感想を書いて、残りの時間は仕事をした。でもまったくはかどらない。出だしの文章に既につまずいてしまい、書いては捨て、捨てては書きの連続。ようやく少し調子が出てきたところでお昼になり、食事して試写に出かける。
1本目は映画美学校でアボルファズル・ジャリリ監督の『少年と砂漠のカフェ』。年末試写室が満員で入れなかった映画だが、今日も試写室はわりと混んでいた。説明的な描写がほとんどなく、台詞もじつに少ない。
『ダンス・オブ・ダスト』ほどではないけれど。僕は序盤で少し居眠りしてしまった。
映画の後で銀行に立ち寄り、以前使っていた住友銀行の通帳を更新。なんと記帳されていない部分に、6万円以上のお金が隠れていた。何年も放置していたので、何十円か利息まで付いている。なんだかすごく得した気分。3連休はオフ会で(僕としては)大散財だったので、これで少し埋め合わせができそう。今月も経済的には綱渡りだったけれど、このお金で何とか月末まで持ちそうだ。来月からはレギュラーの仕事の収入が少し増えるので、去年よりは楽になるかな。
2本目は松竹で『無問題2』。1作目よりはずいぶんと面白い映画になっている。出演者も豪華で賑やかだし、パロディやギャグがあちこちにあって笑わせる。キャンディ・ローが出っ歯のブスを演じているのは、『食神』のカレン・モクと同じ役回り。当然最後は出っ歯の入れ歯を外して、チャーミングな笑顔を見せてくれる。本来のヒロインである酒井若菜は、なんだか印象がウスボンヤリしていてつまらない女優だなぁ。まぁ女優と言うよりタレントなんだろうけど。それにしてもなぁ……。巨乳がウリなら、もっとそれを強調してギャグにしてほしかったんだけど。
思いがけず見つかったお金を何に使おうか考えながら、教文館のキリスト教書籍コーナーをぶらつく。旧約聖書略解は持っていた方が便利なのだろうか。それとも新改訳の聖書でも買おうか。いっそ岩波の分冊聖書を買ってみようかな。あれこれ考えるけれど、たぶんどれも買わないような気がする。お金は家賃や税金や保険に消えて行くに違いない。
夜はル・テアトル銀座で韓国映画『友へ/チング』の完成披露試写。韓国版『スタンド・バイ・ミー』とか『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』と言われている映画だが、前評判ほどには感動しなかった。確かに凄い映画だけど、結局は風俗描写が僕にいまいちピンとこないのだ。これはちょっと、興行的にも苦しいかもしれない。みゆき座系のチェーンでの公開だから、女性客向けに男の友情の話を売るというマーケティングなのかな。
1月17日(木)
午前中は仕事の原稿を優先して、映画の感想文を書く作業は後回し。午後は試写を別日に回してしまうことも考えたのだが、仕事の都合上どうしても観なければならない映画があったため、半ば渋々試写に出かける。一度部屋を出ると、ついでに他の映画も観ちゃうんだけど……。
午後はブエナビスタで『モンスターズ・インク』からスタート。ピクサーのCGアニメ最新作。モンスターの毛の表現がすごい。話も面白いし、アクションも最高。最後は泣かせます。ジョン・グッドマンの声がじつにいいなぁ。ビリー・クリスタルがスタンダップ・コメディをやるけど、これはちょっと上滑り気味かも。最近寝不足気味なのか、映画の序盤では睡魔との戦いになった。映画は面白いんだけど、生理的な欲求には勝てない。結構つらかった。
映画の後、青山ブックセンターで「ギリシャ正教/無限の愛」と「ヨーロッパ異端の源流/カタリ派とボゴミール派」を買う。昨日お金を発見したので、ちょっと気が大きくなっている。2冊で5千円以上。「ギリシャ正教」の方は正教の入門書のつもりで購入したのだが、なんと数学の理論を使って神の存在証明をするのが主眼らしい。これって「トンデモ本」の一種ではないだろうか? まぁ全部読んだ後で、最終的な評価をすることになると思うけど……。前書きで数学の話が出てきたときは「しまった!」と思った。正教の入門書なら、他にもたくさん出ているもんね。「異端の源流」は面白そう。カタリ派やボゴミル派の二元論には以前から興味を持っているのだが、この本はそれを古代のゾロアスターやマニ教、グノーシスなどから解き明かしていく本らしい。こういう本がほしかった。まぁこれも、読み終わってみないと最終的な判断は出来ないけど、目次を見ているだけでワクワクしてくる。
2本目の映画はメディアボックスで『ヒューマンネイチュア』。パトリシア・アークエットが“全身ヘアヌード”で登場する衝撃作。コメディなのかと思ったら、人間社会を風刺したシリアスな作品でした。前半の勢いが終盤で失速していくのは、同じスタッフが作った『マルコヴィッチの穴』にも通じる点かもしれない。
食事してからメディアボックスでチャン・イーモウ監督の『活きる』。コン・リー主演で'94年に製作された作品。これは面白かった。映画の前に10分ほど仮眠したので、これは最後までちゃんと観られた。
1月18日(金)
仕事がいい加減にヤバイ状態なので、今日は午後の試写を何本か削って仕事にあてる。午前中からC誌特集ページの原稿書き。部屋から一歩も出ることなくコツコツと作業をすすめ、夕方になって入稿。
5時過ぎに着替えをして部屋を出て、コンビニで雑誌を立ち読みしてから、自転車で銀座のガスホールへ。ヘラルド配給の『ピアニスト』の一般試写。これは先日試写室がいっぱいで入れず、その時に一般試写で観られるように手配してもらったもの。CAZの女性限定試写会だったので、会場は女性ばかり。僕はマスコミ用に用意された3階(ガスホールは入口が6階だから、実際には8階なのかな?)に行って席を確保。結局こういう席は、上映直前になると一般客にも開放するのだけれど。映画がはじまる前に配給会社の人が「これは笑える映画です。笑ってください」と言われたんだけど……これはなかなか笑えないなぁ。他人の悲劇は第三者にとって喜劇になる。この映画の笑いは、まさにそういう笑い。でもこの映画のヒロインの境遇は残酷すぎて、痛ましすぎて、哀れすぎて笑えない。残酷で痛ましくて哀れな状態を突き抜けたところに滑稽さがあるんだけど、この映画の場合、その滑稽さすら突き抜けて別のものになってしまっている感じがする。それが何なのか今はちょっと言葉に出来ないけれど。
帰りにスーパーで買物して帰宅。煮豆でも作ろうかな。夜になってC誌の編集者から入稿した原稿について電話。何カ所かダメだしが出る。修正作業は明日以降。
1月19日(土)
少し朝寝坊して、午前中は豆を煮たり、高野豆腐を煮たりする。食事した後、DVDで『結婚案内ミステリー』を観るが、映画としてはひどくつまらないなぁ。このあと2時過ぎから改めて仕事に取りかかる。まずは昨夜注文が付いたC誌の原稿の直し。その後N誌のレギュラー原稿を入稿してしまう。近所に買物に出て、帰宅してから食事。買ってきたイカの一夜干し(100円也)をフライパンであぶって食べる。これは美味しかった。後かたづけして、C誌の別の原稿を書く。区切りのいいところで風呂に入り、C誌の原稿の仕上げ。これはあっという間に完成。そうこうしているうちに、あっという間に夜。あ〜あ。P誌の原稿にも少し手を付けて、今日のお仕事はおしまい。
明日はたまっている映画瓦版の記事に手を付けなければ。7本分も手つかずで残してある。明日の午後だけで全部できるかなぁ……。不安。月曜日はメルマガの編集作業があるし、火曜日からは別の仕事も入る。いつも月の後半はこんな感じで大忙し。
1月20日(日)
午前中はCS。帰宅してP誌WEB版の原稿を準備し始めるが、特選リンク集のネタ探しに相変わらず手間取って、あっという間に3時4時……。でも何とかネタを決める。あとはこれを金曜日までにまとめるだけだ。
夕方から溜まりに溜まった映画の感想文を書き始めて、なんとか5本ばかりやっつける。でもまだ2本残っているんだよなぁ……。明日はメルマガの編集もあるけど、間に合うんだろうか。夕方から長い映画を観るから、夜は時間が一切使えなくなるし……。
今月は大きな仕事がいくつか残っている。レギュラーだけでも、N誌のDVD紹介記事、P誌のWEB版、W誌の映画とビデオ紹介、それに週刊のN誌もあるし……。毎月後半はいつもこんな感じ。もっとも本当はいつもこんな感じでないと、とてもライターとして食べては行けないんだろうけど。だいたい僕はラクしすぎ。月の上旬はいつもブラブラ遊んでいるしなぁ。
1月21日(月)
午前中に残っていた映画の感想を1本、食事の後でもう1本。でもメルマガは手つかず。あ〜あ。
午後はシネカノンで2本立て。まずはアーマンド・アサンテ主演のドゥーワップ映画『奇跡の歌』。これは面白かった。何よりも音楽がいい。後半はちょっとクサイけど、そのクササを音楽でカバーできている。次の試写まで少し時間があいたので、ブックファーストで本を見て回る。特に今は欲しい本もないかなぁ。まだ読んでいる本もたくさんあるし。
3時過ぎに試写室に戻ろうと思ったら、外は土砂降りの大雨。どのくらいの雨の量かというと、黒澤明の『羅生門』『七人の侍』『八月の狂詩曲(ラプソディー)』と同じぐらいひどい雨。雷はゴロゴロ鳴るし、風も強い。3時25分頃まで様子を見ていたのだが、ここまで来ていて試写に遅れるのも洒落にならないので、雨の中を傘さして突っ切ることに。足もとは結構濡れてしまったけど……。
というわけで『ドロップ・シネマ・パーティー』という映画学校の学生が作った短篇映画集を観る。これはつまらなかったなぁ……。ちょっと勘弁してほしかった。これで2時間近く拘束されてしまったのは辛すぎる。
6時からGAGAに行くつもりだったのだが、その前に食事をしたら時間に間に合いそうもないので、この試写は別日に回すことにする。なにしろこの映画、3時間以上あるからね。食事抜きで観るのはちょっと切ない。また本屋に立ち寄ったのだが、その時、ついでに何か別の映画を観て帰ろうと思いつく。観ていない映画は『フロム・ヘル』か『仄暗い水の底から』。近くのチケットショップに行くと、どちらも6時過ぎからの予定。近い方が面倒くさくないので、渋谷ジョイシネマで『フロム・ヘル』を観ることにする。まぁ『仄暗い〜』も渋東シネタワーだから同じようなもんだけど、『フロム・ヘル』は6時15分始まり、『仄暗い〜』は6時20分始まりだったというだけの話。ところがこの『フロム・ヘル』という映画、すっごくつまらなかった。なんなんでしょ、これは……。『ドロップ・シネマ〜』と『フロム・ヘル』のつまらなさ2連発にぐったりしながら家路につく。疲れたなぁ……。
1月22日(火)
午前中にメルマガの編集と発行手続き。その後映画の感想文を書くが、時間がなくて1本しか書けない。残りは明日になる。こうしてまた作業が溜まっていくのだ。
午後は東映で三池崇史の『荒ぶる魂たち』を観る。大映配給の低予算ヤクザ映画で、要するにVシネマにもうちょっと手がかかっているような映画。でも大作で、上映時間は2時間半。キャスティングも豪華だ。見どころは多いし面白いところも多いのだが、ここ一番という大がかりな見せ場がないような気もした。ドラマの起伏はあっても、全体の印象は意外なくらいにフラットなのだ。
一度仕事場に戻って入稿し忘れていた原稿をC誌編集部にメールで入稿。その後自転車で徳間ホールにとんぼ返りして、『上海アニメーションの奇跡』のBプログラム。『ナーザの大暴れ』に感激。『不射之射』は中島敦の原作「名人伝」の面白さにはかなわなかった。中島作品の面白さは、結局あの漢文読みくずし文体の面白さなのだ。この映画は日本語のナレーションを橋爪功が行っていたが、日本語台本を中島敦の文体のままにしてくれると、もっと雰囲気が出たと思う。
1月23日(水)
午前中に映画の感想を書くが、とても全部は終わらない。少しずつ作業が溜まってきている。一種の累積赤字のようなものだ。まずいなぁ……。まぁ午前中は、いきなり料理したりしてたからなぁ。今日作ったのは、身欠きニシンと大根の煮物。それに、大根の皮を使ったきんぴら。美味い。
午後は映画美学校で『ノー・マンズ・ランド』を観る。ゴールデングローブ賞の外国語映画賞受賞作。戦争映画としても政治映画としても人間ドラマとして、とてもよくできている映画。シリアスなテーマを笑いを交えながら描くセンスに感心する。
財布が空っぽなので銀行で当座必要なお金を引き出し、ビッグカメラで自転車に乗るときズボンの裾をまとめるベルトを購入。これはポイントカードを利用したので現金の支払いはなし。2本目の映画は、映画美学校に戻ってキアヌ・リーブス主演の『陽だまりのグラウンド』
。ギャンブル好きで酒浸りのダメ男が、わずかな報酬のために少年野球チームのコーチを引き受けて……という、なんだかホッケーで似たような映画があったような気がするお話。しかしこの映画がテーマにしているのは、結構シリアスなものだったりして、終盤は結構泣けてしまう。ダイアン・レインが相変わらずきれい。
食事をしてから松竹試写室で『ナショナル7』の試写。身障者施設で「女を抱かせろ!」と主張する筋ジストロフィー患者とその担当看護婦が、閉鎖的だった施設を大きく変えていくという実話にもとづくドラマ。これもシリアスでデリケートなテーマを扱っているのだが、それをちゃんと笑いを交えて描いている。シリアスなテーマほど、それを観客に納得させるには笑いが必要なのかもしれない。
1月24日(木)
午前中に映画の感想を少し書くが、一昨日の分を仕上げただけで前日分がまるまる残る。これは丸1日分の作業遅れがあるということ。今週末はN誌の原稿もあるんだけど、大丈夫かなぁ。まぁいつも綱渡りを何とか乗り切っているから、今週も何とかなるだろう。先週ほど深刻な事態にはなっていない。今週は試写に全部行けそうだ。来週も大丈夫だと思う。
午後は松竹で『カタクリ家の幸福』。韓国映画『クワイエットファミリー』は僕にとってまったく面白くない映画だったけれど、それをリメイクしたこの映画は面白い。話自体は特別どうということもないのだが、強引にミュージカルになだれ込むその手法で、強引にニヤニヤさせられてしまうのだ。監督は三池崇史。すごいよなぁ。エンディングにはひっくり返りそうになったよ。遠藤憲一が出てくると、三池作品だなぁという感じになる。
2本目はヘラルドで『マリー・アントワネットの首飾り』。フランス革命の原因とも言われる「首飾り事件」の映画化で、事件の中心人物をヒラリー・スワンクが演じている。要するに高価な首飾りを使った詐欺事件がテーマなので、素直に犯罪ドラマとして作った方が面白かったんじゃないだろうか。映画はメロドラマを指向しているようで、ちょっと切れ味が鈍くなっているような気もする。歴史をひっくり返したコンゲームとして、痛快なサスペンスドラマにもなった素材だと思うけど。
食事をしてから松竹でパトレイバー・シリーズの劇場3作目『WXIII』の試写。併映の短編『ミニパト』が3本付いて、総上映時間2時間半。でも面白かったので、時間は余り気にならなかった。試写室が満員だったのは、関係者が多かったのかな?
帰りに勝どきのスーパーでトマトの缶詰をまとめ買い。2缶で150円はちょっと安い。普段は120円ぐらいするもんね。安いときで100円程度。これはスパゲティやマカロニを食べるときのソースに使う。
1月25日(金)
午前中に『カタクリ家〜』までの感想文を書いてしまう。その後、今日は少し早めに部屋を出て、日劇東宝で『仄暗い水の底から』を鑑賞。黒木瞳の神経質そうな芝居がなんとも不快。ヒロインが感じる「不快感」以前に、ヒロインの存在自体が「不愉快」に感じられてしまうのはまずいと思うけど。ヒロインの娘は幼稚園の年長組で6歳になったばかりという設定だが、どう見ても小学校の1年生か2年生ぐらいに見える。脚本の上では6歳の幼さが書き込まれているのだが、それが絵になると不自然に感じる部分も多い。子役の演技力の問題で最初から7歳や8歳の子供を使わなければならなかったのなら、脚本を細工して子供を小学生にしておけばよかったと思うけど。映画の最後の結論の付け方も腑に落ちない。
次の試写まで少し時間があいたので、銀座の教文館に立ち寄って3階をぶらぶら。遅い昼食を取り、そのまま歩いて築地のソニー・ピクチャーズ試写室へ。ジャン=クロード・ヴァンダム主演の『レプリカント』を観る。これはそこそこ面白かった。
3本目は松竹に戻って、パトレイバー・シリーズの劇場3作目『WXIII/PATLABOR THE MOVIE 3』と併映短編3本の試写。全部合わせて2時間半ぐらいかかった。劇場公開時は長編『WXIII』に短編1本を週替わり上映するそうで、総上映時間は2時間ぐらいになるのだと思う。映画は面白かった。久しぶりに続々する物語の面白さが味わえた気分。
帰宅する前にコンビニに立ち寄り、缶チューハイを買って部屋で飲む。いっぱい飲み始めるときりがなくなり、その後は日本酒へと発展。
1月26日(土)
朝はいつもよりすこし遅く起きて、朝っぱらからマカロニを大量に茹でて食べる。先日買ってきた缶入りトマトが大活躍。ニンニクを炒め、香りが出てきたらツナ缶を投入。唐辛子のみじん切りをパラパラと混ぜて、トマトを1缶入れてグツグツ。さらに塩コショウと味の素で味付け。あとは茹で上がったマカロニと混ぜて皿に盛り、大量の粉チーズを振りかけて食べる。これが美味い。
午前中にN誌のレギュラー原稿を入稿。その後、竹ノ塚まででかけて、2時半頃戻ってきて銀座で食事。仕事場に戻ってきたのがもう5時頃かな。それから風呂に入って気分を入れ替え、さて仕事をやろうとパソコンに向かったときに、パソコンのモニターがぶっ飛んだ。突然バチバチという音と火花をあげて憤死。これが午後8時前後。パソコン本体は生きていたのだが、モニターがないのでは仕事にならない。すでにパジャマを着ていたのだが、あわてて着替えて有楽町へ。ソフマップがまだ開いていたので、一番安い15インチ液晶モニターを購入。
思わぬところで散在してしまい、先日発見した6万円などこれでほとんど消えて無くなった。結局、お金というものはこうして現れたり消えたりの繰り返しなのだ。トホホ。モニターを粗大ゴミに出すには、またお金がかかるんだろうなぁ……。
金銭的な負担より、仕事がつかえているときに時間を大幅ロスしたのが痛い。パソコンに新しいモニターを接続し終えたら、もう10時半。今日は予定していた仕事の20%ぐらいしかしてないよ。どうしよう。ちょっと顔が青くなっている。本気でヤバイ状態。
1月27日(日)
液晶モニターを買ったことで、机が広く使えるようになった。モニターの位置を机の奥の方にできるので、モニターと目の距離も離れて、目には優しいかもしれない。まぁ予想外の出費で昨日はショックが大きすぎたので、これからはなるべくポジティブに考えようと思う。
今日の午前中は雨。午後から晴れてきたが、風が強くて寒く感じた。午前中はCSへ。最初は曇っていたので自転車を使ったのだが、帰り道に降られてずぶ濡れ。まぁたいした距離じゃないのだが、それでも濡れるとちょっと寒い。
午後は仕事に取りかかる。D誌の記事をコツコツ書き始めたのだが、これがわりとはかどっている。夕方になって寒くて仕方なくなったので、久しぶりに銭湯へ。寒いときは暖房をつければいいのだが、洗濯機を回していたので暖房が使えない。仕事場の暖房器具はエアコンとパネルヒーターだけなので、どちらも電気をかなり食う。洗濯機と一緒に使うと、あっという間に無礼カーが落ちるのだ。まぁたまに行く銭湯もいいものです。広いし、なによりも身体が温まる。銭湯に小一時間いて、帰りに近くの生協で缶チューハイを買って帰ってきた。帰宅してから夕食。お昼の残りのご飯と味噌汁に、生協で買ってきたコロッケ。
夜は仕事をどうしようか思案中。今日は早めに寝て、明日の試写をやりくりして作業を明日に回そうか……。
1月28日(月)
午前中に残っていた映画の感想を書いていたら、午後から行くはずだった試写に遅刻しそうな時間になってしまった。地下鉄のつながり具合から考えて「これは間に合わない」と判断し、仕事部屋に戻ってしまう。この日は結局、このまま試写には行かなかった。かといって仕事も進んでいないのだけれど……。
以前からブックマークしていた「聖書の間違い」というサイトを眺めていたら、結構これが面白くてはまってしまった。ただし聖書の記述矛盾をつつき回す部分は、僕自身はそれほど面白いとは思わなかった。聖書は別々の時代に別々の記者によって記録された記事の集積だから、記事によって記述の食い違いがあるのは当然だからだ。聖書は一言一句神の聖霊に導かれて書かれたという「逐語霊感節」の立場を僕はとらない。聖書はそれが真実だと信じた人間によって書かれ、後にそれが丸ごと「聖なる書」とされたに過ぎないからだ。マタイやルカは先行するマルコを意図的に改竄すらしている。パウロはその書簡の中で彼自身の考えを変化させていくし、パウロの名による書簡の一部は、パウロの名をかたった別人の筆によるものだ。こうした聖書学の常識から目を背けるファンダメンタリストや一部の福音派にとって、佐倉哲氏の指摘する「聖書の間違い」は不愉快なものかもしれない。僕は佐倉氏が読者とやりとりしているコーナーがじつに面白かった。世の中には聖書の常識に不案内なクリスチャンがいかに多いことか。
佐倉氏はもとクリスチャンだったそうだが、今は信仰を離れたそうだ。一連の記事を読んでいると、彼がもともと「聖書は神の言葉であり、一切の誤りがない」という信仰を持っていたらしいことがわかる。しかし聖書を読むうちにその記述の矛盾を自分の中で合理化しきれなくなり、結果として「聖書は神の言葉ではない。信じるに値しない」という結論に達してしまったのだろう。これはこれで、ちょっともったいないと思うけどね。まぁもともと信仰に縁のない僕が言うのも変な話だけど。
1月29日(火)
午前中にメルマガの編集。だが全部は終わらない。午後はGAGAで『アザーズ』を観る。公開はまだ当分先なのだが、試写室は満席。人気があるなぁ。映画は面白かった。
京橋のメディアボックスに移動したのだが、試写室が満席で補助席だというので、この日は敬遠して別日に回すことにする。八重洲ブックセンターを久しぶりに散策。欲しい本はいっぱいあるけど、読む時間がないからなぁ。常に手元に、読みかけの本やまだ手つかずの本が10冊ぐらいある状態。
夕方からは映画美学校で辻仁成の新作『FILAMENT(フィラメント)』を観る。これはまぁまぁかな。前作『ほとけ』の方が僕は好きだった。
週刊誌のS誌から映画評論の依頼。といってもDVDを観て感想を電話で伝えて欲しいとのこと。バイク便でDVDが届いたので観ようと思ったら、僕が持っているプレイヤーでは再生できなくて困り果てた。パソコンで再チャレンジしても駄目。最近パソコンも調子悪いんだよなぁ……。画面の表示が壊れかけてるし。大丈夫かな。モニターがぶっこわれて、次は本体までいかれたらシャレになりません。まぁ最悪の場合、ハードディスクを再フォーマットして、リカバーCDから初期状態にもどせばいいんだろうけど。そうすると作業復旧に1週間ぐらいかかるからなぁ……。あまり悲観的になるのはよして、とりあえずだましだまし使い続けるしかないかな。ウィンドウのボタン類がへんてこな数字に化けたり、ダイアログのチェックボタンが潰れているのは気になるけど。誰かこれの直しかたを教えてくれないかなぁ。
で、DVDの話に戻ると、これはメインメニューから再生するのではなく、チャプターメニューから再生すれば問題ないことを発見。とりあえずこれで本編だけは観られた。ただしメイキングや予告編が観られなかったのは残念。僕が持っているプレイヤーは、購入する段階でメーカーの関係者から「一部再生に制限がありますよ」と言われていたのだが、まさかこんなところでその実例にお目にかかるとは。
1月30日(水)
昨夜はDVDを全部観られなかったので、今日になって続きを観る。面白かった。11時過ぎにS誌編集部から電話があり、感想を少し話す。ただ、相手が望むような返答はできなかったようにも思う。
午後はソニーで『アナトミー』。医大の解剖室を舞台にしたサスペンス映画。最先端の医学研究と倫理問題という古くて新しいテーマに、エンターテインメントの形でアプローチしている作品。単にグロテスクなショッカー映画ではないところに、この映画の面白さがある。
2本目はFOXで『エネミー・ライン』。悪くない映画だが、あと一歩が及ばない、隔靴掻痒の感が残る作品。主人公が最初から強すぎるのがよくないのかなぁ。悪くはないんだけど、決定的な面白さには結びついていないような気が……。ただし画像処理には小技がきいていて楽しめる。
食事をしてから松竹で『シッピング・ニュース』。これもあと一歩だったなぁ。悪くないし、むしろ「いい映画」の部類かもしれないんだけど、ケヴィン・スペイシーが無垢な魂を持った素朴な人物には見えないんだよなぁ。これを別の役者にするだけで、またまるで違った印象の映画になったと思うけどね。ジュディ・デンチ、ジュリアン・ムーア、ケイト・ブランシェット、リス・エヴァンスなど、いい芝居をしているだけにもったいない。ピート・ポスルスウェイトはちょっともったいない使い方。なんか、薄味なんだよなぁ。
イーバンクのカスタマーカードがようやく届いたので、さっそく口座にログインしてみる。ドネーションの振込口座用に作ったのだが、ホームページを確認したら、以前作っていた口座の支店名がまだ訂正されていなかった。これじゃ誰かがドネーションを送ろうとしても、ATMやインターネットじゃ振込ができなかったはず。さっそく訂正しておく。ドネーションの受付に銀行口座を使うと、振込手数料ばかり高く付いて申し訳なく思っていた。イーバンク同士なら振込手数料が無料なので、今後はイーバンクの利用者が増えてくれるといいんだけど。ただし僕自身はこのイーバンクの口座、将来始まるというペイパル対策に開設したんだけどね。
1月31日(木)
今日で1月もおしまい。1年の12分の1がもう過ぎてしまったのか……。今年はどんな年になることか。今年は去年よりいい年になるだろうか。今月は忘れていた預金の発掘というラッキーなことがあった。幸先がいい。今日はもうひとつ、新しい仕事の依頼があった。うまくまとまれば月1のレギュラー仕事。これもまた幸先がいい。今年は去年よりリッチになるぞ! ……といっても、去年は借金生活だったから、今年は借金しないぞという決意表明ぐらいの意味しかないけどね。
逆に去年より明らかに悪くなっているのは、ホームページの広告収入だろう。今月はものすごく悪い。たぶん昨年ピーク時の半分ぐらいになっていると思う。これは広告クリック数が減ったことが主要原因。広告クリック単価も下がるので、来月はもっと悪くなるだろう。広告は何もしなくても収入になる分野なので、これが将来的にはジワジワと効いてくるかもしれない。
午前中に映画の感想を2本書き、11時過ぎに部屋を出てヘラルドへ。今日は昼前から『ロード・オブ・ザ・リング』
の試写なのだ。上映時間は2時間58分。全編見せ場満載で、手に汗握るスリルの連続。これは面白い。早くこの続きが観たいよ。映画館やFOXの試写室で『スター・ウォーズ/エピソード2』の予告編を観てもまったくワクワクしないけど、『ロード・オブ・ザ・リング』の続編は早く観たい。『ハリー・ポッター』の続編はどうでもいいけど、『ロード・オブ・ザ・リング』は観たい!
2本目はシネカノン試写室で『竜二Forever』を観る。映画『竜二』1本を残してこの世を去った伝説の俳優・金子正次の伝記映画。ただし作り手側の解釈がかなり入っており、金子正次の“伝説”を細野辰興監督流に解釈したものと言うべきだろう。テレビ「知ってるつもり」みたいな解説映画ではない。金子正次を演じている高橋克典が素晴らしい。『竜二』の金子正次に成りきっている。まさに入魂の芝居。観ていて思わず心を揺さぶられる作品だった。
本来はこの後でカナダ大使館に行く予定だったのだが、映画を2本観て今日は大満足だったので、この用事はまた後日に回すことにする。銀座で自転車回収して、勝どきのスーパーで買物してから帰宅。