2002年8月の出来事


8月1日(木)
 午前中に映画の感想を書く。前日観たのは2本だからちょっと楽。残った時間でS誌の原稿に手を付ける。ネットで代引き購入した「マリリン・モンロー・ダイヤモンド・アルバム」が到着するというので早めに銀行でお金を引き出して置いたのだが、その間に配達があってすれ違い。再配達をお願いして昼前に品物が到着した。いきなり封を切って最初に観たのは『ショウほど素敵な商売はない』でエセル・マーマンがテーマ曲を歌うクライマックスシーン。これじゃマリリンBOXを買った意味があまりないような……。『ショウほど〜』は以前からLDを持っていたのだが、そちらは左右がトリミングされたテレビサイズ。今回のDVDはもちろんシネマスコープで収録されていて、色もLDよりずっと鮮やか。これは感激しました! DVDを買うと最初に特典から見始める僕は、今回も初回特典に付いてきた「MARILYN MONROE: THE FINAL DAYS」から見始める。モンローの死によって未完の主演映画となった「Something's Got To Give」の製作過程を、企画スタートからモンローの死によって終止符が打たれるまで丁寧に追いかけたドキュメンタリー。これを見ると、モンローは本当に気の毒だったなぁと思う。当時のフォックスは『クレオパトラ』の失敗で大赤字を抱え込み、モンローが精神的に不安定でなおかつ病気がちだということを知りながら撮影を強行し、彼女を精神的にも肉体的にも追い込んでいってしまったらしい。モンローの病気で一度は中止された映画が、モンローの自発的な呼びかけで再スタートするという矢先、彼女は睡眠薬の飲み過ぎで死んでしまう。彼女の死については謀殺説などもあるけれど、このドキュメンタリーを見る限り、躁鬱病の彼女が発作的に大量の睡眠薬を飲んだということらしい。モンロー36歳。僕もあと数日でその年になる。
 午後はシネカノンで2本試写を見るつもりだったのだが、DVDを見てしまったりしたせいで1本目は遅刻。仕方ないので少し時間をつぶしてから2本目だけ見ることにした。さくらややビックカメラで電子辞書を見る。日頃は英英辞典など使わないけれど、電子辞書になると英英辞典も使えそうだ。英和・和英・英英が自由自在に相互参照できるという電子辞書は面白い。パソコンの内蔵辞書や百科事典があるから電子辞書などいらないと思っていたのですが、考えてみればパソコンに電卓のソフトが内蔵されていても、僕はちょっとした計算をする時に引き出しから電卓出して使っている。その方が早いんだよね。使いやすいし。だから電子辞書も、案外使いでがあるかもしれない。
 3時半からシネカノンで『遙かなるクルディスタン』。先日観た『酔っぱらった馬の時間』はイランのクルド人を描いていたけれど、この映画に登場するのはトルコのクルド人。これはかなり悲惨だ。トルコは近代的な国だと思っていたけれど、その内部にはこうした民族問題を抱え込んでいるのですね。
 帰宅してから「MARILYN MONROE: THE FINAL DAYS」の続きを見る。とりあえずドキュメンタリー部分は全部見た。あとは「Something's Got To Give」の再編集フィルムを残すのみ。これはまたいつか、時間がある時に見ようと思う。

8月2日(金)
 午前中は映画の感想。午後は横浜へ。姪っ子たちも集まって夜遅くまで大騒ぎ。疲れた。

8月3日(土)
 午前中は買物。昼は東戸塚で食事と買物。そのまま横須賀線で東京へ。東京駅からはバスで築地へ。自転車回収して帰宅。宅急便で仕事用のサンプルビデオが到着していたので、夜はそれを見る。

8月4日(日)
 朝はCS。その後、日動画廊ビルの熊本館で「葉画」の教室に参加。一度帰宅して仕事を少し進めてから、夕方はフィルムセンターで『大魔神』を観る。銀座5丁目のライオンで夕食兼ねて少し飲み、そのまま帰宅。夜はサンプルビデオで『金融破壊ニッポン・桃源郷の人々』を見てから寝る。この映画、三池監督にとっては今年4本目か5本目の映画。

8月5日(月)
 朝起きたら喉が痛い。どうも風邪をひいたようだ。鼻水も出るしなぁ……。この時期に風邪をひくと、これが治らないんだよなぁ。
 午前中はWS誌の仕事を仕上げて入稿。3本作品紹介のうち1作品はひどく苦労したけれど、なんとか文字数を埋めておいた。こんなに苦労するとは思わなかった。
 午後は東映で『命』の試写を観た。話はなかなか面白いけれど、どうしても釈然としない。腑に落ちない。しっくりしない。そんな映画だった。主人公たちの選び取った疑似家族関係が、僕にはよくわからない。ひょっとしたら、演じている人も演出している人も脚本を書いた人も、この疑似家族関係がよくわからないまま映画に取りかかってしまったのではないだろうか。どうもそんな気がする。豊川悦司が実在の東由多加よりずいぶんと年齢が若いということも、この違和感を大きくしてしまった原因かもしれない。東由多加と柳美里は、20歳以上の年齢差がある。だからふたりの間には「元恋人同士」という関係の他に、師弟関係もあるし、疑似親子関係のようなつながりも生まれる。互いが恋人であり、兄妹であり、父娘であり、すべてをひっくるめて「家族」であるという濃密な関係性が、この映画から伝わってこなかったのは残念だ。
 2本目の映画を観ようと映画美学校に行ったのだが、15分前の時点で既に満席とのこと。追加試写があると言うからそれに期待する。近くの試写室で別の試写をやっていたので受付に行くと、出入り禁止になっている東北新社の配給作品だったので退散する。UIPまで自転車を走らせれば3時半からの試写に間に合うかもしれなかったが、炎天下を自転車ぶっ飛ばしていく気になれず、この日は東映の1本だけで切り上げることにする。夏バテに加えて風邪気味だから、あまり無理しても仕方ないし……。
 腹が減ったので帰りに月島のスーパーで買物。空腹時に買物をすると、余計なものをたくさん買ってしまってよくない。よくないと思いながらも、こういう時でないと買えないようなものを衝動買いする。要するに酒のつまみみたいなもので、腹を一杯にしようという魂胆。帰宅して食事。ウナギの肝の串焼きをフライパンで温め、エシャレットに味噌を添え、オニオンスライスと冷しゃぶにゴマとポン酢をかける。どれもオイシイ。でも当然これを食べながら缶チューハイを飲んだりお酒を呑んだりしているので、仕事にまったくならない。
 夕方になってからベッドパットを洗濯しはじめてしまい、クーラーを付けることができなくなってしまった。仕事部屋は電気容量が小さいので、洗濯機とクーラーを両方使うとブレーカーが落ちてしまう。仕方ないので洗濯と乾燥が終るまで、窓を全開にして扇風機を回す。蒸し暑く熱せられた空気をかき回すばかりで、汗がタラタラ。参るなぁ。シャワーを浴びて、水ばかりガブガブ飲む。9時過ぎになってようやく洗濯が終ったので、クーラーのスイッチオン。夏は冷房のために電気代が跳ね上がる。いつもは3千円台なのに、先月分は6千円台に倍増。今月も結構行ってしまうと思うなぁ。
 先日横浜の実家に泊まった時は、夕方から雨が降ったとはいえ涼しかった。やはり東京のど真ん中は、ヒートアイランド現象で温度が上がるのだろうか。

8月6日(火)
 体長悪い。身体がひどく重く感じられる。食欲はあるので、なるべくきちんと食べて体力を落とさないように気をつけなければ。ただ風邪気味で喉が痛いせいもあってか、やたらと喉が渇いてしょうがない。今日なんて出先でとうとうスポーツドリンクのようなものを買って飲んでしまったよ。今までこんなことなかったのになぁ……。僕は汗かき体質なので水分補給は欠かせないのだが、それでも必要以上に水分を取りすぎると余計に身体がだるくなってしまう。朝起きた時は医者に行こうとさえ思ったのだが、そんな時間もないので午前中は仕事で、午後は試写。映画の感想を書いて、メルマガの編集と発行手続きをすれば、あっという間に午後になってしまう。
 午後はUIPで『アバウト・ア・ボーイ』からスタート。ヒュー・グラント主演のラブコメディで、まるっきり男性版『ブリジット・ジョーンズの日記』といった雰囲気。主人公のナレーションが映画にべったりかぶっていることが、そんな印象を強めているのでしょう。2本目はシネカノンに移動して『home』というドキュメンタリー映画。社会的ひきこもりの兄を、なんとか部屋から出そうとする弟の話。これを観たら「人間はみな孤島のようなものだ」という『アバウト・ア・ボーイ』の主人公の気ままなシングル生活も、一種の社会的ひきこもりのように思えてきた。シングル生活をしているのは僕も同じなんだけどなぁ……。
 少し時間があいたので食事をしてからカメラ屋で電子辞書をいろいろと触りまくる。結局のところ、広辞苑や英英辞典は必要なのか? と自問自答。僕が電子辞書を使うとすれば、文書作成中に言葉の使い分け(漢字の使い分け)で悩んだ時ぐらいだと思う。だとすれば普通の国語辞典で構わないような気もするのだなぁ。広辞苑は百科辞典的な使い方もできるのがウリだけれど、僕は百科事典ならCD-ROM版を2種類も使っているから、どうせ広辞苑の説明だけでは満足できそうもない。だとしたら広辞苑は不要だろう。英英辞典もじつは本棚にあったけど、ほとんど使ったことないぞ。英和と和英があれば十分じゃないのかな。というわけで、買うとしたら国語辞典と英和・和英が収録されているもので十分だと結論づけた。あとは電子辞書の使い勝手ということになる。手軽に使うなら小さい方がいいのだが、液晶の解像度が低いといちいち内容をスクロールしなければならないので面倒くさい。あれこれ検討した結果、SHARPのPW-M310という高校生向けの電子辞書がよさそうに思えてきた。国語・古語・英和・和英が収録。これは小さくて軽いし、ストラップを通す穴も付いている。辞書同士で相互検索が可能だし、リンク先を別窓で表示する機能もある。通貨や元号と西暦の換算や年齢計算のための電卓も内蔵されている。店頭での値段がちょっと高めなのは、あまり売れている機種ではないからかもしれない。これは帰宅してからインターネットでも値段を調べてみるつもり。カタログをもらって3本目の試写へ。
 6時半からシネカノンでモフセン・マフマルバフ監督の『サラーム・シネマ』を観る。これは90分のディレクターズカット版。映画百年に合わせて作られた作品で、新作映画のオーディションに集まった人たちをそのままカメラに納めるという、半ばフィクション、半ばドキュメンタリーのような不思議な作品。
 体調はやはり悪い。帰宅して10時半頃早めにベッドに入ったが、夜中の2時近くになって、あまりの暑さに寝苦しくて目が覚める。ひどい頭痛がする。部屋の温度計によれば、室温は30度を超えている。アスピリンを飲み、部屋を閉め切ってクーラーのスイッチを入れ、再び寝る。今年の夏はどうもダメです。こんな調子で再来週のお祭りは平気なのかなぁ。

8月7日(水)
 午前中から体調がよくないので、医者に行こうと思い、午後の試写はすべてキャンセル。しかし昼過ぎにハムスターを預かったりしているうちに時間がたってしまい、結局医者に行けないまま午後は寝て過ごした。熱は37度ぐらいある。頭痛と軽い吐き気。咳が出て、鼻水もずるずる。こりゃ風邪だなぁ。

8月8日(木)
 午前中に医者に行く。近所の病院に行ったらめちゃくちゃに混んでいて、結局2時間ぐらいかかってしまったように思う。結局風邪だろうということになって、薬もらって帰宅。午後は少し昼寝してから、近所の薬局に行って水枕を買ってくる。アイスノンではなく、昔ながらのゴム製の水枕。中に氷と水を入れてちゃぷちゃぷ揺れるやつ。これは頭へのあたりが柔らかくてなかなかいい。問題はうちの冷蔵庫の製氷能力が、まったく追いつかなくなってしまうこと。結構氷を使うもんだなぁ。

8月9日(金)
 夜は寝苦しくてクーラーをかけていた。朝起きてもまったく調子は良くなっておらず、この日は一日中部屋から一歩も出ることなく過ごした。仕事はあるんだけどなぁ……。まだ書いていない映画の感想文もあるし、週末には何本か仕事の締切もある。

8月10日(土)
 午前中から仕事の原稿を何本か書く。相変わらず調子が悪く、作業はまったくはかどらない。晴海の花火大会があるので午後になると外で花火の音が聞こえてくる。元気があれば花火を観に行きたかったけれど、これじゃなぁ……。それでもマンションの階段のところから、少し花火を観た。
 仕事の原稿を仕上げて入稿してしまったあと、DVDで『ゴッドファーザー3』を観る。劇場で観た時はたいして面白いとも思わなかったけれど、今回1作目から通しで観るとまた違う感想を持った。当時はソフィア・コッポラが集中攻撃を浴びていたし、僕も当時はこのキャスティングが大問題だと思っていたのだけれど、三部作をひとつながりのドラマとして観る分には、これなど小さな傷だと思う。
 音声解説を聞いてだいぶ納得できたのだが、結局3作目は準備期間が短かったのが最大の問題だったのでしょう。ウィノナ・ライダーが降板したとしても、もっと準備期間があれば別に適当な代役を立てることができた。ロバート・デュバルだって、もっと時間があれば出演するよう説得できたかもしれない。コッポラ本人もあと半年準備期間がほしかったと言っているけれど、これは本心だと思う。映画終盤でオペラと殺人をからめるサスペンスは見事だけれど、このあたりは技巧ばかり目立ってしまうし、最後のマイケルの慟哭も様式美みたいになっているしなぁ……。ちょと残念。

8月11日(日)
 DVDで『ゴッドファーザー3』の音声解説の続きを観る。娘を目の前で失ったマイケルの声なき叫びは、編集で音声をカットしたんだそうな……。映画は編集が大事だなぁ。メルマガの編集などもしながら再び特典ディスクを見たら、『ゴッドファーザー3』で娘が殺されたのが1979年、マイケルの死は1997年に設定されている。マイケルは娘が死んだ後、さらに20年近く生きたのだ。コッポラとマリオ・プーゾはその間の物語として『ゴッドファーザー4』の構想を練っていたそうだ。『ゴッドファーザーPART2』と同じように2つの時代が交錯するドラマで、ひとつは『PART2』と『ゴッドファーザー』の間にはさまれた、1920年代から40年代初頭にかけてのビト・コルレオーネ黄金期を描き、もうひとつは新たなドンとなったビンセント・コルレオーネの活躍を描くものだったらしい。ビト・コルレオーネの物語はすでに脚本が出来ていたというが、ビンセントの部分はプーゾの死で中断したままだという。将来コッポラがまた経済危機に見舞われたら、この企画が再浮上する可能性は捨てきれないと思う。
 風邪が治りきらない。医者でもらった薬が明日には切れてしまうのだけれど……。

8月12日(月)
 医者からもらった薬は朝と昼で飲みきってしまった。本当に風邪が治ったのかどうかまだアヤシイ面もあるのだが、今さら熱を計ってみたところで仕方がないので、この日から通常通りの仕事に復帰することにする。幸いなことに、今週は夏休みの会社が多くて、試写も普段の週よりは少ないのだ。
 午後は東映で『仮面ライダー龍騎』の試写。僕には併映の『忍風戦隊ハリケンジャー』の方が面白く感じられた。『仮面ライダー』はテレビシリーズを見ていないと話がチンプンカンプンでよくわからない。矢継ぎ早のアクションは大きな見せ場だが、途中ではさまれるドラマ部分がさっぱりなのだ。これはおそらくテレビ版を見ていても駆け足の展開に感じるはず。いずれビデオやDVDでディレクターズカット版が出るだろう。
 2本目はギャガで『イノセント・ボーイズ』を観る。キーラン・カルキンが出演しているのだが、映画のラストシーンは兄のマコーレー・カルキンが出演した『マイ・ガール』に似ていると思う。これはたまたま似てしまったのでしょう。でも似ている……。僕は『マイ・ガール』が好きなので、この映画もわりと好き。
 簡単に食事してから3本目はフォックスで『ブラック・ナイト』。マーティン・ローレンスが中世のイギリスにタイムスリップするというコメディで、元ネタはマーク・トウェーンの「アーサー王宮廷のヤンキー」でしょう。
 帰宅途中にスーパーで買物。押麦を買おうと思ったのだが手に入らず、仕方がないので米だけ買ってきた。総菜売り場で弁当まで買ってしまい、今日は1日4食。食べ過ぎ。

8月13日(火)
 先週入稿した原稿でニコラス・ケイジとリサ・マリーが付き合っているという話を書いたら、このふたり結婚しちゃいました。今さら原稿を差し替えるわけにもいかないので、入稿済みの原稿はいきなり賞味期限切れの商品が棚に並ぶようなものです。まぁしょうがないか……。
 G・タリーズの「汝の父を敬え」を読んでいるのだが、これがまったく進まない。目先を変えるために森永卓郎の「〈非婚〉のすすめ」に切り替える。これは面白い。まだ第2章までしか読んでいないのだが、日本人の多くが持つ恋愛や結婚についての考えを、恋愛・結婚・セックスの三位一体だと一刀両断し、さらに「愛」を相互依存・相互理解・性愛をそれぞれ頂点とする三角形に図解して、3つの辺に夫婦愛・恋愛・仕事を振り分けていくあたりはお見事。いや〜、目からウロコが落ちました。
 午後は東映で『宣戦布告』の試写からスタート。今日も試写は混んでいる。あまり試写がないから、どうしてもひとつの試写に人が集中してしまうのだ。この映画は完成したあと公開の目処が立たず、しばらくお蔵入り状態だったが、とりあえず「ビデオでこっそりリリース」といった形にならず劇場公開が決まったのはめでたい。日本海側の海岸線から北朝鮮の工作員が上陸したら、それに対して日本はどんな対応を取りうるか、という一種のシミュレーションドラマ。脚本段階でもっと人間を整理し、より乾いたドキュメントタッチにした方がよかったと思う。首相と夫人の関係とか、首相の秘書の抱える事情とか、妙にウェットな部分を残してしまったのはマイナスだと思う。
 2本目はブエナビスタで『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』。出演者は超豪華。映像センスも悪くない。でもあまり面白くないんだなぁ……。なぜなんだろう。
 大江戸線で帰宅し、スーパーで押麦購入。さらに近所の弁当屋で夕食を買って帰宅。あ〜、疲れた。

8月14日(水)
 朝起きたら少し頭痛がした。風邪がぶり返したのかな。午前中に月曜に観た映画の感想を全部まとめるが、火曜日分は手つかずで残ってしまう。午後はギャガで『スコルピオンの恋まじない』を観る。少し早めに部屋を出たのだが、到着した12時40分頃には既に補助椅子にかろうじて座れるという状態。やはりこの時期は、数少ない試写に人が集中するのだ。映画は面白かった。ウディ・アレンの映画には安定感があっていいなぁ。
 2本目は東宝の試写室で韓国映画『ラスト・プレゼント』を観たが、これはあまり乗れなかった。頭痛がひどくなって難儀したせいもあるが、それ以上に、この映画に登場するお笑い芸人の姿に違和感を感じたというのも大きい。ラストシーンは感動的だけど、これは『キネマの天地』と同じだぞ。しかもこんなことになったら、主人公のお笑い芸人としての生命はそこで終ってしまうようにも思うのだけれど……。
 試写のあとに簡単に食事して、携帯しているアスピリンを飲む。 このおかげで、夜は少し頭痛も軽くなった。帰宅したところ雑誌編集部から留守番電話。折り返し電話をすると、誌面リニューアルで掲載スペースが小さくなるという話。う〜む。実入りが少なくなるのは残念だけど、リニューアル自体はしょうがないかなぁ……。そのまま編集者と別の企画の件などでしばらく雑談。ヤフオクで電子手帳を落札したことを確認し、代金の振込み手続きを済ませる。その後シャワー浴びて、早めに寝てしまう。

8月15日(木)
 いつになく朝寝坊。目が覚めたら10時過ぎだった。目覚ましを止めた記憶がないんだけどなぁ……。そんなわけで午前中はあっという間に時間がたち、仕事は午後になってから。まずは今週末に仕上げる原稿のひな形をせっせと作り、すぐに手を付けられる原稿を最初に入稿してしまう。その後映画の感想を何本か書き、夕方から部屋を出て午後6時からイマジカで『サイン』の試写。う〜む、期待すまいと思っていたのだが、やっぱりなにがしかの期待をしていたのかもしれない。観てしまえばどうということのない映画。観ている時は結構面白かったんだけど、見終わるとガッカリというか、肩すかしというか……。この監督は素直に文芸映画でも1本撮ってみた方がいいんじゃないだろうか。なんでいつもこうやって、B級のジャンル映画みたいなモチーフを選ぶのかなぁ。
 試写のあと知り合いのライターに会って、映画について話しながら駅まで。その後僕はブックオフに寄って本を何冊か買い、食事をしてから帰宅する。シャワーを浴びてから返却しなければならないDVDを梱包してコンビニから発送。

8月16日(金)
 朝からずっと仕事をする。ほとんどはレギュラーの仕事なので特に問題はない。それより気になるのは台風13号。関東地方に向かってまっすぐ北上中で、このぶんだと日曜日に上陸するとのこと。それじゃお祭りが中止になりそうなので、今年は土曜日の町内神輿に参加して、日曜日は部屋で仕事をしようかな。

8月17日(土)
 朝のうちも少し仕事をする。ヤフオクで購入した電子辞書が到着。さっそく封を開けたが、なかなか使い勝手はいい。今回は内容より使い勝手で選んだのだ。機種はシャープのPW-M310-H。国語事典・英和辞典・和英辞典・古語辞典に、単語と熟語集が入った高校生向けの機種。この機種にした理由は、辞書中のあらゆる言葉から他の辞書を参照できるスーパージャンプ機能に魅力を感じたからだ。この機能があるのとないのとでは、使い勝手に雲泥の差が出ると思う。でも、このきのうが装備されていない機種も多いんだよなぁ……。
 結局お祭りは土曜日から参加することにして、10時前に着替えを持って部屋を出て、築地経由で新川の集合場所へ。着替えなどに少し手間取って、給食を食べ損ねてしまった。残ったハムやたくあんをかじってたけど、これじゃ力が出ないよ。結局途中の休憩で、コンビニでおにぎりを買って食べる。台風が近づいているとはいえ、この日は時々雲の切れ間から太陽が見えるまずまずの天気。風はあっても生ぬるく、途中でざぶざぶと水をかけられてもそれほど寒くはない。町内神輿といっても、新川地区の各町会が連合を組んでの渡御なので、神輿は5,6基出ていたのだと思う。これに各町会の子供神輿が加わるから、それなりの数になる。
 夕方に町会に戻り、そこからさらに町内を回って解散。天気予報を見ると台風は少し足踏み状態らしい。これだと明日の本番も雨が降らなかったりして……。それだと計画が狂ってしまうなぁ……。

8月18日(日)
 朝は4時半起床。外を見ると雨は降っていないようだった。風もない。テレビの天気予報では台風情報も流れていない。つまり台風の接近はまだ先のようだ。こうなるとお祭りは計画通り実施されるので、まだ生乾き状態の祭装束に着替えて自転車に乗り、5時半に新川の集合場所へ。今日は遅れなかったので、朝の給食でしっかりとおにぎりや味噌汁を腹に入れておく。5時45分から出発式。6時に神輿がトラックに乗って出発。参加者は歩いて門前仲町まで移動。以前はトラックを使って移動していたはずだけれど、そういえば前回も歩かされたか、地下鉄移動だったような気がする。これは警察からのお達しかな。でも今回は、地下鉄すらなくなってしまったわけね……。緊縮財政なのかなぁ。現地着は6時半頃。神輿の先頭が出発するのは7時半とのことなので、時間つぶしも兼ねて叔母と近くでコーヒーを飲む。トイレも借りようと思ったのだが、ずっとふさがっていて借りられず、店を出てから地下鉄のトイレを借りた。
 7時半に威勢良く花火が鳴って先頭の神輿が出発。とはいえ、遙か先の方なのでまったく見えない。10分ほどすると前の方の町会がいくつか神輿を上げ、うちの町会は出発したのが7時50分頃だったかな……。この頃には雨も降ったりやんだりしはじめて、時には大粒の雨が結構本格的に振っている。朝起きた時にこの天気だったら、そのまま寝床に戻って寝ちゃっただろうなぁとも思う。先頭は出発したものの、なにしろ50数基の神輿が連なっているので、先頭の出発から最後尾の出発まで2時間かかるそうだ。
 深川祭は水かけ祭なので、沿道から威勢よく次々に水がぶっかけられて、雨が降ろうが振るまいがどうせ全身がずぶ濡れになる。ちなみにうちの町会は「新川越一」で、神輿の駒番は十二番。四番は忌数で欠番なので、前から11番目の神輿になる。出発したのは門仲の伊勢屋前。木場の駅に差し掛かる頃には、もう頭のてっぺんから足の先までぐしょぐしょ。
 祭そのものは例年通り(といっても本祭は3年に1度だが)無事におわり、最後はバスに乗って町内に戻ってきた。いつもは神輿と一緒にトラックに乗って戻るのだが、今回はいろんな事情があってバスにした。そうしたらバスがなかなか来なくて、寒空の下でずぶ濡れの集団が待ちぼうけ。戻ったのは結局4時近かったのかな。それから簡単に給食があって腹ごしらえをし、さらに町内神輿が1時間ほど。それでようやく今年のお祭りが終る。給食は結局朝から何度あったのか。集合場所でおにぎりと味噌汁の朝食。深川江戸資料館あたりの小休止で、カツサンドとおにぎりの残りと飲み物。昼休みは新川の明正小学校近くで、お弁当の助六寿司と飲み物。その後は休憩なしに門仲まで行って、戻ってから町会の御酒所で、カツサンドの残り、あんパン、バナナと飲み物が配られる。さらに町内神輿をかつぎ終えると解散時にお弁当とビールが出るのだ。カツサンドはいつも人気がある。昼の弁当はイマイチ。最後に配られる弁当はいつも持てあましてしまう。
 配られたお風呂券を使って近所の銭湯へ。この日は脱衣所から人があふれそうになるほど混み合うので、弁当に手を付ける前にさっと出かけてすぐに出てきてしまう。その後着替えなどをまとめて築地経由で帰宅。編集部からサンプルビデオが届いていたので、それを見ながら寝る。さすがに疲れた。土日とも神輿をかついだのは初めてだ。もう当分御神輿は結構。まぁ3年に1度しかないから、来年はないんだけどね。次のお祭りでは、僕ももう39だよ。

8月19日(月)
 朝起きたら両足のふくらはぎが筋肉痛でうまく歩けない。痛さ云々より、筋肉がこわばってしまって普通に歩くことがおぼつかない感じ。まぁ今日は一日中部屋で仕事をしているつもりなので、足が痛くても構わないけどね。外は台風で大風、大雨。ちょうどいい。
 食事しながら昨日届いたサンプルビデオの続きを見る。10月発売になるDVDの特典映像だけれど、これを見ているとまた映画本編が観たくなってくる。DVDほしいなぁ。買っちゃおうかなぁ。いやいや、先日ヒッチコック・コレクションIIを注文したばかりだし、黒澤明のDVDも出るから、しばらくはDVD購入を控えよう……。 いつでも買えるものについては後回しにする。
 ビデオを見終わった後、さっそく原稿にとりかかる。結局これに夕方までかかってしまった。その頃には台風も落ち着いたので、買物に出かけることにした。近所の生協で刺身とビール買ってきて飲む。なんだかようやく少し落ち着いた気分。
 ヤフオクに出していた品物があらかた売れたので、これで先日買った電子辞書の代金ぐらいは戻ってきた勘定だ。意外な高値の付いた本なども何冊かあったが、今回は数で勝負という感じだなぁ……。
 メルマガの編集が手つかずになっているが、これは明日の午前中にやろう。少し早めに休む。

8月20日(火)
 午前中にヤフオクに出品していた品物の発送手続き。午前中から頭がひどく痛み、昼前には立って歩くことも困難になるほどひどい頭痛になってしまったので、この日は部屋でじっとしていることにした。とりあえず氷枕を作って寝てしまう。朝から食事ごとにアスピリンを飲んでいるのだが、まったく効き目がない。あるいは効いていてもこの程度なのだろうか。横になっていても頭痛はあまりよくならないが、それでも立っているよりはだいぶ楽になる。寝付くまでの時間に『オーメン2』のDVDを観たり、『オーメン』のオーディオコメンタリーを聴いたりしていたら、ウトウトした時にへんな夢を見てしまった。困ったものだ。結局夜までずっと寝たきりだったので、この日に済ませなければならないメルマガの編集がまったくの手つかずになってしまった。
 夜になってから、少し頭痛が楽になったようなので近所のスーパーに買物に行く。歩くと少しフラフラする。念のために熱も計ったんだけど、特に熱が出ているわけでもないようだ。お祭りの疲れかなぁ……。

8月21日(水)
 朝起きたら頭痛は治まっていた。メルマガの配信が遅れているので、午前中はせっせと編集作業。こうしてパソコンに向かうと、少し目が回るような気がする。なんだか身体がすっかり休みボケして、仕事を拒否しているのかなぁ。最近は試写を観ても面白いものがほとんどない。これは本当に面白い映画に巡り会えないのか、それとも頭がすっかりボケていて、面白い映画も面白いと感じられなくなってしまったのか……。後者だとすると問題だなぁ……。でも後者の気配もする。映画が好きじゃなくなったらこの商売やってらんないよ。単なる作文屋さんになってしまう。まずいなぁ。
 午後は映画美学校で『echoes』というインディーズ映画。日本人がアメリカでアメリカ人のキャストを使って撮った1時間ちょっとの作品。瑞々しさは感じるけれど、ヌーベルバーグの焼き直しみたいでどうも……。銀行で通帳の記帳手続きなどをしてから、ソフマップで携帯のストラップを購入。その前に京橋の東京三菱銀行前でベビーカーの赤ん坊が風船を飛ばしてしまう場面に遭遇。母親は長身の茶髪ですごい美人。どこかで見たような顔だなぁと思ったのだが、通り過ぎてからしばらくして梅宮アンナかもしれないと気づいた。あれは本人だったのかしら……。
 2本目の映画はUIPでロバート・アルトマンの『ゴスフォード・パーク』。何となく混むような気がして20分ほど前に到着したら、案の定受付は行列。僕が入った時点で席は7割くらい埋まっていた。10分前には補助席も含めてほぼ満席になってしまったんじゃないだろうか。映画は面白かった。いや〜、うまいなぁと思う。でも特にわくわくはしないんだよね。。明日は娯楽系の映画を何本か観るのだけれど、はたしてそれらの映画は僕をわくわくさせてくれるのだろうか……?

8月22日(木)
 少し早起きしてパンとコーヒーの朝食。今日は午前中から試写があるので、食事の支度は手早くがモットー。普段はご飯と味噌汁なんだけどね。食事をした後は昨日観た映画の感想を手早く片づけ、ヤフオクで落札された荷物をコンビニと郵便局から発送し、まずは10時からUIPで『ズーランダー』。最近「面白い映画がない」「どんな映画を観ても面白いと思えない」という状態に陥っていた僕ですが、そんな鬱憤がこの1本で一気に吹き飛んでしまいました。とにかくバカバカしい。徹底してバカバカしい。文句なしにバカバカしい。こいつら本当にバカなんじゃないかと誤解してしまいそうなほどバカバカしい。これほどのバカ話に、これほどのお金と手間を注ぎ込むという、そのこと自体が本当にバカバカしく感じられるのだけれど、変に高級ぶらず、バカな映画はバカバカしくて結構というその開き直りぶりが清々しく、特に最後のオチなど僕は手もなく笑わされてしまいました。もう大満足。この映画のシンプルなバカっぷりに比べると、『オースティン・パワーズ ゴールドメンバー』の回りくどさはかえってイヤミに感じられるほどだ。でもこの映画、特別優れた映画でもなければ特別面白い映画でもない。僕の今の気分に、たまたまこの映画がズッポリとはまっただけだと思う。銀座シネパトスでの上映というのも、「まぁしょうがないかなぁ……」という、そういう映画です。
 食事をしてから2本目は松竹で山田洋次の時代劇『たそがれ清兵衛』。15分ほど前に試写室に入ったのだが、ぎっしり混んでいて隅っこのイスに辛うじて座れた。この映画はすごくいい映画。サラリーマン武士のやるせなさが、しみじみとよく描けている。山田監督は時代劇が初めてということだけれど、クライマックスの立ち回りなどもよく考えられていて面白いと思った。寅さんや『学校』シリーズのほのぼのとした雰囲気とはまた違うけれど、山田洋次監督の確かな演出力がものすごくシャープ。70歳の監督が達した、人生の観察者としての確かな視線と、ほどほどに枯れていながら、体力と演出の粘り腰もまだしっかり残った映画。 同じ真田広之主演の時代劇でも、岡本喜八の『助太刀屋助六』に比べるとはるかに演出に粘りとコクがある。これ見よがしな台詞や描写を小さな傷と感じることもあるが、全体としてはじつに素晴らしい映画。ここ数年で最高の時代劇映画だろう。これ1本と言わず、もう1本ぐらい山田監督に時代劇を取ってほしいなぁ。
 3本目はUIPに戻ってサミュエル・L・ジャクソンとベン・アフレック主演の『チェンジング・レーン』。前2本が面白かったので、その勢いでこの程度の映画でもすごく面白く観ることができた。映画は勢いだ!
 食事をしてから4本目は『スパイキッズ2/失われた夢の島』の完成披露試写。毎度ばかばかしいお話なのだが、これも無条件に楽しめた。カーラ・グギノのお父さんは、MGMミュージカルのラテン野郎リカルド・モンタルバンだったのね……(役の上での話です、念のため)。お話は劇場版『ドラえもん』と同じです。主人公たちが不思議な島にたどり着いて、いろいろな秘密の道具が役に立たなくなって、マッドサイエンティストがいて、最後は悪者をやっつけて、子供同士でがっちりと握手して、家族の絆が深まって、というお話。日本語吹替え版もできるというので、これは家族で観に行っても楽しいでしょう。その前に、家で1作目のビデオを見ておいた方がいいかもね。2作目だけでも楽しめるけれど、1作目のキャラが引き続き出ている部分もサービスっぽくて楽しいので。

8月23日(金)
 午前中は前日注文を受けた入稿済み原稿の一部修正を済ませる。さらに映画の感想を1本ちょっと書く。午後は3時半から1本試写を観ようと思っていたのだが、部屋を出たのが少し遅れたため、これはそのまま素通りして、銀行で預金を引き出したり、本屋に行ったり、古書店を覗いたり、カメラ店を見て回ったりして夜まで時間を過ごす。どこかで食事をしながら飲もうとも思ったのだが、結局食事は簡単に済ませて、輸入食品店でスパゲティとウィスキーを買って帰ってきた。
 昼前に現像に出していた写真を受け取ったのだが、APSカメラのCanon IXI iで撮影した写真がどうしても気になって仕方がない。画面に妙な歪みがある。映像が長辺方向に不自然に引き延ばされる感じなのだ。カメラを横位置で撮影している分にはあまり気にならないレンズのクセが、カメラを縦位置にすると思い切り強調されて不自然な画面になってしまう。レンズは2倍ズームなのだが、これは広角側でも望遠側でもあまり変化がないようだ。このカメラは小さいし軽いしズームつきだしフィルムの出し入れも簡単なので、女子供が使うカメラとして子供にでもあてがっておこうかな。小学1年生でもフィルムの出し入れができるし、レンズカバーを開けばすぐに撮影できるのはとりあえず便利だろう。でも僕はちょっとこれに我慢できない。
 同じAPSカメラでも防水タイプのIXI DSはレンズに変なクセがなくて素直な画面になる。しかしこれも、周辺校量の不足と発色の悪さが気になる。今まで使ってたのがCONTAX T2、MINOX 35GTなどだから、それに比べるとこうした普及機タイプのコンパクトカメラの画質に不満が出るのは致し方がないのかもしれないけれど……。とりあえず今年春に購入したCONTAX T3Dをもう少し使い込んでみようと思い、新しいフィルムを詰めて持ち歩いてみることにした。これは前回1本だけテスト撮影したのだが、その際は露出が少しオーバー目になってしまい、カールツァイスレンズ特有のコクのある映像が味わえないような気がした。インターネットで調べたところ、露出補正で1/3ほどアンダーに設定するとよいとのこと。とりあえず今回は、その設定でフィルムを1本使ってみようと思う。CONTAX T2を買った時、暗部の再現性のよさに驚いたことがある。シャドウ部がのっぺりと潰れず、ふっくらと立体的に描写されるのだ。レンズのボケ味にも定評がある。女性や子供を撮影すると、実物以上に美人に、あるいは可愛らしく撮影できる。T3はT2に比べるとピントがシャープになり、フォーカスのタイムラグも短くなったので、本来はもっと使ってもいいカメラなんでしょうね。
 個人的にはMINOX 35GTを持ち歩くことが多いのだけれど、これは少し青みがかった独特の発色がある。レンズの描画は歪みもなくて非常に素直。ピントを目測であわせるから、スナップ撮影でも意図せず妙なところにピントが合ってしまうという失敗がない。ストロボが非内蔵なので薄暗くなると手ぶれに注意する必要があるのだが、ブレやピントぼけもこのカメラの場合は写真の味になる。撮影前にピントと露出を手で合わせるという手間を厭う人には面倒なカメラだろうけれど、こうした「ひと手間」こそが写真を撮る面白さだとも思う。CONTAX T3Dを僕が持ち歩かなくなってしまったのは、結局このカメラが便利すぎるからかもしれないなぁ……。

8月24日(土)
 夏休み分の原稿を先に入稿してあったので、週刊のレギュラー仕事は今週お休み。朝から残っていた映画の感想を全部片づけ、WS誌の新レイアウトのためのテンプレートを作り、たまっていたメールに返事を出し、などしているうちに時間はたつ。午後は届いたばかりのDVDでヒッチコックの『鳥』を観る。ナイト・シャマラン監督が『サイン』を撮るさい影響を受けたのがこの映画なのだが、確かにこの映画は『サイン』にものすごく似ているところがいくつもある。部屋の中に主人公たちが閉じこもり、外で起きた出来事を音だけで知らせる演出や、世界で起きている出来事をラジオで知るというエピソードなども、そっくりそのまま『サイン』に流用されている。ティッピ・ヘドレンが最後に茫然自失となって……という部分が、『サイン』ではあんな具合になるわけですなぁ。まぁ『サイン』についてはあまり詳しく書けないので、これはこのあたりで……。
 映画の後はメイキングも観たのだが、この映画の合成技術ってすごいなぁ。アナログ特撮としては、世界最高峰のレベルじゃないだろうか。画面に登場するあれもこれも、すべて合成だったのですね。この映画がほとんどスタジオで撮られているという事実に驚きます。屋外シーンもほとんどがオープンセット。遠景はほとんどがマット画です。有名な俯瞰ショットなんて、マット画と実写をカメラの中で生合成しているんだって! こんなこと今のカメラマンは恐ろしくて誰もやらないんじゃないだろうか。当時の職人技術というのは、凄いものがあったんですね。
 夕方から湊の路地で納涼会。生ビール100円。その他は、おでん、焼き鳥(2串)、ゲソ焼き、焼きそばなど、全部50円均一の屋台が出る。スイカなんてタダだよ。僕は3時頃に軽い食事をしていたので、この時はあまり食べられなかったのが残念。ビールを1杯、焼きそばを1人前、おでんを1人前、焼き鳥を4串。これで300円。近所のおばあさんたちが夕食用につまみを購入しては、家に運んでいる姿が印象に残る。

8月25日(日)
 普段なら日曜日はCSなのだが、夏休み中はいろいろと行事などもあって休みがち。今日も僕は休みなので、いつもよりゆっくり寝ていた。朝食はパンと目玉焼き。その後『鳥』のメイキングの続きを観たりして午前中は終る。昼過ぎに近所の生協で買物。安売りの素麺と新物のサンマを買う。素麺は茹でた後、ニンニクと唐辛子と一緒にオリーブオイルで炒めて食べる。スパゲティ・ペペロンチーノの素麺版だけれど、これは手早くできるので僕は時々作って食べる。茹でた後で火を通すから、これは安い素麺でいい。
 午後はテレビをみながら、P誌WEB版の原稿作り。これの他にP誌の原稿もそろそろ締切なのだが、まったく手つかずになっているのはまずいなぁ。夕方にシャワー浴びて、夕食はサンマの塩焼きを作って酒を湯飲みでちびちび。
 映画瓦版に映画ショップ機能を付けようと、協力者を募って作業をすすめていたのだが、どうにもこれがうまくいかないので、掲示板を使って似たようなことが実現できないか検討を始めた。とりあえず休眠中のレンタル掲示板を使い、ひな形のようなものだけ作ってみる。HTMLのタグをどの程度張り込めるか、画像を表示しても問題ないかが、使い物になるかどうかの分かれ道。とりあえず何とかなりそうなめどが付いたので、これについては現在抱えている仕事を一山越した9月前半にでも実現してしまいたい。9月一杯で現在の映画瓦版はサイトが閉鎖され、10月からは別サーバーで再スタートになる。9月か10月中に映画ショップの形だけでも作ってしまい、それ以降も何か新しいことができないかいろいろと検討していきたい。
 時代劇フォーラムの引っ越し作業もしなきゃならないんだよなぁ。これはまだ企画書も出していないから、なるべく早くめどを付けなければ……。あ、東京映画祭のプレス申し込みもしなくちゃなぁ。いろいろとやらなければならないことが多い。

8月26日(月)
 午前中にP誌の原稿をあらかた仕上げてしまう。あとは具体的な文字数が出た段階で、行数などを微調整しておしまい。締切は水曜日だけど、まだ文字数が出ないなぁ。
 ぴあを購入してメルマガの編集準備。しかし午前中はP誌の仕事で大半の時間が過ぎていく。掲示板を利用して映画ショップを作ることも進めているので、そのテストを何度か繰り返す。@niftyのnote機能を使うと、自分が望んでいるような機能が実現できそうだ。HTMLファイルは自分で作る必要があるけれど、ひとつのコラムだけをHTMLで書けば、全体はいじることなくページを更新していくことができる。
 午後は東映に行こうかメディアボックスに行こうか悩んだが、時間が無くなったので選択の余地無くメディアボックスへ。試写室入りが1分前だったから滑り込み。途中はもう間に合わないかと思ってあわてた。観た映画は中田秀夫監督の『ラストシーン』。HDカムで撮影された日韓合作映画。映画の中の「現在」が西暦2000年になっているから、この映画が作られたのも2年前なのかもしれない。日本映画黄金時代へのオマージュと、今もなお映画作りに携わる俳優やスタッフたちへの応援歌。日活の助監督としてかろうじて「撮影所育ち」であることができた中田秀夫監督の思いが、映画にも色濃く反映していると思う。しかし面白くはない。
 銀行に立ち寄ったら、給料日あとで月末ということもあり、ATMの前はすごい行列。金を引き出すだけならコンビニでもいいんだけど、とりあえず行列に並んでしまったのでしばらく待つ。見ていると振込の客が多いようだ。振込をすべてインターネットで行なっている僕にとって、いまだにATMで振込をしている人はうっとうしくてしょうがない。「インターネットでやれよ!」と思ってしまう。並ばなくていいし、手数料も安いしね。でもこうして振込のために外出するというのが、銀座のOLにとってはいい息抜きになるのかもしれないけど。
  UIPで『シャーロット・グレイ』の試写。主演のケイト・ブランシェットはいい女優だが、この映画では、恋の情熱に突き動かされてスパイ志願をするような女に見えないという致命的な欠点がある。恋に我を忘れるというのは一種の愚かさなのだが、同時に美しくはかないもの。ところがブランシェットは、どうしても理に勝ちすぎて愚かになりきれないのだ。恋人との出会いのシーンなども、恋愛のパッションがまったく感じられない。パッション(Passion)は自己犠牲をも厭わないほどの情熱。あらゆる痛みや苦しみに耐え抜く熱情。でもブランシェットは常にクールだ。
 帰りにスーパーでどっさり買物してから帰宅。やっぱり大きな冷蔵庫が欲しいなぁ。夕食はプレーンなソース焼きそば。要するに具が入っていないのだ。粉末のスープを日本酒で溶いておくと、炒め合わせる時むらにならない。(こういうしょーもないことばかり器用になる。)
 シャワーを浴びてから夜はメルマガ編集と映画ショップ作り。一応映画ショップは完成。メルマガも完成。寝たのは1時頃かな。

8月27日(火)
 午前中にメルマガの送信手続きと前日見た映画の感想文を書く作業を進める。午後は渋谷のシネカノン試写室で邦画3本立て。まずは行定勲監督の新作『ロックンロールミシン』。桑沢デザイン研究所出身の僕にとっては、わりと身近に感じられる青春映画だった。休み時間にロビーに行くと、ドレス科の生徒が課題をやってたなぁ。ゼミもドレス科と合同だったのですが、僕らリビング科の生徒とはちょっと毛色が変わった人たちでした。この映画は今日が最終試写。試写室は超満員で、試写室の外には関係者から招待された人たちがあふれていた。「マスコミ優先」ということでそれらの人は後回しにされていたのだけれど、僕などこの映画についてどこかに書くという予定があるわけでもないので、優先されてもなぁ……と思いながら試写室に入った。僕があてがわれたのは入口ドアを閉めた後にできたわずかなスペース。ここに折りたたみの小さなイスを出して座りました。
 映画の後、近くの郵便局で年金の入金手続き。その後試写室に戻って、本日2本目は『いたいふたり』。西島秀俊と唯野未歩子主演のファンタジックなラブコメディ。 夫婦の間で互いの「痛み」を共有する羽目になった新婚さんの物語。ところが夫は二枚目でモテモテ、しかも女たらし。妻の方もなぜかやたらともててしまい……。そんなわけであちこちで痴話げんかがあったりして、互いにいろいろと痛い目に遭うわけです。僕は唯野未歩子がわりと好きなので、この映画も彼女の持ち味がよく出ててよろしいと思いました。監督は彼女と既に2本撮っている斎藤久志。唯野未歩子が好みのタイプだということではなく、こういうナチュラルな演技が映画の中でできてしまう女優というのは、あまりいないので貴重だなぁと……。彼女の演技は、ときどきどう見ても「素」にしか見えない時があります。
 食事をしてからハンズでちょっとした買物を済ませ、三度シネカノン試写室への舞い戻り。2本目と同じく西島秀俊主演の『すべては夜から生まれる』を観る。これはちょっとよくわからないなぁ。作り手のいろいろなこだわりはわかるんだけど、それがどうしたというのだろうか。例えばこの映画では、今風の多機能留守電は登場しないし、携帯電話も出てこない。登場人物達のファッションも、ちょっと時代がかっている。でもこれが、例えば昭和50年代を舞台にしているのかというと、そういうわけではないのです。
 映画の後は本屋に立ち寄ってから帰宅。コンビニでビールを購入し、テレビで「プロジェクトX」を見ながら晩酌。つまみはキャベツに味噌をつけたもの。締めはスコッチウイスキー。

8月28日(水)
 午前中に映画の感想を書いていたのだが、2本分しか終らなかった。残した1本はちょっと苦手な部類の映画。どうしようかなぁ……と思案中。
 午後はUIPで『ミーン・マシーン』の試写。元サッカー選手で最近は悪役俳優として何本かの映画に出演しているヴィニー・ジョーンズが、「元サッカー選手」という経歴と、「現在は悪役俳優」というキャラクターを組み合わせると、こんな映画が出来ました……という企画だと思う。サッカーシーンは『少林サッカー』よりある意味でバイオレントなもので、殴る蹴る押し倒すは当たり前。白熱したサッカーではラフプレーが頻繁に起きるが、この映画はそのラフプレーばかりを集めて試合シーンを組み立てている。面白い。
 2本目は松竹で北野武の新作『Dolls』を観た。マスコミ試写状に印刷された試写回数が少ないのでもっと混むかと思ったら、思いのほか席には空席もあったりして、なんだかそれが期待はずれでした。映画会社の担当者も試写室内にあらかじめ補助イスを並べたりしていたけれど、そこまでは席が埋まらなかったのではなかろうか。この映画は少し前に完成して、何度か内輪で試写を回していたはず。たいていの人は、そちらで試写を観てしまったのかなぁ……。それにしても空席はちょっとなぁ、と思う。映画の中身については賛否両論分かれそうな内容。人形浄瑠璃の道行きシーンを人間に演じさせ、その合間にいくつかの「愛」についての物語を挿入していくという構成。菅野美穂と西島秀俊が人形を演じるのだが、同時にこのふたりがなぜ人形になったのかというエピソードも映画の序盤に登場する。この菅野・西島のエピソードは、ひょっとすると物語の中盤か終盤に配置して、彼らの物語自体も他のエピソードと同列のものであるという点を強調した方がよかったような気がするんだけどなぁ……。いろいろと不満もあるのだけれど、北野武が新しいことをやろうとしているという、その意欲に免じて僕は賛否の「賛」の側に回りたい。あ、これはしかし、菅野美穂に免じてということかもしれないけどね。僕も相手が菅野美穂なら、腰に縄つけて愛の道行きをしてもいいよ。などと思っていたら、アイドル歌手と追っかけ中年男のエピソードが映画に登場して、ちょっとドキリとしてしまった。アイドル歌手を演じるのは深田恭子。う〜む。
 食事をしてからメディアボックスで『ごめん』を観る。今日観た映画の中ではこれが一番面白かった。年上の少女に一目惚れした小学六年生の少年の奮闘記。いや〜可笑しい。これは笑いました。ニヤニヤ、へらへら、ゲラゲラ笑って、時にシンミリさせておいて、最後はじつに爽やかなエンディング。小学生が主人公だけれど、これが立派な青春映画やラブコメディになっているのです。監督は『非・バランス』の冨樫森。

8月29日(木)
 映画の感想を書く作業がずるずると遅れている。原稿の締切などが差し迫っている時は、早く片づけなければというプレッシャーがあるためかせっせと書いてしまうのだが、そうした縛りがないとだらだらと時間を費やしてしまうのだ。山本夏彦翁いわく「世は締切」。締切がないと何もしないのは僕も同じだなぁ。そんなわけでこの日は前日観た映画の感想をすべて残したまま昼になる。
 昼食を食べてから午後の試写に出かけようとしたら、1本目はもう間に合いそうもないのでパスしてしまい、とりあえずコンビニで雑誌をめくったり、3時半からの試写室の近くまで行って本屋でぱらぱらと立ち読みをしたりする。3時半からはメディアボックスでドイツ映画『マーサの幸せレシピ』。これはなかなか面白かった。もう少しドタバタさせると、スクリューボールコメディみたいになるのかもしれないけど、そうならずに人情劇になるのが今風なのかも。それにしてもこうしたレストランものの映画では、客に出されるどんなに豪華な料理より、店の従業員たちがまかないで食べる簡単なメニューの方が美味しそうに見えてしまうのはなぜだろう。『シェフとギャルソン,リストランテの夜』のオムレツや、この映画に登場したトマトソースのスパゲティは本当に美味しそうだ。小さな皿にトマトソースをからめたパスタがこんもりと盛られて、そこにたっぷりのパルメザンチーズと細かくきざんだバジルを散らして食べる。「う〜ん、うまい!」という台詞にシズル感がある。
 そんな美味しそうな映画を観た後、こちらは立ち食いそばでお腹をつないで次の試写へ向かう。(じつはこの日の昼は自宅でバジルとチーズたっぷりのトマトソース・スパゲティをたらふく食べていて、スパゲティにはあまり魅力を感じない気分だったんですけどね。)6時から東宝東和の一番町試写室で『トリプルX』の試写。アメリカのエージェントが世界破滅の危機を救うという荒唐無稽なアクション映画だけれど、荒唐無稽な大アクションもここまで徹底してやってくれると痛快。特に序盤にあるバイクを使ったスタントは、久しぶりにこうした生身のスタントを観た気にさせた。終盤にあるスノーボードも面白いけど、これは落下シーンが面白いだけで、あとは合成になってしまうしなぁ……。でも大雪崩は迫力たっぷり。この映画がいいのは「世界の平和はアメリカが守っている」という世界の警察としてのアメリカの地位を保ったまま、ヒーローをありきたりな正義感にせず、街のゴロツキにしているところだ。これは要するに「世界の平和を守るアメリカはゴロツキである」ということじゃないのか。ブッシュ大統領もこの映画の主人公Xと同様、自分がゴロツキであるという自覚を持てばいいのにね。ブッシュがいやらしいのは、彼が自分を正義だと思っていること。その点では、研修生に色目を使って葉巻プレイをしていたクリントンの方が、自分がアンポンタンであることを認めていただけマシというものかもしれない。

8月30日(金)
 映画の感想を書く作業が遅れっぱなし。午後はサイト移転と今後の映画瓦版の件で、メールをくれた会社の人と打ち合わせ。どうなるかわからないけれど、来週には何らかの結論が出ると思う。映画関係の雑談などもしながらこれに思いのほか時間がかかってしまったので、一度帰宅して仕事の続きをすることをあきらめ、そのまま本屋などで時間をつぶして6時から松竹で『赤毛のアン/アンの結婚』を観る。主人公たちは『赤毛のアン』『アンの青春』と同じ俳優が演じているのだが、なんだか無茶苦茶に年をとっている。それもそのはず、前2作が作られたのは'85年とか'87年。今回の3作目は'00年の製作だから、ざっと12年ぶりの新作なのだ。劇中で「5年も待たせて」などと言っているけれど、これはとんでもない話。アンもギルバートもすっかり中年になってます。今回上映されたのは2時間半ぐらいのバージョンだけれど、ネットで調べたらカナダではランタイムが3時間5分というDVDが発売されている。おそらくこれが「完全版」でしょう。映画は時間経過などが大幅に省略されていて、無理な編集で尺を縮めたことがありありとわかる。前作『アンの青春・完全版』に感動した僕にとっては、ちょっと無惨な続編でした。
 帰りにスーパーによって生のイカを買い、帰宅してから印籠煮を作る。1パイはイカ刺しにしようかとも思ったのだが、皮をむく作業がよくわからなくて結局全部煮てしまった。あとから料理の本を見たら簡単そうなことが書いてあったので、今度はイカ刺しにチャレンジしてみようと思う。あとは塩辛だな。イカを解体するのは工作みたいでちょっと楽しい。包丁を使わなくても、素手で胴と脚が離れるし、軟骨も指で引き抜ける。煮る時間も短くて済む簡単な料理なのだ。煮汁を煮立てておいて、そこにイカを放り込むだけだしね。

8月31日(土)
 少し朝寝坊。昼間はほとんど何も作業をせず、現像に出していた写真を受け取ったり、昨日届いて管理人室あずかりになっていたamazonの荷物を受け取ったりする。amazonからは辞書が2冊と料理の本が1冊、普通の本が3冊届いたんだけど、いよいよ部屋には未読の本が溜まりにたまって、こんなもの読む時間があるのかなぁ……。
 昼過ぎに少し昼寝して、目が覚めたら4時過ぎ。汗ぐっしょりで頭もぽーっとしているので、今日は思い切って銭湯に行くことにした。流しの食器類を片づけ、米を炊飯器にしかけ、洗面器に石鹸とカミソリとタオルを放り込んで近くの風呂屋へ直行。空いている。まぁしかし、今どきの銭湯なんてものはこんなものだ。客は年寄りばかり。36歳の僕が行くと、それが最年少の客なのだ。もっともまだ5時過ぎだったから、そんな時間に風呂屋に行くのは年寄りばかりでしょうね。風呂から上がったら涼みながら牛乳瓶の牛乳を飲む。今どき牛乳瓶から直接牛乳を飲めるのは風呂屋ぐらいでしょう。宅配の牛乳はちょっと高いしね。学校給食は最近環境保護の観点から瓶になっている話も聞くが、自分の目で確かめたわけではないし、ましてやそれを僕が飲むこともできないしなぁ……。
 風呂の帰りに生協で買物。帰宅したら編集部から原稿督促のメール。あわてて返事を書き、手早く食事をしてから原稿を仕上げて入稿してしまう。今日は映画の感想が1本も書けていない。あ〜あ。だいぶたまってるんだけどなぁ。



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