2002年10月の出来事


※WORM_KLEZに注意! 
 感染力の強いウィルスWORM_KLEZが蔓延中です。このウィルスは発信元を偽ってウィルスメールをあちこちにばらまきます。今回は僕のメールアドレスを使っても、かなりの数のウィルスが送られているようです。僕自身のパソコンは感染していませんから、これは僕の友人・知人・仕事先のいずれかが、うっかりウィルスに感染していることを意味します。
 ウィルスについての情報は、トレンドマイクロ社のホームページを見てください。WORM_KLEZについての専用のページも用意されており、感染のチェック方法や駆除方法の情報はもちろん、駆除用のプログラムなどが配布されています。
 ウィルスの対策には特効薬がありません。ユーザーひとりひとりが、最新のワクチンプログラムで自衛するしか方法がないのです。ワクチンプログラムを持っている人は、定期的にウィルスのパターンファイルを最新版にアップデートしてください。ワクチンプログラムを持っていない人は、他人に迷惑をかける前にソフトを購入してください。感染した当人のパソコンがダメージを受けるのは自業自得ですが、知らず知らずのうちに他人にウィルスをばらまかれては迷惑です。パソコンショップまで足を運ぶ時間がなかなかない人は、amazonで購入する方法もあります。ウィルス対策ソフトのページをご覧ください。どれも送料は無料ですし、注文から2,3日以内に届きます。amazonのソフトショップの値付けは、量販店などに比べてもかなりリーズナブルだと思います。

10月1日(火)
 昨夜は少し夜更かししてしまったので、朝起きたらまぁ眠いこと……。朝食を作る元気もないので、朝は近くのコンビニまで歩いてパンを買う。部屋に戻ってメルマガの配信手続きなど終えると、そのまま午前中は寝てしまう。
 午後は台風が接近してきて外は大荒れ。試写の予定が3本ほどあったのだが、これはすべて中止して、自室にこもって仕事をする。先日受けた新しいレギュラーの仕事。テレビ関係だけれど、映画とは無関係だ。大きなテレビ番組なら、放送作家が担当するような仕事でしょうけどね。まぁ小さな規模の番組なので、こういうものがアルバイト的に僕のようなフリーライターのところに降りてくる。この仕事、数時間で終るだろうとタカをくくっていたら、初めてということもあってやたらと時間がかかってしまい、結局昼過ぎから作業に取りかかって、終ったのは夜になってからだった。やれやれ。これが毎週かよ!
 夕方から外はますます大荒れ。東京ドームの野球の試合まで、台風の直撃で中止になってしまったのだからすごい。交通機関が軒並みストップしてるもんなぁ。これは結果論になるけれど、やはり試写は休んで正解だった。

10月2日(水)
 台風一過で日本晴れ。気温は上がると言うが、空気がさらりとしてじつに過ごしやすい天気だ。午前中に映画の感想をまとめてしまい、午後は映画を2本。
 最初は1時から試写。ペネロペ・クルスが出演する『ウェルカム!ヘヴン』というスペインのコメディ映画。これは面白かった。ミュージカル風の場面など、本筋にまったく関係がなさそうに見えるところを贅沢に作り込んでいる。
 映画の日ということもあるので、この日はこれで試写を切り上げ、本屋で少し時間をつぶしてから4時半にシャンテシネで『竜馬の妻とその夫と愛人』を観る。う〜ん。あまり面白くないぞ。木梨憲武も中井貴一も、いい芝居をしているんだけどなぁ。物語が本来持っていなければならないカラリとした雰囲気と、市川準監督の作品が常に持ち合わせているしっとり感(湿度が高いのだ)が折り合わなかったのではないだろうか。セットや衣装に妙な力が入っているのも、この映画にはむかなかったように思う。時代考証などお構いなしに、往年の東映時代劇のような、明るくてのっぺりしたセットと衣装を作った方が、この映画には似合っていたのではなかろうか。
 もう1本映画を観てもよかったのだが、腹も減ったことだし、この日はこれで切り上げる。築地で夕食。帰宅したのは9時頃か。ここ数日、再びPHSへのメール転送をはじめたのだが、これがじつに快適。

10月3日(木)
 夜中に目が覚めてそのまま明け方近くまで起きていたので、ちょっと寝不足気味かも。それでも朝っぱらからスパゲティを茹でて食べ、午前中に前日みた映画の感想を書いてしまう。体は疲れていても、気持ちの上では結構充実しているのだ。
 午後は3時半からメディアボックスで『手紙』の試写。古谷一行が郵便配達一筋の男を演じるホームドラマだが、今どきこれほど生真面目なドラマも珍しく思うほど、全体にものすごくカタイ。悪い映画じゃない。各エピソードの組み立ても、俳優の演技も、もちろん豪華な出演者たちの顔ぶれも、それなりに見応えはある。しかし、しかし……。これが面白いかというと、ちっとも面白くない。
  夜はもう1本試写を見る予定を入れていたのだが、疲れているのでこの日はこれで切り上げる。最近は試写を見る本数がものすごく減っているので、こうやってスケジュールをどんどん変えてしまうことができる。楽は楽だけど、この商売をやっているには、本当ならもっとたくさん映画を観なきゃならないんでしょうけどね……。
 簡単に食事をしてから帰宅し、夜は早めに休む。

10月4日(金)
 午前中は映画の感想を書いたり、まぁいつも通りのノルマをこなす。午後は2時からガスホールで金城武とケリー・チャン主演の香港映画『ラベンダー』の試写。う〜ん、この話がなんでつまらないのかなぁ。監督の手腕以前に、脚本の部分にもう少し何か必要だったんじゃないだろうか。でも監督のイップ・カムハンが脚本も書いてるんだから、これはこれで仕方がないのか。前作『わすれな草/半支煙』は面白かったけれど、今回はちょっと精彩に欠けると思う。
 試写の後、映画瓦版の今後の運営についてスポンサー企業と打ち合わせ。メルマガの移行をどうするかが目下の課題だけれど、これは近い内に解決すると思う。また大手映画配給会社のいくつかから試写状が途切れている件、スポンサーと提携してのビジネス展開というお話も含めて、一度配給会社に挨拶に回りましょうかという話。今後映画瓦版を起点として活動していくためには、そうした活動も確かに必要になるのだろうな。ただし現時点で何ひとつとして具体的なビジネスモデルが成立していないので、このあたりはスポンサー任せになっている部分もある。スポンサーの方としては何かしらの形にしてプレス発表し、新聞や雑誌などで記事として取り上げてもらおうと考えているようだ。もしそういうことになるなら、それを材料にして、映画瓦版として配給会社などから試写の案内を受け取ることができるようになるかも知れない。というわけで、夜は新宿に出て食事。
 新規の仕事が1件決まりそう。これは単発だけれど、原稿料がちょっといい。オイシイ仕事だ。不動産屋から電話があり、土曜日の午後に引っ越し先候補を見学に行くことにする。

10月5日(土)
 午前中にNW誌の原稿を書いて入稿してしまう。そのほか、P誌WEB版の原稿にも手を付ける。映画の感想は手つかず。
 午後2時に不動産業者と一緒に湊のマンションを見学。リフォームしたばかりで広い部屋。ただし日当たりが悪くて、部屋の中がいつも薄暗い。部屋の配置を考えると使い勝手も悪そうなので、一通り見た後でこれはパスすることに決める。営業の人にこちらの新しい条件を伝えて、もう少し広範囲に物件を探してもらうことにする。
 地下鉄で銀座まで移動し、本屋などを少し見て回る。前日放置したまま帰宅した自転車を回収し、途中のスーパーで買物しながら部屋に戻る。シャワーを浴び、たまった洗濯をはじめ、今日は少し早めに寝て、明日は早めに仕事を済ませてしまおうと思っている。

10月6日(日)
 朝早く起きて仕事をしようと思ったのだが、4時起きで机に向かっても、取りたてて作業がはかどるというものではない。朝食をとり、7時半頃に部屋を出て、いったん橋を渡ってすぐの親戚宅で荷物を受け取り、築地回りで午前中はCSへ。今回は父母の間で、六本木にあるT学院の教師が電車内痴漢の現行犯で逮捕されたという話題で持ちきり。「子供に説明できない」って、そりゃそうだ。
 CSの後は築地川公演で剣道教室のバーベキュー大会。親睦会かと思ったら、先生方を接待する会でした。早々に切り上げて仕事場に戻り、夕方まで昼寝。起きてから少し仕事して、その後銭湯に。戻ってさらに仕事。夜は暑くて寝苦しかった。雨が降るというから、窓も開けられなかったし、そのくせ蚊が部屋の中に入り込んであちこち食われたし……。

10月7日(月)
 午前中に週間レギュラー仕事の原稿がFAXで届いたのだが、締切水曜日でこれをいつやれっての? 先週は同じ作業にまる1日かかっちゃったんですけどね……。
 午前中はメルマガの編集と配信手続き、ならびにP誌WEB版の原稿を書いて入稿。午後は京橋で試写3本。まずはメディアボックスでFOX配給の『リーマン・ジョー!』という映画。これは身につまされたなぁ……。ケリー・リンチが主人公の元妻という役で出演しているのだが、プレス資料の配役表には詳しい紹介がない。ああ、時代の流れを感じるなぁ。わりと手堅くまとまっていて好印象の映画なのだが、銀座シネパトスでの公開。う〜ん。ビデオでどうぞ、という映画なのかもね。
 2本目は映画美学校で『きらめきの季節/美麗時光』という台湾映画。僕はこの監督の前作『最愛の夏』も特に面白いと思わなかったので、今回の映画も地味だなぁと思った。ただし画面の発色がちょっと変わっていて面白い。色が原色っぽくて、南国の湿度や温度などの空気感が伝わってくるような気がした。
 食事をしてから3本目は『チベットの女/イシの生涯』というチベット女性の一代記。高齢になってからのヒロインを演じた女優さんがじつにいい顔なのだが、若い頃のヒロインを演じた女優さんはそれほどの魅力が感じられないのが玉に瑕。中身はチベットの近現代史にもなっているのだが、それよりも数多くの危機を乗り越えた上に成り立つ夫婦愛の尊さをストレートに訴えかけてくることに感動する。
 薬局やスーパーに立ち寄って簡単に買物してから帰宅。う〜む。仕事しなくちゃ。

10月8日(火)
 K社に依頼されているクイズの原稿を朝からずっと作っていたら、どうも午後の試写は行けそうにもない状態になってきた。これはレギュラーの仕事なので毎週こんなことでは困ってしまうのだが、おそらく慣れてくればもう少しペースアップすると思う。少なくとも先週よりは今週の方が楽だったように思う。たぶん今週よりは、来週の方が手早くできるようになるだろう。……というか、そう考えないと、これは他の仕事の足を引っ張る厄介な仕事になってしまう。
 午後はそんなわけで試写を休んだのだが、午後に1件、不動産の紹介を受けて現場を見に行った。場所的には以前住んでいたマンションの別の部屋ということで、立地条件もいいし眺望もいい。ただし仕事部屋と住居兼用ということで考えるには、いまひとつ手狭なのでこれは断る。午前中に別件で電話した不動産会社から、月島にある別の物件についても紹介を受けたのだが、これは立地も広さも条件もまずまず。図面を見ると部屋の形がどうもヘンテコな部分もあるのだが、とりあえず現地を見て、満足とは言わないまでも許容範囲内であれば決めてしまいたいなぁ……と思う。
 夜はW誌の編集者から電話。次回の原稿は何にしましょうかとのことなので、とりあえず『マイノリティ・レポート』かなぁ……という話をしていた。これはFOXから試写状をもらわなければならない。11月下旬から12月上旬の映画というと、これしかないんだよね。もしくは『ハリー・ポッターと秘密の部屋』か……。
 仕事が終ってメールで入稿。あ〜、疲れた。最近ちょっとのどが痛かったりする。風邪気味かなぁ。生活が不規則になっているのと、天気が安定しないせいかも。
 アマゾンからアソシエイトプログラムの紹介料がギフト券の形で支払われたので、それを使って黒澤明のDVDを注文。 とりあえず黒澤明大映作品BOXと東宝から出るTHE MASTERWORKS 1を注文した。大映BOXはすぐに到着すると思う。もっとも、到着しても観ないだろうけどね……。とりあえず買っておくだけ。

10月9日(水)
 午前中に映画の感想を書くが、なんと頭痛であまりはかどらない。風邪だろうか。少しのども痛いぞ。アスピリンを飲むが、あまりよくならない。
 午後は1時から新しい仕事の打ち合わせ。仕事の話自体はすぐ終ってしまったので、その後は雑談。映画批評家という仕事については、やはりいろいろと誤解もあるなぁ……。
 内幸町まで歩いてワーナーで『スパイダー・パニック!』の試写。なんてまぁ、馬鹿な映画なんでしょうか。銀座シネパトスはいい映画館だなぁ……。試写室の行き帰りにカメラ屋のウィンドウをのぞいてみたが、オリンパスペンはやはり人気があるなぁ……。程度のいいEE-3を衝動買いしてしまいたい欲求にかられたのだが、ここはぐっと我慢して次の試写へ。とりあえず、現在オークションで入札中のカメラがあるので、その結果が出てから次だ!
 6時からギャガでフィリップ・ガレルの『白と黒の恋人たち』を観る。ひとりの映画監督が新しい恋人に新作映画のヒロインを演じさせるが、そのヒロインには監督のかつての恋人の姿が投影されている。監督の恋人は役にのめりこめばのめり込むほど、本当の自分自身と、監督が愛する映画の中のヒロイン(かつての恋人)とに引き裂かれていく。ガレルの映画にはいつもかつての恋人ニコとの関係が投影されているのだが、この映画もその例に漏れない。しかしそんなガレルの映画作りそのものを、この映画は一歩退いたところから眺めているのが面白い。
 帰宅したらアマゾンからの不在連絡票が郵便受けに入っていた。黒澤明大映作品BOXが、さっそく到着したようだ。受け取りは明日になる。

10月10日(木)
 午前中は映画の感想を書く。午後は『ハロウィン:レザレクション』の試写を観ておしまい。

10月11日(金)
 午前中に映画の感想を書いてしまい、昼前から日劇1で『ロード・トゥ・パーディション』を観る。ファースト・ショー・サービス・オン・フライデーで入場料は1300円。場内は平日の真っ昼間にしては混んでいた。映画は『子連れ狼』だなぁ。公儀介錯人の拝一刀が、ギャングの殺し屋に変わっているだけ。理不尽な理由で妻と子を殺された主人公は、生き残った幼い息子とふたりで復讐のための旅に出る。ポール・ニューマンは柳生烈堂か。
 一度帰宅してから、夕方から外出。午前中にヤフオクで落札したオリンパス・ペンEES-2が届く。かなり汚れていたが、レンズクリーナーなどでふき取るとピカピカ。大きなあたりや傷がない、コンディションのいい状態だ。露出などを一応チェックしたが、赤ベロは出たり出なかったり。とりあえず感度100のフィルムを入れてテスト撮影を開始。3連休中に、72枚撮りきれるかな? カメラには純正のストラップと革製のソフトケースが付いていたのだが、かなり変質していたためこれは買い換えることにする。映画の後で有楽町のビックカメラに寄り、LOWEPROのナイロンケースを購入。これはポケットも深くて素材にそれなりのクッション感もあり、ペンにはぴったりの感じだ。あとはストラップだなぁ。携帯ストラップで、何かいいものを探したいと思う。

10月12日(土)
 午前中から午後まで外出。夕方帰宅して、食事をかねて近くのもんじゃ屋へ。ペンは当時のカメラとしては小さいのだが、現行のCONTAX T3などと比べてもかなり大振りで重いカメラだ。でもこのずっしり感がなかなかよい。逆光の補正をどうしようかと考えたが、これはフィルム感度ダイヤルをいじることで対応。フィルム感度が25〜400まで対応なので、仮に感度100のフィルムを入れてあっても上下2段ずつの露出補正ができるわけだ。購入したカメラは露出不足を警告する赤ベロが出たり出なかったりで、かなり暗くてもシャッターが下りてしまう。これは使っている内になんとなく調子が出てくるものなのか、それともこのまま不安定な動作のままなのかは不明。とりあえずテスト撮影を終えた後で、修理することも含めて考えてみたい。
 それにしても、撮っても撮ってもフィルムがなかなか終らないハーフサイズの楽しさ! じつはもう1台、キヤノン・デミEE17が欲しいと思っているのだけれど、ヤフオクでは過去2回落札に失敗しているのだなぁ……。

10月13日(日)
 午前中はCS。朝は涼しかったが、昼間は汗ばむような陽気。昼頃帰宅してから、午後は少し近所を散歩。あちこちで釣りをする人を見かけたので、自分でも釣具屋で餌を買って夕方から釣りに出たのだが、これがまったく釣れない。空を見上げると半月。半月の日は小潮で潮の流れが少なく、魚は餌の食いが悪いと言われているけれど、そのせいかなぁ。
 映画瓦版のHPが移動した後、クラブガイアックスのサーバーがいきなり全封鎖になってしまった。当初は移動の案内を出すと言っていたのに、今は旧URLにアクセスするとガイアックスのホームページが表示されてしまう。これによって、映画瓦版のアクセス数が激減。アマゾンのアソシエイト広告へのアクセス数も当然減るし、広告へのアクセス数も減ってしまう。ちなみにアマゾンへのアクセス数は8分の1になった。原状回復までにどのくらいかかるかなぁ。 サーバーの引っ越しが無事に済んだのはよいとしても、広告費やアソシエイトプログラムの商品紹介料などが目減りするのは目に見えている。予想もしていなかったコストだ。

10月14日(月・体育の日)
 午前中からずっと仕事。K社から依頼されているクイズ作り。相変わらず時間がかかって、午前中から午後2時頃までかかってしまった。それでも少しずつ作業には慣れてきて、テーマから問題を作る要領が飲み込めてきたような気がする。
 天気はよかったのだが外出はせず、食事の支度などもしていなかったため夜になって外食に出る。月島に屋台で店を出している魚仁に初めて行ってみたのだが、休日にもかかわらずすごい人。ここは刺身もいいけれど、それより煮物、焼き物、炒め物などの料理がウリのようだ。煮込みはボリュームがある。マグロの肉とネギを串に刺し、火であぶった「ネギマ串」は絶品。マグロのホッペ肉をネギと一緒に炒めた「ホッペ焼き」も美味い。全体に量が多いので、ひとりで行くと食べきれない。ここは2,3人で行くといいと思う。3人以上で行くと、いろいろと注文できて楽しいだろうなぁ……。
 刺身を腹一杯食べるなら門仲の魚三に行けばいいんだけど、魚仁にはそれとは違った魅力がある。これから何かあるごとに行ってしまいそうな気がする。
 ホームページへのアクセスは、少しずつ回復しているような気がする。でもやはり、もとに戻るにはまだだいぶかかるだろう。ヤフオクで念願のキヤノン・デミEE17を落札。使用感はあるけれど、コレクションするわけではなく、これから実際に使おうというのだから、ある程度の傷やヘコミがあっても、安い方がいいだろう。5500円で落札。

10月15日(火)
 少し寝不足気味で体調が悪い。頭痛はしないけれど、頭の芯がぼんやりしている感じ。朝は少しゆっくり眠り、午後は少し仮眠した。そんなことをしながら、メルマガの編集などもする。午後はFOXで『マイノリティ・リポート』の試写を観ようとしたら、試写室の前に長蛇の列。満席で入れず、すごすごと帰宅。土曜日にマンションの部屋を見る件で不動産屋と電話で話す。夜は少し早めに眠った。

10月16日(水)
 メルマガの発行部数がとうとう9千部を突破。しかしメルマガは発行用のシステムを変更するつもりでいるので、その時はまたガクリと部数が減るのだろうなぁ……。映画瓦版のホームページを移動しただけでも、アクセス数が激減し、それにともなってamazonの売上も大幅に下落してしまった。システムの移転というのは、短期的にはかなりの痛みを伴うものだ。ただし長期で見れば、こうした移転にはもちろん意味がある。
 午後は11時半前に部屋を出て、FOXで『マイノリティ・リポート』の試写。昨日は超満員で満員札止めだったのに、今日は少し空席もあった。試写の混み具合というのは、本当にわからないものだ。映画はディックの原作からいろいろなアイデアを借りているけれど、なんだか大味で切れ味が鈍い。こんな話で2時間半も使いなさんな、という感じ。ディック・ファンの僕の目から見ると、プリコグ(予知能力者)の力を使って警察の追跡をかわしていくシーンなど、ディックの短編「ゴールデンマン」のようで面白いと思ったけど……。
 2本目はメディアボックスで『ミッション・ブルー』というサスペンス・ミステリー。映画のテンポを上げたことで、この映画が持たねばならない情感のようなものを落としてしまっているのは納得できない。
 食事をして、3本目は映画美学校で『青の稲妻』を観た。タイトルの威勢のよさに比べると、映画はひどく退屈。相変わらずジャ・ジャンクー監督は、ひとつひとつのカットが無駄に長いのだなぁ……。映画は中国版の『キッズ・リターン』という感じ。
 帰宅したら玄関ドアに宅配便の不在連絡票が入っていた。落札したキヤノン・デミが到着したらしい。本日の配達はもう無理なので、明日の午前中に再配達。
 君塚良一の「脚本(シナリオ)通りにはいかない!」を読了。映画批評の方法にはいろいろあるのだが、この本は「脚本」という一点から映画の内部に切り込んでいくというコンセプトがユニーク。著者が売れっ子の脚本家だけに、その視点は確かだし、言葉にも説得力がある。

10月17日(木)
 午前中は映画の感想を書いていたのだが、あまりはかどらない。ヤフオクで落札したキヤノン・デミEE17が到着したのだが、セルフタイマーのレバーが取れて紛失していたので、その点を出品者にメールで指摘したところ、支払ったお金の半分を返金してくれることになった。セルフタイマー以外は動作正常なので、これはかえって、カメラを格安で手に入れられたということになるのかもしれない。レンズにちょっとカビがあったりするけどね……。まぁこれは、古いカメラだからしょうがない。いずれ完全なものを買うことにして、とりあえずはこれで使ってみるつもり。問題は電池だなぁ……。とりあえずLR44を入れてみたところ、メーターはきちんと動作していた。絞りも連動している。週末にでも、銀座のカメラ店で電池のアダプターを購入しようと思う。たぶんそれで、このカメラは問題なく使えるだろう。
 午後はソニーの試写室で『マイ・ラブリー・フィアンセ』。ジャン・レノ主演のコメディ『おかしなおかしな訪問者』を、同じスタッフとキャストのままアメリカでリメイクした映画。これがめちゃくちゃに面白い。笑いました。
 2本目はブエナビスタで『ピーター・パン2/ネバーランドの秘密』。物語の背景は第二次大戦下のロンドンになっている。これは明らかに、9.11後の世界を意識した映画なのだ。
 夜はホームページ制作のパートナーとなっているK社の人と、銀座のライオンで飲みながら雑談。最初から最後までビールを飲み続け、料理を食べ続けていた。ちょっと飲み過ぎたかも。
 長く読んでいた「人類はなぜUFOと遭遇するのか」をほぼ読了。訳者の皆神龍太郎が書いているロズウェル事件のその後についてを残して読み切る。宇宙人の解剖フィルムの話は面白いのだけれど、僕はこのフィルムを見ていないので……。

10月18日(金)
 午前中から映画の感想は後回しにして仕事。編集部から送られてきていたサンプルビデオを見てメモを作り、それと資料をもとにして原稿を書く。昼食をはさんで4時過ぎに終了。完成原稿に一通り目を通して直すべきところを直し、メールで入稿してしまう。
 6時半から五反田のイマジカで『ザ・リング』の一般試写。日本で大ヒットした中田秀夫監督の映画『リング』のハリウッド版リメイクだが、これが鈴木光司の原作ではなく、映画版を下敷きにしていることは明らかだ。主人公を原作小説の男性から、離婚して子供をひとりで育てている女性に変更した人物配置は映画版『リング』のままだし、全体の構成、とくに導入部から展開部までの組み立てなども高橋洋の脚本からそのまま譲り受けている。昼間部から独自の展開があるのだが、それも小さなブレにすぎない。
 帰りに東急ストアで買物してから帰宅。外出時に読む本として山本善明の「命の値段」を読み始めたのだが、身近なところにあるように思える物事について、じつは何も知らなかったということに気づかされて愕然とする。賠償金とか慰謝料と簡単に言うけれど、それをどんな根拠で誰に支払うかというのが、以外と難しい話だったりするのだなぁ……。

10月19日(土)
 午前中は映画の感想を書いたり、必要な原稿を入稿したり、試写のスケジュールを整理したり……。映画祭のスケジュールを確認しながら手帳に上映スケジュールを付けていった。コンペ作品は一応全部予定に入れたけれど、これでいったい本当のところ何本観られるものか。全15作品のうち、10本ぐらい観られれば御の字かも。
 午後から近くのマンションの部屋を見に行ったのだが、案内に来るはずの不動産屋がやってこなくて困ってしまった。一応部屋の中は見せてもらったのだが、景色のよさは今住んでいる場所に負けないくらいだ。目の前に運河があって、釣りをしている人が見えたりする。窓の前に死海をさえぎる建物がないし、今後も絶対に建物が建つ心配がないというのもいい。ただし洗濯機の置き場が今どきベランダというのはどんなもんだ?
 帰宅して夜も映画の感想をコツコツと書き続ける。クイズも作らなければならないので、この土日もあまり時間がないのだなぁ。日常の読み本として「歌舞伎ことば帖」を読み始める。

10月20日(日)
 午前中はCS。帰り道にカメラ屋で水銀電池のアダプターを買ってくるが、肝心の電池を売っていないのでこれはまた別の日に電池だけ買わなければならない。
  午後は仕事。夕方に一区切り付いたところで、新宿まで出て『明日があるさ THE MOVIE』を観る。これがひどい映画。参りました……。まぁ予告編を観た段階で、これはある程度予想できたことですけどね。劇場が変更されていて、新宿の東宝系劇場でもっとも小さな新宿文化4になっていた。客席数が50ぐらいしかない、映画会社の試写室でももっとマシと思うような小屋。しかも音響設備が貧弱で、台詞も効果音も音楽もペナペナ。上映時間になると予告編なしでいきなり本編の上映が始まるという、まるでやる気のない態度。客席に客は全部で数人。映画の最中、誰も笑わない。きわめて寒い雰囲気だった。
 映画の後、近くの居酒屋で夕食を兼ねて飲む。

10月21日(月)
 午前中は映画の感想を書いたり、クイズを考えたりする。午後は松竹試写室で『シベリア超特急3』の試写。いつものように水野晴郎監督自身による挨拶と解説があり、その後に映画の上映。監督が「来年早々にシベ超4をやる。しかも今度は舞台でやる!」という発表があって、試写室が一瞬どよめいた。映画は……。なんちゅ〜か、いつも通り。最近は監督が「この方向で行く」と決めてしまったせいか、1作目に比べると迷いがなくて、予想外の面白さというのが薄れているようにも思う。ラストのどんでん返しも、少々取って付けたような印象があるしなぁ……。それよりすごいのは、水野監督がいまだに1,2作目の編集をいじくり回しているという話だったりして……。いつになったら「決定版」が出るんだろうか。DVDも2種類発売されているしなぁ。
 2本目は神保町の岩波シネサロンで『映画をつくる女性たち』という熊谷博子監督のドキュメンタリー映画。東京国際女性映画祭の15周年記念作品として作られたものだが、数多くのインタビューが羅列されているだけという印象があって少々物足りない。もう少し取材を加えて、「日本社会と女性映画監督」とか、「日本映画の歴史と女性映画監督」というレベルにまで踏み込んでほしかった。今のままだとただのインタビュー集。これはこれで貴重なものだと思うけれど、それだけじゃもったいない。
 神保町でカメラ用の電池を購入し、食事をしてから、内幸町まで出てTCCの試写室へ。ダニエル・ウー主演の『パープルストーム』という映画の試写だったのだが、これは内容が荘子の「胡蝶の夢」になっている。主人公が「自分は人間か蝶か?」と悩むのではなく、記憶喪失になった主人公が「自分は警官なのか? それともテロリストなのか?」と悩み苦しむというドラマだ。このテーマも面白かったが、共産主義革命幻想の終焉、父と子の情愛といったテーマもあって、結構内容的には分厚い作品。アクションの切れ味、スピード感、構成なども素晴らしい。これは見応えのある映画だった。ダニエル・ウーも最初のうちはアメリカからの帰国子女っぽさが抜けきらなかったけれど、この映画ではすっかり骨のある役者に成長している。でも異邦人役だけどね。
 帰宅してからクイズを完成させて入稿。やはりしんどい作業だなぁ……。

10月22日(火)
 午前中にメルマガの編集と発行手続き。午後は寝不足解消に少し昼寝。3時半から映画美学校で試写を1本見ようと思ったら満員で入れず。時間間際に行ったのが悪かった。これが最終なので、追加試写があれば教えてもらうことにする。銀行でお金をおろし、映画祭の事務局でプレスIDカードの発給を受け、ビックカメラでストラップとカメラケースの物色。ケースはあまりいいものがないなぁ……。
 築地に立ち寄ってから帰宅。途中のマクドナルドでハンバーガーを3個買ってきて、それが夕食。赤ワインを飲みながらハンバーガーを食べ、ヤフーのオークションで何気なくCanon demi EE17の美品をみつけて最高値で入札してみたら、入札金額を1桁間違えてしまった。1万6千円で入札したつもりが、16万円で入札してしまった次第。結局これは18,500円ぐらいで落ち着いたので、少しホッとする。同じカメラを、しかもハーフサイズなどという特殊なカメラを2台持っていても仕方がないので、先日落札した背フルタイマー不良のカメラはオークションに出品しようと思う。ジャンクでも3千円ぐらいの値は付くと思う。セルフタイマー以外は完動品だしね。とりあえず今、電池を入れて、フィルムも詰めてテスト撮影を始めている。
 ハーフサイズ・カメラの購入もそろそろこれでおしまいにしよう。

10月23日(水)
 あれこれやることがあるので、今日も試写をお休み。午前中はサンプルビデオを見て過ごす。午後は3時に六本木の映画会社で新作DVDの試写会。ほとんどサンプルで見ているので、それ以外のところを数ヵ所リクエスト。
 先日購入したオリンパス・ペンEES-2で撮影した写真の現像が上がってきた。プリント枚数はなんと80枚。これで通常と同じ、税込み628円で現像とプリントを全部やってくれるのだからすごい。同時にプリントに出していたCONTAX T3に比べると、やはりペンは色が浅い。明るいところでは色が黄色っぽくなってしまうのかなぁ。最初の何枚かはフィルムが退色したような色調になっていたけれど、中盤以降は好調だった。曇り空や室内で絞りを解放にして撮影したと思われるカットなど、画像が驚くほどシャープ。もともと「高級な写るんです」のつもりで購入したカメラなので、これには大満足。劣化したモルトを交換すれば、それで十分に実用にたえるカメラになると思う。でも僕は、モルトの交換法がわからない。どこかで調べなくちゃ。
  帰宅してから写真を整理したのだが、CONTAXでの撮影分が37枚。ペンでの撮影分が80枚だから、いきなり100枚以上の写真をより分ける。このぐらい枚数があると、写りの悪い写真はどんどん捨てられるなぁ……。ペンは発色面でやはり見劣りがするので、モノクロのフィルムを入れて撮影するのもいいかもしれない。コダックからカラー処理でモノクロプリントが作れるフィルムが発売されているので、今度はそれを使って撮影してみようと思う。
 現在はキヤノン・デミEE17のテスト撮影中。これは明るいレンズが付いている上にISO400のフィルムを入れているので、夜景などもどんどん撮れる。バカみたいにシャッターを切っているけれど、まだフィルムを半分ほど使っただけだ。今週中には撮影しきれるかな。
 「ハリー・ポッターと炎のゴブレット 上下巻2冊セット」が発売された。映画瓦版でも発売日にいきなり8セット売れた。これはハードカバーで重たいので、一般書店で購入するよりは通販向きかもしれないなぁ……。

10月24日(木)
 午前中に伸びた髪を切りに行ってサッパリ。午後は3日ぶりの試写。たまには試写を観ないと、自分が何の仕事をしている人なのかよくわからなくなる。
 1本目はメディアボックスで『ロベルト・スッコ』。 フランス製の実録犯罪映画だが、昨年のフランス映画祭横浜でも観ているのでこれが2度目。2度観てもその衝撃性は変わらない。プレスには監督や出演者、原作者などのインタビュー記事が載っており、これがなかなか参考になった。
 2本目は映画美学校で『SFホイップクリーム』。これはこれで面白いんだけど、なんだか突き抜けた感じはしないんだよなぁ……。食事してから3本目はメディアボックスに戻り、清水崇監督の『呪怨』を観る。これは面白かった。ジャパニーズ・ホラーのひとつの頂点かもしれない。というより、映画界やビデオ業界で吹き荒れたホラーブームが生み出した、突然変異のような才能なのかも。
 帰宅したら戸口に宅配便の不在通知。これはamazonで予約していた黒澤明のDVD-BOX「THE MASTERWORKS 1」の配達があったということだろう。電話で業者に電話して、明日の午前中に配達してもらうように頼む。

10月25日(金)
 昨日観た映画の感想をいていたら、宅急便業者が黒澤明のDVD-BOX「THE MASTERWORKS 1」を配達しに来た。早速封を開けて中身をチェック。これはすごい。1作品ごとにかなりボリュームのある解説書が付いている。その中身は解説、エッセイ、関係者の証言や思い出話、そして野上照代さんによる詳細な撮影裏話とデータ。各作品ともシーンごとにチャプターが切ってあるが、メニューのチャプター検索では大まかなシークエンスごとに検索できるようにしてあるという芸の細かさ。そして話題のデジタル・レジストレーション! 古いモノクロ作品を観ると、オープニングに登場する東宝マークに雨だれのような傷がない。オープニングのクレジット部分もゴミが取れてきれいになっている。『七人の侍』はオリジナルのモノラル音声の他、リバイバル上映時のステレオ音声が付くのは当然としても、今回のDVDのため5.1チャンネル版の音声まで付け加えられているのは嬉しい。それで映画の内容が変わるわけではないけどね。
 案外一番便利なのは、全作品に日本語字幕のオン・オフ機能が付いたことかもしれない。これを使うと、録音の悪さで定評のある『蜘蛛巣城』なども、聞き耳を立てたり台詞の解析に頭を悩ませたりせず、素直に物語の中に入り込んでいくことができるのだ。こうした細かな機能は、DVDを購入してみないとわからない。いや〜、これは高い買物だったけれど、買ってよかった。第2集と第3集も買わなければ……。予約は発売間際でもイイけどね。
 11時過ぎに部屋を出て、ニュー東宝シネマでアントニオ・バンデラス主演のミステリー映画『抹殺者』を観る。エルサレムで発見された古い墓からキリスト時代の遺骨が発見され、それがいったい誰のものなのか……というお話。もしそれがイエス・キリスト本人のものだとすると、「イエスは復活したがゆえにキリストである」というキリスト教の根幹が崩れ去ることになる。かくしてバチカンとイスラエルとパレスチナが、それぞれの思惑を抱えたままこの遺骨を巡って政治的な駆け引きをするという展開になる。僕は面白い映画だと思ったけれど、普通の日本人がこれを観ても「なぜイエス・キリストの遺骨が出てくるとマズイの?」と思ってしまうかもしれないなぁ……。そんなこともあって、『抹殺者』などという内容にそぐわないタイトルを付けたのでしょうけれど、これが成功しているとは思えない。
 帰り道にビックカメラに立ち寄り、コダックのプロフェッショナル向けモノクロフィルムT400CNを購入。これはC-41というカラー現像のプロセスでモノクロのプリントが作れるというもの。ペンに詰めて試し撮りをしてみようと思っている。以前はコニカから同じようにカラー現像処理でセピア調のプリントを作るフィルムが発売されていたけれど、これは現在35mmフィルムでは発売されていないらしい。
  さらに日本映画テレビ技術協会に立ち寄って、準会員としての入会手続き。ここは会員を随時受け付けているものの、会員証の切り替えは4月に一括して行なっているそうだ。つまり年度の途中で入会した僕のような人は、受け取った会員証が3月一杯で一度失効し、その後4月からまた新しい会員証に切り替えねばならない。その際はまた発行手数料を取られることになる。しかしこうした仕組みを使えば、入会時期によっては1年分の会費を払うだけで、丸々2年近く会員証を確保することも可能なんじゃないだろうか。例えば5月に入会して会員証を受け取り、それが翌年3月に失効したら新規に翌年の会員証も発行してもらう。そうするとその会員証は4月1ヶ月で失効するわけではなく、そこからまた1年間使えるわけです。年会費の請求が5月に来るけれど、これを滞納して会員証だけ使い続ければ、1年分の会費で1年11ヶ月は会員証を使えるわけだ。まぁこれをやると、次からは入会の審査ではねられてしまうでしょうけどね。 なお10月の入会審査はつい数日前に終ったらしく、次回は11月とのこと。これでは会員証がいつ手にはいるかわからない。早くしてほしい。
 帰宅して映画の感想を書く続き。たまたまテレビを付けたら、民主党の石井紘基衆院議員が刺殺されたというニュース。犯人は50歳ぐらいの男だと言うから、深作欣二監督が仁義なき戦いを挑んだわけではないらしい。

10月26日(土)
 午前中は少しゆっくり寝ていたのだが、午後はずっと仕事。映画の感想を書き、雑誌の原稿を書き、クイズの問題を考える。ほとんどテレビも見ず、到着したDVDを見たいという誘惑にも負けず、ひたすら黙々と原稿を作っていた。
 先日衝動的に購入してしまったキヤノン・デミEE17が届いた。箱から出したら、外が寒かったせいかあっという間にカメラ全体が結露してしまった。裏のフタを開けたまま、室温にならすためしばらく放置。やばいやばい。気をつけなくちゃ。今回購入したものは出品者が「美品」と言うだけのことはあって、さすがにボディもきれいだし、レンズなどもほとんど汚れがない。もちろんセルフタイマーも生きている。確認できなかったのはストロボぐらいだな……。なぜか古い電池が入っていて、これがまだ使える。
 とりあえず先日購入したEE17でテスト撮影の最中なので、それが終ったら1台は売り払ってしまおうと思う。ついでにCONTAX T2も売ってしまおうかな。T3があるから、もうT2はほとんど使わないし。
 ちなみに撮影したスナップ写真を見ると、MINOX 35GTのレンズはCONTAXと遜色がない描画と発色だと思う。それに対してペンで撮影した写真は、全体にやや平板かな。もっとも使用しているフィルム感度が違うので、簡単にそう言い切ってしまうこともできないけれど。とりあえず今はEE17に400のカラーフィルムを詰め、ペンには感度400のモノクロフィルムを詰めてテスト中。おそらくフィルムの全部のコマを撮りきるのに、あと1週間ぐらいかかると思う。やはり72コマは多い。

10月27日(日)
 午前中はCS。午後は早めに帰宅して、食事をしてから少し昼寝し、夕方に起きてまた仕事。仕事しかしていない日は、日記に書けることも少なくてつまらないかなぁ。
 この日はもっぱら時事クイズの問題と答を考えていた。なにしろここ何週間かずっと北朝鮮問題がニュースのトップなので、問題もそこからあまりぶれない。ということは、問題を作っているうちにだんだんネタに困るようになってくるということだったりして……。それほどギャラのいい仕事でもないんだけど、毎回丸1日かけて問題を作ってます。 これじゃソロバンが合わないなぁ。機会があったらギャラを上げてもらおうかなぁ……。
 夜までかかってクイズを完成させ、メールで入稿してしまう。 昼寝してるのに、12時になるともう頭が痛くなってきた。クイズ作りは消耗する作業なのです。

10月28日(月)
 午前中からずっと仕事。とりあえずメルマガの編集を済ませて発行手続き。melma!のサーバーが一時音信不通だったので、少し時間の間をおいて配信手続きをした。午後は3時半からメディアボックスで『ハードキャッシュ』の試写。どうせくだらないB級アクションだとは思ったけれど、実際にかなりぬるい映画の仕上がり。これはちょっとなぁ。
 映画の後は八重洲のパソコンショップで少し時間をつぶした後、京橋の明治屋前に自転車を置いて表参道へ。MLのメンバーに誘われて、食事を兼ねて飲み会。初めて会う顔が何人かいたのだけれど、初対面とは思えないほど話も盛り上がって2次会に突入。結局11時過ぎにお開きになり、渋谷までみんなで歩いて僕は地下鉄で帰宅。自転車を京橋に置きっぱなしなので、今度取りに行かなくては。

10月29日(火)
 前日にさんざん飲んだわりには、二日酔いにもならずにスッキリ目覚める。しかし仕事は進まない。この日も外出せずに一日を部屋で仕事して過ごす。まずは映画の感想を書き、その後、入稿済みの原稿の手直し。請求書の作成。夕方買物に出て、牛スジを煮始める。
 バリュークリックの広告費が半減。その分をamazonの売上で補ってはいるが、 まだまだ減った広告分を補うほどの売上は立っていないなぁ。映画ショップの売り上げもイマイチ。でもまぁ、こういうのは趣味の延長だしね……。
 昼間はテレビを見たりDVDを見たりする。『七人の侍』の戦闘シーンを見ていたんだけど、最後に生き残った野武士はどこに消えたんでしょうね。謎です。まぁ普通はそういうことに気づくまでもなく、映画の勢いに飲まれて最後まで見てしまうんでしょうけどね。

10月30日(水)
 午前中にPR誌の原稿を書いていたのだが上手くいかず、途中で投げ出して仕事から逃走。あ〜あ。

10月31日(木)
 早起きしてようやく東京国際映画祭へ。せめて何本かマスコミ試写を見ないと、プレスIDが泣く。最初はシネフロントで中国映画『恋人』。これはなかなかよろしいファンタジーでした。ヒロインの女の子がかわいい。今週から公開の『至福のとき』にも出ているというから観に行かなくちゃ。食事してから2本目はインドネシア映画『ベンデラ〜旗』を観たが、これは僕には生理的に受け入れられなかった。映像のセンスも編集のリズムも、僕の体が受け付けない。言いたげなことはわかるんだけどねぇ……。3本目は中日合作の『藍色大門』で、これは青春映画の傑作。恋を自覚する以前の恋心を、瑞々しいタッチで描いているのだ。これは観ていて数回涙ぐんだ。別に悲しい話じゃないんだけどね。ラストはイスラエルのホームドラマ『ブロークン・ウィング』。これはまぁ、普通かなぁ……。
 帰りにカメラ屋でフィルムなど購入し、さらに簡単に夕食食べてから帰宅。今日までに読んでいた「歌舞伎ことば帖」 を読み切り、借りたばかりの 「チーズはどこへ消えた?」も読んでしまったので、帰りの電車は読む本がなくなって難儀しました。
 明日は仕事の打ち合わせが1本と、通常のマスコミ試写が1本。従って僕にとっての東京国際映画祭2002は、今日1日で終りなのだ。やっぱり月末近いと、雑誌の締切も重なるから映画祭通いも難しいなぁ。



戻る 新佃島