2003年2月の出来事


2月1日(土)
 朝のうちにN誌の原稿を仕上げて入稿してしまう。10時頃部屋を出てブラブラと築地市場まで歩く。場内と場外を少し見物し、昼食には場外で寿司を食べた。まぁ仕事も一区切りしたことだし、たまにはこういう贅沢もいいでしょう。場内の寿司屋も考えたんだけど、なんだか殺気立っていて気後れしてしまった。ところで寿司屋によって、ものすごく長い行列ができているところと、そうでないところの差が極端なのはなぜ? メディアに紹介されたところとそうでないところの差かな。築地は場内場外にいろいろな飲食店があるので、今度は何か定食でも食べてみようかな。場外の24時間営業の寿司店や、回転寿司もちょっと気になっている。
 銀座に出て伊東屋で封筒とクリアファイルのポケットを購入。ビックカメラでパソコンのキーボードカバーも買った。その後日劇2で『黄泉がえり』を観た。映画の内容にちなんで3週間限定ロードショーという宣伝をしていたけれど、評判がいいようでスバル座でのムーブオーバーが決まってます。入場したら場内も結構混んでいた。指定席を除いて7割ぐらいの入りかな。映画自体は悪くない。でも大きく感動できるかというと、僕はそうでもなかった。周囲からはすすり泣きの声が聞こえてましたけど、「それほどか〜?」と僕は思ってました。ちなみに映画の中には「3週間」というキーワードが特になかったように思うのですけれど。
 映画の後は久しぶりにガード下の登運とんでモツ焼きと熱燗。以前は映画の後に必ず立ち寄っていたんですが、久しぶりに行ったら通路との間にガラス戸が……。寒くないのは嬉しいけれど、以前の透明ビニールシートの方が開放感があってよかったかも。こういうのは、近くの警察から指導でもあるのかな。月島の魚仁も、少し前にテントをやめてガラス戸を作ったしなぁ……。

2月2日(日)
 剣道場の鏡開きだそうで、今週もCSは休み。せっかく早起きしてしまったのだが、仕方ないのでテレビ見て少し時間つぶす。アメリアでスペースシャトル「コロンビア」が着陸前に空中爆発したのがトップニュース。9時半頃部屋を出て、新宿の東急ハンズへ。住宅用の洗剤を買って、本棚などもちょっと見る。スライド式の本棚だと、本がたくさん入っていいかなぁ……と思っているんだけれど、いいものは高いのだなぁ。ハンズを出て新宿西口方面に歩いている途中、通販生活のショップでスライド本棚を見たら、これが7万円ぐらい。これを1本買ってみようかな。本が片づけば、今の狭い部屋も多少は広くなるかもしれないし。新宿の路上でも、シャトル爆発事故の号外を配っていた。新宿は人影もまばら。みんな朝起きてテレビを付けた途端、シャトル爆発のニュースを見て面食らっているのかも。
 昼食は新宿で住ませ、帰宅してクイズを作る。たぶん本番ではシャトル爆発関連の話題と大きく差替えられると思うけれど、まぁとりあえずやるだけのことはやっておく。

2月3日(月)
 大きな仕事の山を越えて虚脱状態になってしまい、ほとんど仕事が何も手に付かない。午前中に映画の感想を書き、午後は試写の予定をキャンセルしてメルマガの編集をもさもさと……。原稿の推敲・校正作業。まぁいろいろ。

2月4日(火)
 最近朝起きると肩や背中が痛いことがある。どうも枕が体に合っていないようだ。そんなわけで、通販生活のカタログで気になっていたメディカル枕の購入を検討。同じメーカーの同等品を通販でもっと安く購入できることを知り、この朝思い切ってネットで注文を出してしまった。届くのは週末頃かな。これで安眠できるようになるだろうか。
 前日の反省からこの日はちゃんと試写に行くことにする。午前中にシマンテックからソフトが届いたので、ノートン・インターネット・セキュリティ、ノートン・システム・ワークス、ノートン・ゴーストをインストール。さらにADSLモデム用のドライバーをインストールし、ネットに接続できることを確認してから、Windowsやノートン製品のアップデート。これだけでお昼までかかってしまった。でもこれで、パソコンの引っ越しをする準備は整った。あとはバックアップ用のメディアを購入すればいい。
 午後はヤクルトホールで『ダークネス』からスタート。スペイン映画だが、出演しているのはカナダ系ニュージーランド人(アンナ・パキン)、スウェーデン人(レナ・オリン)、イギリス人(イアン・グレン)、イタリア人(ジャンカルロ・ジャンニーニ)といった国際キャストで、台詞はすべて英語。舞台はスペインらしいんですけどね。中身はジャウマ・バラゲロ監督の前作『ネイムレス/無名恐怖』の二番煎じみたいで新鮮味はない。最後のオチも古典的怪談映画だなぁ。
 2本目はシネカノンで『ばかのハコ船』。『どんてん生活』の山下敦弘監督の新作だが、今回も思い切り脱力感を感じるぬるい展開。しかしこのぬるさが心地よいのです。途中でとんでもないアナログSFXがあって大笑いしてしまった。
 食事をしてから新宿に移動し、ヨドバシカメラでDVD-RWのメディアを購入してから、高島屋タイムズスクエアの映画館でペドロ・アルモドバル監督の『トーク・トゥ・ハー』を観た。う〜む。序盤はいい。劇中のサイレント映画も面白い。でも終盤の取りまとめにスピード感がないのが残念。
 帰宅してからさっそくDVDにパソコンのバックアップを取ろうとしたのだが、どうもソフトがPCのDVDドライブをサポートしていないようで、DVDメディアなのに640MBずつしかデータを書き込んでくれない。つまりDVDをCD-Rのように使っているわけだ。これは非常に無駄なので、途中で作業を打ち切ってしまった。いずれソフトのバージョンアップなどでDVDが利用できることがあるかもしれないけれど、今はCDに書き込んだ方が楽みたいだ。改めて後日CD-Rを購入しようと思う。DVDは別の用途に使うしかないだろうなぁ。そんなこんなで、いろいろ苦労をしていたら寝るのが1時過ぎになってしまった。また明日の朝が辛そう。

2月5日(水)
 昨夜が遅くなってしまったせいか、今朝起きた時間はさほど遅くなかったものの、作業があまり進まない。映画の感想を1本も書けないまま昼になる。しかもぼんやりテレビなど見入ってしまい、午後一番の試写に遅刻するという大失態。結局これは追加試写があったのでそれを観ることにしたのだが、マスコミ試写で3分や5分の遅刻というのが一番みっともないしバカバカしいなぁ。気をつけようとは思っているんだけど……。
 コンビニや書店で時間をつぶし、有楽町のソフマップでCD-Rのメディアを購入。これはパソコンのバックアップ用だ。とりあえず20枚買った。まだほとんどソフトらしいソフトをインストールしていないので、これでしばらくは間に合うと思う。まぁ遠からず、あと20枚ぐらい追加で購入することになりそうだけれど。
 3時過ぎに東映に行き、3時半からの『首領への道・劇場公開版』の最終試写に備える。今回は関係者が多いということで予定されていた小さな試写室ではなく、大きな試写室に場所を移しての試写。ところがこの関係者というのが、どうやらその筋の方々らしく、試写室内はいつにない奇妙な雰囲気に満ちていた。映画より上映前の雰囲気の方が面白かったかもしれない。映画にもこの“関係者”が少なからず出演しているようで、どうでもいいようなシーンでも試写室内で笑い声が起きたりしていたなぁ。映画自体もかなり面白い。Vシネ作品の劇場版だが、監督の絵作りがかなり格調高くて、古風でわかりやすい話なのだが映画全体にコクと重みがある。続編も作るようだけれど、それも楽しみだなぁと思う。
 食事してから夜はガスホールで『アイ・スパイ』。エディ・マーフィとオーウェン・ウィルソン主演のスパイ・コメディだが、これはあまり面白くなかった。コメディ作品なのにほとんど笑えない。序盤がもたつくし、終盤はもっともたつく。アクションシーンも精彩がない。
 帰宅してパソコンのバックアップ作業をやってみる。結局CD-Rを10枚使って最初のバックアップに成功。今後も機会があるごとにコツコツとバックアップを取ろうと思う。

2月6日(木)
 午前中に映画の感想を少し書く。午後はイマジカで『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』の試写。これは事前の申し込み制なので遅れないようにと思ったのだが、昨日に引き続きまたしても遅刻しかけてしまった。部屋を出たのが12時20分。駅に着いたら列車が1本出た直後。乗り換えの駅に着いたら、そこでもまた列車が出た直後。2度もホームで列車を見送りながら「これはまたダメか」と思った。だがここで遅れるとあとあと支障が出ることも考えられるので、五反田の駅に着いてからはできるだけ走った。冷たい空気がノドにがぼがぼ入り込んで、苦しいの何の。こういう時には日頃の不摂生が身に染みる。地下鉄の階段を駆け上がり、駅前の歩道橋を駆け上がるともうそれで足腰がガタガタになる。苦しすぎ。結局試写室にはぎりぎりで滑り込み、立ち見になったがなんとか映画を観ることができた。映画はとても面白い。『A.I.』『マイノリティ・リポート』と2本続けてダメなスピルバーグだったけれど、今回はとても素敵な映画になっている。思うにスピルバーグは、作品の中に自分自身の生い立ちや経験のなにがしかが反映されていないと、映画が生き生きしてこないように思う。今回の映画では、思春期に両親が離婚することや、身分を偽って大企業の中にどんどん入り込んでいってしまうところにスピルバーグの実体験が生きている。主人公が暖かい家庭を取り戻そうと孤軍奮闘する姿が切なく描かれているのは、それがスピルバーグ自身の姿だったからかもしれない。
 試写の後は恵比寿に移動し、新しく依頼された仕事について編集者と打ち合わせ。その後再び五反田に戻り、食事をしてからKSSの試写室で『疾風 Action!?』というインディーズのアクション映画を観る。どうしようもなく話は安っぽいのだが、アクションシーンにだけは手抜きをしないという作り手の熱意が伝わってきて好印象。腑抜けのアクションしか見せられなかった『T.R.Y.』などは、この映画の爪の垢でも飲めばいいのだ。

2月7日(金)
 映画の感想を書いて1日を過ごす。5本ぐらいを一気に書いたんだと思う。「よく覚えていられますね」と言われることも多いのだけれど、結構覚えているものなんだよね。ただし感想文を書いたとたんに、あっという間に忘れてしまう映画も多いけどね。
 夕方から外出してシオサイトの見学。上から下までぐるっと見回って帰ってきた。夜景はきれいだと思う。お値段の感じは、丸ビルよりはリーズナブルなのかな。まぁ丸の内と新橋の違いですな。
 amazonでマイケル・ムーアの「アホでマヌケなアメリカ白人」と、デヴィッド・W・モラーの「詐欺師入門―騙しの天才たち その華麗なる手口」を注文。前者は話題作『ボウリング・フォー・コロンバイン』の監督が書いたコラム集。後者は映画『スティング』の元ネタになった詐欺師の話だそうだ。『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』の原作「世界をだました男」も読んでみたいけど……。どうせなら一緒に注文すりゃよかったかな。まぁこれはまた別の機会に。何しろ買ったまま読んでいない本が多すぎるのだ。

2月8日(土)
 クイズのテーマが出たのが少し遅れたので、その分のしわ寄せが他の作業にも影響を……。う〜む。トップ項目はやはり予想通りだなぁ。
 amazonから「アホでマヌケなアメリカ白人」「詐欺師入門―騙しの天才たち その華麗なる手口」 が到着。とりあえず「アホでマヌケな〜」から読み始めるのだが、これを読むと、現在のブッシュ政権というのも北朝鮮の金王朝やイラクのフセイン政権と同じぐらいイカガワシイものだということがわかる。なんだか腐ってますなぁ。まぁムーアの主張がすべてだとは思わないけれどね。
 レギュラーの仕事をなるべく先行させて、夜になってからN誌の原稿などを入稿。今週はP誌の原稿もあったので、それが多少負担になっているのだなぁ。
 しかしそれより大問題は、新しく購入したパソコンがどうにも調子悪いこと。原因不明の再起動を繰り返して、まったく使い物にならない。いろいろ調べたのだが、どうもデバイスドライバの設定に問題があるらしい。でも怪しげなハードは特に何もつないでいないんですけど……。どうにもラチがあかないので、バックアップを取ってあったCD-Rから、パソコンの状態を購入数日後の状態にまで戻す。ところがそれでもまだ症状が……。う〜ん。なんじゃこりゃ〜。これだからパソコンは嫌いなんだよ!

2月9日(日)
 現在使っているパソコンから新しいパソコンにファイル転送をしていたのだが、案の定途中で新しいパソコンが再起動して作業がおじゃんになっていた。
 午前中は久しぶりにCS。昼からは近くの公園で中央区の「雪まつり」。食べ物が無料で振る舞われる。でも玉コンニャクや芋煮の鍋に近所の人が長い行列を作っている様子は、なんだか被災者向けの炊き出しみたいで奇妙な風景だなぁ。(実際に防災用の非常食なども放出されているのだけれど……。)晴れて暖かいこともあって、雪は前日に比べるとだいぶ減っていたようだ。前夜は雨だったから、雪も濡れてかなり重くなっている。3時にすべての行事が終った後は、公園のアスレチックへ。
 夕方に帰宅して仕事の続き。同時にパソコンの設定も再チャレンジ。CD-Rから復旧させたパソコンもダメということで、原因は何? やはりADSLモデムのドライバかな? ところがこのドライバをアンインストールしても症状は改善しない。かくなる上はパソコンを一度出荷状態に戻し、ゼロから再スタート。あ〜あ。この数日で、これほどのトラブルを味わうとは。でもこれだけ最初にやってしまうと、今後はどんなトラブルがあってもあまりあわてないかもしれない。トラブルへの対処法もいろいろ勉強してしまったしね。
 というわけで、付属のプロダクトリカバリCDからパソコンを出荷状態まで戻す。 モデムをセットアップして@niftyへの接続環境だけを作ってこの日はオシマイ。明日は朝からWindowsのアップデートをしよう。あ〜、しんどいなぁ。

2月10日(月)
 午前中にWindowsのアップデート作業。ADSLのドライバが不調の原因ではないかとにらみ、とりあえずは一般回線からアクセスしてファイルをダウンロードしたのだが、これがまぁ遅いの何の……。以前はこれで満足していたのに、最近はすっかりADSLに慣れっこになってしまっていたしなぁ。すべてのファイルを1時間以上ダウンロードしてから、今度はPHSでの接続にチャレンジ。ドライバのダウンロードやインストールを済ませてアクセスしてみると、なんだか一般回線より3倍ぐらい早いような気がするなぁ。そのかわり電話代も3倍かかるけどね。
 午後3時半からソニーで『クローサー』の試写。お話はともかくとして、アクションはすごい。特に最後のチャンバラにはしびれた。これはすごいぞ。帰宅してからメールなど最低限の処理を済ませて外出。やれやれ。 今日はここまででおしまい。夕食はトンカツ。ちょっとスタミナつけないとね。

2月11日(火・建国記念の日)
 祭日は久々に何もしないで過ごす。午前中はマイケル・ムーアの「アホでマヌケなアメリカ白人」を読んでしまう。名前が指名手配犯に似ていたばかりに逮捕され、刑務所に入れられてしまった黒人の話など、まるで『未来世紀ブラジル』そのままだなぁと思う。午後は新宿で『トランスポーター』を観る。これもアクションだけだなぁ。夜はすき焼き。

2月13日(木)
 朝っぱらからパソコンのリカバリ。最初にMS-Officeをインストールしようとしたら、ここでまた本体が再起動してしまった。こうなるともはや、デバイスドライバの不具合云々という問題ではない。シャープの相談窓口に電話したら、明日本体を引き取りに来て点検修理するとのこと。あ〜あ、初期不良の品物をつかまされてしまったのかなぁ。パソコンの引っ越し作業に費やした今までの時間は、一体何だったのか……。
 仕方ないので再びパソコンの仕様環境を元に戻して、仕事ができる環境を再整備。当面の仕事はこれでできるけれど、なんだかひどくくたびれた。今日は試写を休んで、まるきり止まっていた他の仕事をかたづけなければ……。でもここ1週間近く悩みの種だったパソコン問題を、とりあえずメーカー修理という形で棚上げできたことには少しほっとしていたりもする。昨日はまったく食欲が失せて、今日もパソコンが勝手に再起動した時は胃液が逆流しそうになったけれど、なんだか少しずつ食欲が出てきたかも。
 午前中に荷物がふたつ。仕事用のサンプルビデオと、チャーリーズ・エンジェルからのチョコレート。もちろんこれは『チャーリーズ・エンジェル・フルスロットル』のPRですが、そうか、世の中はバレンタイン・デイなのですね。
 午後は試写の予定を潰して家でぶらぶら過ごす。ちょっと精神的なショックが大きくて、しばらくはボーッとしてしまいそう。パソコンの環境復帰。単行本の校正作業。追加原稿の執筆。サンプルビデオの視聴。まぁまるで仕事をしなかったわけでもないのだけれど……。
 パソコンは明日の午前中に取りに来るそうだ。あ〜あ。修理完了まで2週間ぐらいかかると言っていたなぁ。ということは今月下旬の忙しい時期は現在のパソコンを使って、来月分から新パソコンに移動になるのかな。

2月14日(金)
 バレンタインデイ。午前中に映画の感想をようやく書く。書き始めるとあっという間にできてしまう。その間に運送屋が来て、パソコンを修理工場へと持ち去った。あ〜あ。
 試写のスケジュールを立て直したのだが、今週は大胆にさぼってしまったこともあって、来週以降かなりの過密スケジュールになっている。仕事もあるので、おそらく何本かは見落とすことになると思う。
 午後はシネカノン試写室でカトリーヌ・ブレイヤ監督の新作『処女』を観る。観ている途中でお腹が痛くなってきて困った。映画が短くてよかったなぁ。こういうことが年に何度かあるのだ。映画ライターは健康でないとやってられません。
 渋谷からバスで六本木に移動し、3時半からはブエナビスタで『リロ・アンド・スティッチ』を観る。この映画は日常のリアリズムとファンタジーのかみ合わせがどうも上手くないようで、物語に素直に入り込むことが出来なかった。舞台がハワイになっているのも、『ポカホンタス』のインディアンなどと同じマイノリティに対する視線のようなものを感じて、かえって不自然に思えるのだけれど……。人物のデザインは面白い。特にナニのデザインは、アニメでこれほど肉感的で色っぽい女性を初めて見せられた気分。下半身がどっしりしていて、腰から足にかけての線が最高にセクシーです。スティッチのデザインもユニーク。これに比べると、肝心のリロがあまりチャーミングじゃないような気がするなぁ。
 帰りに本屋に少し立ち寄ったが、基本的にはまっすぐ帰宅。帰りにスーパーで食材の買い出し。空腹時にスーパーに行くと、すぐに食べられそうなものをたくさん買ってしまってよくない。この日もそのクセが出た。これはかえって無駄遣いです。
 夜は今日観た映画の感想を書いてしまうつもり。明日・明後日でやれるだけの仕事を片づけて、来週の試写に備えようと思っている。

2月15日(土)
 朝から仕事。N誌の原稿を書いて入稿。C誌の原稿も7,8割仕上げてしまう。クイズも半分。夜は久しぶりに門仲の魚三でお刺身を食べる。1階が満員で4階の座敷へ。ここは店員のおばちゃんたちの接客がひどくて、料理は最初に注文した物以外追加が頼めない。やっぱり1階の方が僕は好き。客がひしめき合っている感じも嫌いじゃないしね。

2月16日(日)
 午前中はCS。午後はクイズを仕上げてしまう。夜はC誌の原稿も完成させて入稿。MLの参加者がとうとう500人を越える。もっとも人数は常に増減しながら全体として右肩上がり傾向なので、いったん500人を越えてもすぐにまた減ると思うけどね。

2月17日(月)
 午前中にメルマガの編集と配信手続き。午後はメディアボックスでエドワード・バーンズの新作『サイドウォーク・オブ・ニューヨーク』。何かと身につまされる、30代男女の恋愛模様。2本目は東宝で『ミー・ウィズアウト・ユー』。萩尾望都の「半神」を思い出させる、女性同士の友情と絆の物語。最後がちゃんとハッピーエンドになるのは嬉しかった。食事をしてから松竹で『ピノッキオ』。これはロベルト・ベニーニのピノキオにいつ慣れるかが問題だと思う。僕はかなり終盤になって、ようやくベニーニ=ピノキオが腑に落ちた。これは1回観た後、もう一度最初から観直すとまったく違った感想になるかもしれない。
 天気がいいので久しぶりに自転車で出かけたのだが、しばらく乗っていなかったらタイヤの空気が甘くなっていて、こぐのにえらく疲れてしまった。明日も天気がよければ自転車だ。

2月18日(火)
 今週と来週はかなり仕事が詰まっているのだが、試写の予定もギッシリ詰まっていてなかなか動かせない。まぁしょうがないか。試写室通いをサボリにサボッたツケがここに回ってきているのだ。
 午前中は昨日観た映画の感想を書く。午後は映画美学校で『蛇イチゴ』。心臓発作で祖父が亡くなった日、父親が会社をリストラされて多額の借金を作っていることが発覚し、そこに10年間音信不通だった兄が帰ってくるのだが、じつはその兄は香典詐欺で、小学校教師の娘は婚約を破棄されてしまい……という踏んだり蹴ったりのホームドラマ。しかしこれが滅法面白い。キャラクターも会話も生きている。主演の宮迫博之とつみきみほがいいのだが、脇の人物もみんな素晴らしい。
 2本目は同じ試写室でパレスチナ映画『D.I.』。プレスにはコメディだと書いてあったが、試写室内では誰も笑ってなかったぞ。僕もまったく笑えなかった。なんでもこの映画、アカデミー外国語映画賞にノミネートされなかったことが政治問題化しているらしい。しかしだなぁ、これがノミネートされないのは正解でしょうよ。だって面白くないもん。いや、あくまでも個人的な意見ですけどね。
 食事してから松竹の試写室で『CUBE2』。ヴィンチェンゾ・ナタリ監督の出世作『CUBE』の続編だが、前作ほどは面白くないと思う。キューブの謎はさらに深まったけれど、トラップの面白さが半減しているのだ。
 雨が降っていたけれど歩いて帰宅。途中のスーパーで食料品の買い出し。帰宅してからパソコンにノートン・アンチウィルスをインストール。amazonでリンク先をいろいろ探したけれど、今日観た映画の収穫は少ないなぁ。

2月19日(水)
 まぐまぐで発行しているメルマガの発行部数が、ここ何週間かで大幅に減少。まぐまぐ側で不明になっているメールアドレスを自動削除しているためなのだが、メールアドレスって結構すぐに変ってしまうものなのだなぁ。僕なんてNIFTY-Serve時代から10年以上も同じアドレスだけど、そんな人の方がむしろ珍しいのだろうな。
 午前中に映画の感想を書いてしまい、午後は試写を2本。1本目は月島のムービーテレビジョンで、夏に発売されるビデオ「モンク」のパイロット版を見る。トニー・シャローブ主演の刑事ドラマで、アメリカではかなり人気があるらしい。確かにキャラクターがなかなか秀逸で、見ていてクスクス笑ってしまうのだ。映画化の企画も持ち上がっているとか。まぁそうでしょうね……。面白そうだもん。
 2本目はGAGAの小さい方の試写室で、中野裕之プロデュースの『SF Short Films』。試写状に上映時間が書いていなかったので、せいぜい1時間半か1時間40分程度だろうと思っていたら、これが2時間近くあって大誤算。ショートフィルムのオムニバスなのだが、Short Filmsと名乗ったからには全体の尺もそれなりの長さに収めてほしい。1本ずつも長いよ。だらだらしていて、短篇映画らしいきびきびしたところがまったくない。もっともこれが、中野監督の言う「ピース」な気分なのかもしれない。「スロー・イズ・ビューティフル」ってわけね。あせらずノンビリやりましょう、ってか? どうでもいいけど、2時間もあるなら試写開始は他の映画と同じ3時半からにしてほしかった。
 映画美学校で『春の惑い』の最終試写を観ようと思っていたのだが、これには間に合わなくなってしまった。う〜む。悔しい。おかげで帰宅も早くなったので、せっせと仕事を進める。まぁどこかで仕事の時間を作りたかったので、これはこれでヨシとするか。

2月20日(木)
 午前中に映画の感想を書き、仕事の原稿も書き、たまっていたメールの返事も書く。午後はソニーで『ハッピー・フューネラル』『ミッシング・ガン』を続けて観る。どちらもアメリカと中国の合作映画だが、前者は台詞の中に英語が入ったりするいかにも「合作です」という映画で、後者は中国の農村を舞台にしたサスペンス・ミステリー。あえて比較をすれば、後者の方が面白いように思う。新人のデビュー作ということもあって、全体に勢いがあるのかもしれない。
 税務署に立ち寄って確定申告のための用紙をカバンに放り込み、夕食を取ってからTCCで『武勇伝』の試写。これは面白かった。新宿歌舞伎町界隈で男たちが喧嘩を繰り広げるという、ただそれだけの映画なのだけれど、これが根っからの暴力礼賛映画になっているのだ。

2月21日(金)
 午前中にシャープの修理センターに電話。パソコンの修理の件で、前日電話をもらったことから問い合せたものだ。先方としては修理のためにハードディスクを交換してもいいかということだったのだが、それはともかくとして、故障箇所や修理内容についての説明が要領を得ないため、修理以前に故障箇所とその原因をはっきりさせるように言って電話を切った。とにかく購入直後の故障なので、出荷時からの初期不良なのではないかというのが僕の感触。先方にそう言っても「使い方が悪かった可能性もある」「どちらが悪かったのかはわからない」の一点張りでお話にならない。とりあえずパソコンが戻るまではまだまだ時間がかかりそうだ。
 午後からは試写を2本観る予定にしていたのだが、これは2本ともキャンセルして仕事にあてた。

2月22日(土)
 午前中は仕事。午後は渋谷の児童会館で学童クラブの出し物を観て帰宅。夕方からまた仕事。少し早めに寝る。

2月23日(日)
 朝5時頃に起きて仕事を始める。8時過ぎに一度部屋を出てCS。昼頃帰宅してまた仕事。朝早かったせいか、仕事はぐんぐんはかどる。とりあえずB誌の原稿を仕上げて入稿してしまう。クイズも終らせて入稿。しかし疲れた。

2月24日(月)
 午前中から仕事。早起きしようと思ったが、今日はダメだった。根性がない。寒いとダメだなぁ。今日は本当に天気が悪くて寒かった。昼過ぎに外出したら、ミゾレから雪になって参った。
 今日の試写は3時半からイマジカで『シカゴ』を1本だけ観た。ボブ・フォッシーの『オール・ザット・ジャズ』を連想したけど、作ってる方も意識しているのだと思う。帰りに東急ストアで買物。さらに自宅近くの生協で夕食の買物をして帰宅。
 シャープの修理センターからまた電話があったが、先日話した内容の繰り返しになってしまって、きちんとした解答が得られないままだった。とりあえず明日あたり、また電話があるようだ。

2月25日(火)
 5時に起きて6時頃から仕事をはじめる。明日締切のP誌の原稿が手つかずだったので、それを終らせてしまう。とりあえず半分までやってから食事。その後、残りの半分。今日は午後の試写を観られないのではないかと心配していたのだが、これなら大丈夫そうだと一安心。
 その午後の試写は、まずメディアボックスで『おばあちゃんの家』。これはすごくいい映画だった。『美術館の隣の動物園』の監督が撮った新作なのだが、前作とはまるでタイプの違う映画。それでいて、同じように温もりのある映画だった。
 2本目は五反田のKSSで『人斬り銀次』。期待していたほど面白くなかった。ものすごく秀逸なアイデアが生かし切れないまま、よくわからない観念的な映画になっている。これは脚本が悪いんだと思う。主役3人が生きた、戦後50年という時代の意味がよくわからないのだ。
 夕食を取り、東急ストアでパジャマ購入して帰宅。

2月26日(水)
 五時に目覚ましが鳴って6時前にはベッドから出る。6時台には朝食を食べて、そのまま映画の感想を書き始める。9時頃終って、その後は試写スケジュールの調整など。9時半過ぎに部屋を出て、10時から東映で『ONE PIECE THE MOVIE/デッドエンドの冒険』の試写。映画は土曜には始まってしまうので、今さら観たところで商用媒体には一切書けないんだけどね。何しろ自主発行のメルマガにすら間に合わなかった試写。こういうどん詰まりの間際になって回る試写というのが、日本映画の場合は結構あった。でもここ数年、めっきり減っているんだけど、アニメはやっぱりこうなるのね。(東映のミニモニのアニメなんて、試写すらなかったもんなぁ。)映画自体は面白かっただけに、もっとPRに時間をかければねぇ。ちょっともったいない気がした。
 食事をしてから六本木のブエナビスタで『スパイダー』の最終試写(とりあえず現行の試写状ではこれが最後になっている)。面白いんだけど、眠いんだよねぇ。食事の後だしさ。あえてホラーサスペンス風の演出にせず、淡々と主人公の行動を追いかけているのがユニークなのかも。でもそれが「退屈だなぁ」という印象も強めてしまう。
 3本目は京橋に戻って、映画美学校で韓国映画『ガン&トークス』。サスペンス映画としては甘すぎる設定なので、これはアクションコメディにしなければならないのだろうけれど、ちょっとテンポがぬるいんだよね。香港映画ならこのレベルの脚本でも、演出や編集の職人芸でうまく商品価値のある作品に仕上げてしまうのだろう。でもこの映画は、最後の最後まで生ぬるい感じが払拭できなかった。
 食事をしてから最後の映画は同じ試写室で、『夢 追いかけて』の試写を観る。全盲の中学校教師でパラリンピック水泳のゴールドメダリストでもある河合純一の姿を、河合淳一本人の原作・主演で映画化したヒューマンドラマ。やっぱり本物はすごい。芝居は当然下手くそなのだが、水泳のシーンになるとやっぱり本物の迫力。素直に感動できる作品になっていると思う。
 久しぶりの1日4本はしご。ちょっと疲れた。でも最初と最後の映画が面白かったので、精神的にはとても充実した1日になった。

2月27日(木)
 午前中に映画の感想をすべて書き、午後は試写を3本。天気も良かったので、今日はすべて自転車での移動。まずはソニーで『風の絨毯』というイランと日本の合作映画。シンプルだけれど、力強くて感動的な映画。笑えるところもあれば、ホロリとさせられるところもある。
 2本目は松竹で『アルマーニ』というドキュメンタリー映画。アルマーニって、金正日に似ているかも。3本目は東宝で『レセ・パセ/自由への通行許可証』。ナチス占領中のフランス映画界を舞台にした映画で、実話がもとになっている。登場する映画人たちもほとんどが実名。往年のフランス映画が好きな人にとっては、面白い映画だと思う。そうでない僕のような人にとっても、なかなか面白い。

2月28日(金)
 午前中に映画の感想を書いてしまう。パソコンの修理センターから電話があったが、まるでラチがあかないので商品を戻して代金を返却してもらいたいと伝える。ただしこれが先にどうなるかはわからない。どうせ修理センターの担当者レベルで話が付くことでもないと思うしね。
 午後は東映で三池崇史の新作『許されざる者』を観たが、これはものすごく力のこもった映画になっている。2時間半もある大長編だが、だれるところがほとんどない。主人公たちが十分に自覚しながら、身動きの取りにくい狭くて苦しい場所に入り込んでいく様子が痛々しい。
 映画の後は銀行で現金を少し下ろし、JRを使って四谷へ。F社編集部で単行本の打ち合わせ。序文だけ書くつもりだったのだが、巻末の用語集の原稿を見せられて、これも自分で書くことに決める。なんだか僕も、どんどん仕事を増やしているような気がするなぁ……。
 月島で買物し、夕食はスパゲティを作って食べる。用語集の原稿に手を付けて、半分ぐらい書いてしまう。



戻る 新佃島