2003年7月の出来事


7月1日(火)
 AMAZONのサイトにエレクトロニクス・ストアがオープンし、7月からはアソシエイトプログラムの内容もマイナーチェンジした。これにあわせて映画瓦版の内容も対応させたり、まぁいろいろとやることはあるわけだ……。ホームページを改定し、メルマガにも情報を掲載し、あちこちに手当てをするとこまごまといろいろな時間がかかる。そんなこんなで、午後からの試写は1本パス。メルマガにかかりっきりで作業に没頭していたら、がっくり疲れて2本目の試写も間に合わなくなった。最近こういうのが多い。困ってしまう。気持ちが愚図になっている。
 図書館で予約していた石原裕次郎のCDを借り、一度帰宅して映画の感想などを少し書く。これもまた、あまりはかどらない。夕方から外出し、大森のニフティ本社でマネージャーの勉強会。う〜ん、最近はいろいろな技術があるのだなぁ……。勉強会の後は駅の近くの居酒屋で飲み会。これは楽しかった。帰宅は12時過ぎ。ふ〜、疲れた。
  AMAZONエレクトロニクス・ストアでいくつか商品の値段比較をしたのだが、購入価格に応じたギフト券のキャッシュバックと送料無料である点を考えると、ムラウチの会員価格より値段が安いんじゃないのかな。キャッシュバックは今だけかもしれないけど、これはキャンペーンが終わらないうちに、デジカメの1台も購入しておいたほうが得かなぁ……。オープン記念だと思われるこのキャンペーンは、いったいいつまでやっているのだろうか。

7月2日(水)
 例によって午前中ぐずぐずしていたら、午後の試写に1本乗り遅れた。最近こういうのがすごく多い。というか、ほとんどコレ。
 というわけで3時半からスタートしたのだが、今週最初の映画は青山真治の『月の砂漠』。2年前にはできていた映画が、ようやく今年の9月から公開される。これはそれほど面白くない映画だからなぁ……。カラー・スタンダードという画面構成が、あまり生きていないような気もする。
 銀行や郵便局に立ち寄ってから、夕方から丸の内シャンゼリゼで『恋愛寫眞』を観る。これはプレス資料だけ送ってきて、ついに試写状は来なかったという不思議な映画なんだけど、どうせなら試写で観てあちこちで宣伝すればよかった。この映画、すごくイイのです! さすがに泣きはしなかったけれど、娯楽映画のツボにはまった見事なできばえ。特に終盤の畳み掛けるようなエピソードの集積具合は、どうしたって感動と涙腺のツボを刺激する。最後に山下達郎の曲が流れてくるところまで、タイミングが完璧! ヒロインは広末涼子でなくてもよかったような気がするけど、松田龍平はじつに素晴らしかった。雰囲気がいよいよオヤジに似てきている。ちょっとした表情に優作を感じるなぁ……。
 映画の後、銀座のスタバでW氏と話をする。映画の観かたが違うのであまり噛み合わないんだけどね。
 ご近所サークルのオフ会を来週の土曜日にやろうと思う。単に自分が飲みたいだけだけどね。

7月3日(木)
 午前中に映画の感想を書いてしまい、午後は試写を3本ハシゴ。やっぱりこのペースにならないと、映画批評家の看板が泣くよなぁ……。
 1本目の映画は松竹で『ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL B ATTLE』。なんとなくアメリカの対イラク戦争を批判しているような内容になっていて、こんな子供向き映画でさえ、時代や世界と無関係には成立し得ないということがよくわかる事例になっている。併映の『新世紀ウルトラマン伝説』はウルトラマンや怪獣たちがヒップホップにあわせて踊るという企画だが、昨年のものに比べるとちょっとなぁ……という内容だった。昨年の『ウルトラマン伝説』がよかったのは、「ウルトラマンエクササイズ」の合間に過去のウルトラシリーズの名場面集が挿入されていたからじゃないのかな。今回はそれがなくて、ひたすら踊りだけ。スターかくし芸大会じゃあるまいに、これは観ていて退屈。こんなことなら昔の『ウルトラニャン』などを復活してくれたほうがいい。
 2本目は品川のアイマックスシアターで『ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密』。キャメロンにとって『タイタニック』以来の監督作だ。彼は最近すっかり普通の映画に興味を失っていて、もっぱら3D映画の技術開発に力を入れているらしい。今回の映画はそんなキャメロンからの中間報告という色合いが濃い。今後キャメロンが、この技術を使ってどんな映画を作ってくれるかが楽しみだ。
 渋谷に移動して軽く食事し、シネカノン試写室でけんもち聡監督の新作『ここに、幸あり』の最終試写。これは今日観た映画の中で一番面白かった。主人公の移動過程は描かれないのだけれど、気分的にはロードムービー。都会から来た男が田舎の島の人情にほだされて……という展開は、木下惠介の『花咲く港』みたいでもある。試写室を出たら外は雨。結構強く降ってきた。
 帰りに新御茶ノ水の事務所に立ち寄って、仕事についての話を少しする。その後近くの店で夕食をかねて食事しながらビールを飲む。
 光文社新書から出ている「映画は予告篇が面白い」という本を読み終わった。本来の内容を、ずいぶんと水増ししているような印象が……。でも普通の映画ファンは、この程度で満足なのかなぁ。

7月4日(金)
 午前中に映画の感想を書くなどの作業をし、午後は大急ぎで試写室へ。ぎりぎりで間に合ったと思ったら、既に満席とのことでアウト。やっぱり余裕を持って動かないといかんなぁ……。仕方ないので書店などで時間を潰し、3時半からメディアボックスで『ローマの休日』のデジタル修復版の試写。傷がまったくないという以外に、中身に違いがるじゃなし……。でもいい映画だと思う。よくできてます。
 どこかによることも考えたけれど、そのまま帰宅。

7月5日(土)
 午前中にN誌の原稿を仕上げて入稿。「今週の映画瓦版」も入稿してしまう。10時ごろに部屋を出て横浜へ。関内で下車して赤レンガ倉庫や山下公園を回り、中華街で昼食。修復後の赤レンガ倉庫には初めて行ったのだが、は〜、なるほどオシャレなデートスポットになってしまったものだ。赤レンガから山下公園までは専用の歩道もできて、これもちょっと素敵な風景。時間があれば大桟橋も見たかったのだが、今回はパス。
 食事の後は実家に行って、その後、新築した妹の家と開いたばかりの子供服ショップを訪問。3階建てのすごい家。その1階部分をお店にしている。一度実家に戻ってから、駅の近くで夕食をとって帰宅。

7月6日(日)
 午前中はCS。築地で少しもたつき、昼食は夏の定番、スパゲティ・バジリコ。午後は寝不足解消のため昼寝。夜は月島の居酒屋で夕食。早めに寝てしまう。

7月7日(月)
 外出せずに部屋で仕事。締め切りの仕事を入稿してから、メルマガの編集その他に追われる。どうせ終わんないんだけど……。
  朝から雨だったが、小降りの時にうっかり傘を持たずに買い物に出てしまって、帰りは濡れてしまった。野菜類を少しまとめて買ってきて(といっても部屋にある小さな冷蔵庫に入るだけ)、せっせと食べるようにする。春菊のおひたしを作るとか、大根おろしを作るとか、まぁその程度のことだけれど……。
 今月に入ってAMAZONのアクセス数がばかに伸びているのだけれど、これはなぜなのか。単にアソシエイトプログラムのシステムが変更されて、カウント方式が変わったのかもしれない。これが実数だとしたら、ちょっとすごいことだけどね。何しろ1日に1,000人がアクセスしてきているということだから。

7月8日(火)
 午前中にメルマガの編集と発行手続きを終えて、残していた映画の感想を書いてしまう。『ローマの休日』は2度目の感想文だったのですが、以前書いたものと比べると評価がぜんぜん違うじゃん! ……と自分でも驚いている。でもよく読むと、「結局この映画はオードリーだけだよね」という結論は同じ。以前はそれを全体としてマイナス評価にしていたのだけれど、今回はそれをプラスに評価している。また導入部の段取りについても、以前はテンポが遅いように感じたのだが、今はこうした教科書どおりの展開にむしろ心地よさを感じていたりする。同じ映画を同じように観ていても、評価がガラリと変わってしまうことがあるのです。
 午後はアテネ・フランセ文化センター『こぼれる月』の試写。地下鉄で水道橋まで行って歩いたのだが、久しぶりなので場所を忘れてしまってしばらくうろうろ。以前は時々、監名会の上映会でアテネ・フランセを利用していたのですが、最近はすっかり監名会からも足が遠のいたなぁ……。映画は画像と音声がひどすぎる。映画の出来がいいだけに、これは痛い。かなり痛い。
  3時半の試写には間に合いそうもないので、小雨の中を神保町まで歩いて本屋を見て回る。食事をしてから六本木のGAGAで陣内孝則の長編初監督作品『ROCKERS』を観る。監督本人の自伝的物語で、どうぜ大したことないだろうと思っていたら、これが意外や意外の拾い物。導入部が少しもたつくけれど、終盤に向かってどんどん勢いが出てくる。演奏シーンもなかなか見せる。

7月9日(水)
 AMAZONのサイトにアクセスする数が増えたと日記に書いた途端、先月の普段のレベルにまでアクセス数が落ちてしまった……。いったいあの数日間は何だったんだろう。とりあえず、今後も要注意。原因がわかれば対処のしようがあるのだが、それがまったくわからない。
 午前中に映画の感想を仕上げて、午後は試写を3本はしご。最近は計画倒れになることが多かったが、今日はきっちりと3本回れたのはめでたい。まずはTCCで香港映画『トランサー/霊幻警察』。香港警察内部にある霊界対策チームの活躍を描いたアクション映画。ただしホラー色はほとんどない。人間が現れたり消えたり、アクロバティックな動きをするという面白さだ。銀行に行って同じ試写室に戻り、『完全なる飼育/秘密の地下室』を観る。シリーズ4作目にして、原作者の松田美智子が新たにストーリーを書き下ろしている。前3作は同じ原作の使いまわしだったので、どれもストーリーの流れは大同小異。今回は新展開で、観ていて先がどうなるのかわからず楽しめた。ヒロインを演じたしらたひさこが、なかなかによい。山本太郎の沈黙演技も、加藤治子の落ち着いた芝居もやや空回り気味な中で、しらたひさこの熱演が光っている。
 食事をする時間がなかったのでコンビニでおにぎりを食べて夕食を済ませ(相変わらず貧しい食生活なのだ)、メディアボックスでデンマーク映画『OPEN HEARTS(原題)』の試写。これは原題ではなくて、本当は英語のインターナショナル・タイトル。原題は原題で別にあるんですけどね……。この映画はすごくよかった。人間の感情というものが、自分自身の意思ではコントロールできないことから生まれる悲劇。ひとつの交通事故が、人々の感情を大きくかき乱していく。俳優同士の見事なアンサンブル。じつに見ごたえのあるドラマだった。

7月10日(木)
 メルマガに掲載した裕次郎関連商品は読者からまったく関心をもたれていないということが、AMAZONのサイトにアクセスによって判明。ニュースで報道していた裕次郎映画の上映会も、来場者のほとんどはオジサマ&オバサマ世代ばかりだし、やっぱり日本では「映画スター」の地位が低いというか、世の移り変わりによって忘れ去られてしまうものなのだなぁ……と痛感させられた。裕次郎の作品が動かないとなると、日活では他のアクションスターのDVDなどさらに動かないということだろう。やはり邦画のクラシック作品は、ビジネスとしては厳しいものがあるのかもしれない。しかし裕次郎作品の上映会にあれだけの入場者があるということは、あの小さなターゲットだけに絞れば商売が成り立つということなのかも知れず、何らかの形で高齢映画ファンを掘り起こすことができれば、新たなビジネスのチャンスはあるのかも。僕の専門外ですけどね。
 午前中に映画の感想を書いてしまい、午後は試写を3本はしご。まずは松竹でサラ・ポーリー主演の『死ぬまでにしたい10のこと』。これは試写の案内が原題の『My life without me』で来ていたのだが、最近になって邦題が決まったようだ。これはまずまずの映画。悪くない。登場人物が皆魅力的に描けている。特に医者がよかった。ただヒロインの恋心については、つい昨日『OPEN HEARTS』を観た後だけに少し物足りない感じもした。でもこれをあまり追求する映画でもないから、これはこれでいいのかもね。
 2本目はメディアボックスで中国映画『再見〈ツァイツェン〉また逢う日まで』。これは泣いた。幼い頃に離れ離れになった兄弟姉妹が、20年後に再会して……というメロドラマなのだが、ドラマの細部がいろいろとよくできている。主人公たちの両親が、文革の下放政策で地方に追いやられているとか……。そういう時代背景がきちんと描かれているからこそ、うそっぽい話から生々しいリアリティが生まれてくるわけだ。最近の中国の豊かさによって、若者たちが働かなくても飢え死にしない生活を享受しているというのにはちょっと驚かされた。中国の都市部は、もう日本と変わらない経済水準なのだ。
 TCCに移動して『ウェルカム トゥ コリンウッド』の最終試写。丁寧に作られた犯罪コメディ。大爆笑はしないけれど、お気に入りの俳優たちが大勢出ていてうれしくなってしまった。

7月11日(金)
 午前中からたまっている映画の感想文を書くなどの作業。午後は試写を1本別の日に移動して、午後4時からシネカノンで『ロスト・バイ・デッド』を観ただけ。この映画は監督本人からお誘いの電話を何度かもらったりしていたのだが、映像表現の派手さほどには物語が過激じゃない。恋人を自殺させた自責の念で、青年が周囲を巻き込みながら自滅していくという……ただそれだけの話なのだ。暴力表現などをいかに過激にしても、物語に引きがないから観ていてもつまらない。
 銀座に移動して天龍で餃子ライスの夕食。入店したのは5時過ぎで、その頃はまださほど混んでいなかったのだが、食事をしているうちに満席になった。その後、有楽町の銀座シネ・ラ・セットで『さよなら、クロ』を観る。どうせガラガラだろうと見越していたら、結局場内は8割くらい埋まっていたような気がする。これはたいしたものだなぁ……。映画にはだいぶ不満もあったんだけど、クロが亡くなるあたりはやはり感動する。この感動を作っているのが、井川比佐志というひとりの俳優の力だというのがスゴイ。イヌもなかなかの名演技。日本のドッグトレーナーもずいぶんレベルが高くなってきているのではないだろうか。
 この映画を観たら、『マイ・ドッグ・スキップ』が観たくなってしまった。これは明日にでもレンタルビデオ屋で借りてこようと思う。

7月12日(土)
 午前中は締め切りの仕事を1本仕上げて入稿。昼ごろに図書館に行って予約していたピチカートファイブのCDを借り、そのままレンタルビデオ屋に立ち寄って『マイ・ドッグ・スキップ』を借りてくる。昼は自宅で作ろうと思っていたのだが、面倒くさくなって月島のほていさんで定食を食べる。ここは以前、土曜日に1,500円の特別定食を出していたのだが、最近は土曜日の昼間は休んで夜だけになっていた。この日はたまたま昼も営業していたようだけれど、特別定食ではなく平日と同じ定食だけだったのはちょっと残念なような気も……。もっとも、刺身定食にしろ、フライ定食にしろ、ボリュームたっぷりで満足できるんだけど。僕はフライ定食を注文。アジフライが皿の上に山盛りになっていて、ご飯はどんぶりに山盛り(おかわり自由)。これで850円は安いよなぁ。
 帰宅して少しビデオ見たり仕事したり。夕方は「ご近所さんを探せ」のオフ会で月島の魚仁へ。 といっても参加者は3人という寂しいものです。もうちょっと考えないとなぁ……。5時に入店したらまだがらがらだったのだが、6時には満員になってしまった。昼に予想外にたっぷり食べてしまったので、あまり注文できなかったのは残念。名物のネギマ串焼きや煮込みを食べて、ささっと席を立つ。ちょうどこの日から始まった月島草市の縁日を通って帰宅。商店街の履物屋で下駄を買ってきた。さっそく履いてみたのだけれど、靴やサンダルとは勝手が違うので、ちょっと歩き方がギクシャクしてしまう。これは慣れるまで、少し時間がかかりそうだ。夜は久しぶりに銭湯に行って汗を流す。

7月13日(日)
 いつもは日曜の午前中にCSに出かけるのだが、今週はお休み。午前中は何もせずにベッドの中でゴロゴロして過ごす。あ〜、幸せ。昨日とはうって変わって外は雨。暑さはまったくなくて、窓全開で寝ていると寒いくらいだった。
  午後もダラダラ寝ていたのだけれど、これは残った仕事からの逃避かもしれない。夕方になって借りたビデオを返却し、スーパーで買い物し、コンビニで雑誌を立ち読みしてから帰宅。夜はさすがに仕事をしないとなぁ……。

7月14日(月)
 午前中は少し寝坊した。9時過ぎに起きて仕事を始める。Yの映画情報サイトから依頼された映画評を2本書き上げて昼過ぎにメールで入稿。コンビニでぴあを購入してからスーパーで買い物済ませ、夕方からはKのサイト向けの原稿を書いて入稿する。その合間にメルマガの編集。夜はFの通販サイト向けの商品リストを作って、これも送信手続きをしてしまう。
 フランコ・ゼフィレッリの『ナザレのイエス』がDVD化されるようなので、買おうかどうしようか考えてしまう。6時間以上のミニシリーズを2枚のDVDに収録して、定価が6,800円というのは結構値ごろ感があるかも。でも買っても観る時間がないような気もするしなぁ……。
 メルマガでどんな商品を紹介すれば効果があるのか(読者に関心を持ってもらえるのか)に、いろいろと迷うところもある。キャサリン・ヘプバーン裕次郎 も、映画瓦版の読者は(少なくともメルマガの読者は)まったく無関心。ならばジェームス・ディーン はどうだ?と思ってしまう。9月に『ジャイアンツ』がDVD化されるからなんだけど。

7月15日(火)
 午前中にメルマガの編集と発行手続き。最近はいつも火曜日のぎりぎりになってからこの作業をしている。本当は月曜日中に、何とかしたいんだけどなぁ……。
 午後は1時からアミューズ試写室で『八月のかりゆし』という沖縄を舞台にした映画。これがまるでつまらなかった。作り手のいろいろな「思い」が、第三者である観客にわかる表現としてこなれないまま、映画の中にぶちまけられている感じがする。観終わった後はすぐに移動して、築地のソニーでドイツ映画『ビタースウィート』。直前に試写室を別の用に使っていたようで、3時半からの試写なのに、3時25分頃まで入場できなかった。映画は面白い。脚本や演出がちょっと野暮ったいところも含めて、スマートに格好よくは生きられない青春時代の雰囲気がうまく出ていると思う。映画の後は歩いて帰宅。
 夕食はスパゲティ。ナスやベーコンが傷みかけていたので、大あわててトマトソースにしてしまう。これで明日の昼もスパゲティになることは決定! さっさと食事を済ませるつもりが、思いがけずソースつくりに時間をかけてしまった。悪いことはつながるもので、パソコンではプリンタを認識できなくなるトラブル発生。ソフトをいじくっては何度もパソコンを再起動していたのだが、結局何も解決できず、明日にでもキヤノンのサポートに電話しようと決意。念のためにソフトの削除と再インストールをしたら、うまく動くようになった。パソコンを乗り換えたとき、プリンタ付属のCD-ROMからソフトをインストールしなかったのが原因かもしれない。ドライバやソフトだけを、個別にインストールしていたような気がする……。それでも今まではちゃんと使えていたんだけどね。
 シャワーを浴びてから金曜日に観た映画の感想だけを書いてしまう。作業の合間に図書館で借りていた本を読了。池澤夏樹の「憲法なんて知らないよ―というキミのための『日本の憲法』」だ。英文の日本国憲法を新たに日本語訳する試みのひとつだが、訳文に少々お子様向けすぎる表現が目立つとはいえ、いかにも翻訳調の日本国憲法がずいぶんと読みやすくなっているのは確かだろう。同じような試みを、他の人たちもどんどんしてほしいと思う。憲法記念日に各新聞社が、それぞれ独自の「新訳憲法」を全文掲載してくれると面白いと思うんだけどなぁ……。
 池澤本の訳文に文句を言うつもりは無いけれど(英語の成績が常に最低点だった僕が、そんなこと言えるはずないしね)、「まえがき」「訳文について」「あとがき」については異論もある。特に「まえがき」は僕に言わせりゃ相当にデタラメなものだ。アメリカが占領下の日本に憲法を押し付けたという歴史的な事実を、池澤夏樹は全面的に認めている。しかしそれを『勝った国だから、そういえる立場だった』とするのはおかしいと思う。『民主主義がちゃんと機能していない国』というのは、戦後のアメリカが日本に下した評価だと思うけれど、「まえがき」を読む限りでは、池澤夏樹本人も同じように考えているらしい。でもこれもまた歴史的事実に反するだろう。一番笑ってしまったのは『この新しい憲法を日本人は熱烈に歓迎した』という部分。国民が憲法を歓迎することが、そのまま憲法の素性の正しさを証明することにはならない。池澤夏樹は知らなかったのかもしれないが、「まえがき」でダメな憲法だったと否定されている明治憲法だって、作られた当時は国民の熱狂的な歓迎を受けているのだから……。

7月16日(水)
 午前中に映画の感想を全部書いてホームページを更新。午後はアミューズピクチャーズ試写室で黒沢清の『ドッペルゲンガー』。突然『レイダース』のパロディが出てきたのには笑ってしまった。面白いシーンも多いのだけれど、結局よくわからない停滞したシーンもあったりして、このアンバランスさが黒沢清的かもしれない。僕は前作『アカルイミライ』の、突き抜けた感じのほうが好きだ。もっとも今回の映画はわざわざこうしたスタイルになっているようでもある。役所広司の一人二役を、わざわざダブルを使って撮るとか、そういうアナログっぽさと最新のデジタル合成が平気で同居している。スクリーンの分割も懐かしいし、これがこれでスリリングな演出になっている。
 2本目はフォックスで『フォーン・ブース』。FAXで案内をもらったので空いているかと思ったら、試写室は超満員の大人気作品。確かにこれは面白い。画面のほとんどがCGIで作られている最近の映画風潮の中で、たったひとつの電話ボックスだけを舞台にしてこれだけのサスペンスを作るというのは面白いと思う。ただまぁ、アメリカ映画だよなぁ……という結末ではある。同じ話をフランスで作ったら、おそらくエンディングはもっと別の形になっただろう。
 3本目はイマジカで『ルールズ・オブ・アトラクション』。アメリカの大学生はセックスのことしか考えてないのかい! いやどうせこの年頃の若い連中なんて、セックスのことしか考えていないのが当然なのだ。問題はそれを実行できる環境がすべて揃っているということなのかも。ヒロインのヴァージン喪失シーンは、おそらくこれまで作られた映画の中でも(レイプを除けば)最悪のものだと思う。

7月17日(木)
 午前中に映画の感想を少し書いて、午後は試写を2本。まずは映画美学校でフランスのコメディ映画『ザ・レース』を観たが、これはあまり面白くなかった。大作感のある設定なのに、話がどうもちぐはぐ。もう少し脚本を何とかしろよなぁ……と思ってしまう。でもこういう脚本で映画が作れてしまうのは、ある意味でフランスのほうがハリウッドより自由に映画作りができる証拠なのかもしれない。ハリウッドだったら、こういう脚本は絶対に手直しされて、もう少し無難なものになると思う。ダメな脚本を無難なものに書き直すのがハリウッド。でも同時に、とんがったところのある傑作シナリオも、やはり無難なものに書き換えてしまうのがハリウッド。内容を平準化してしまう。
 築地まで歩いてソニーで『レボリューション6』。これはまあまあ面白かった。
 映画の後は一度帰宅してから、図書館で借りていた本とCDを返却。ビデオはまだ観ていないものもあるので、返却はまた後日になる。図書館の新聞コーナーで、行方不明になっていた稲城市の小学生4人が、赤坂のマンションで発見されたことを知る。こういう事件を知っても、「ああ、やっぱり」と思ってしまうのは、つい先日観た映画『ビタースウィート』に似たようなエピソードが出てきたからかもしれない。ちなみに僕は長崎の4歳児殺害事件も、犯人が12歳だと知ったところで別に驚かなかった。酒鬼薔薇事件もあり、バスジャック事件もあったのに、何を今さら少年事件でいちいち驚くのか。少年事件で大騒ぎするのは、詳細を報道したくてもできないマスコミのフラストレーションによるものではないのかなぁ。
 図書館で本を2冊借りて帰宅。ペリー荻野の「お侍さん、ありがとう」と、大和定次の「音作り半世紀―ラジオ・テレビの音響効果」。こうして今読んでいる「マニ教」は、また読み終わるのがどんどん遅れるのだなぁ……。
 帰宅して気づいたら飼っていたハムスターが死んで固くなっていた。少し前からお腹に大きな腫瘍ができて弱っていたので、いずれ死ぬとは思っていたけれど、やっぱりこうして死んでしまうとかわいそうなことをしたなぁと思う。生きているときはそれなりに大きく見えたけれど、死んでしまうと萎びてちっぽけなものだ。
 夜は取引先の会社の担当者と食事。「たまには月島で」ということで、最初はもんじゃ屋に連れて行く。大阪の人なので、もんじゃは今回が初体験とのこと。とりあえず2品ほど頼んで「こんなものか」と納得した様子。軽くお腹に入ったところで店を移動。駄菓子感覚のもんじゃのあとは少し美味しいものをと思い味泉に入る。ここの料理は最高だったが、値段はやはり月島の他の店に比べるとだいぶ高い。ある程度食べた後で、少し美味しいものをつまみながらじっくりお酒や会話を楽しみたいという時にはいい店かもしれない。

7月18日(金)
 朝起きたら昨日飲んだ酒がまだ少し残っている感じだった。あまり作業が進まず、ほとんど何もしないままシャワーだけ浴びて午後の試写へ。
 12時半過ぎにGAGAに到着して、1時からの『コンフェッション』に備える。これは以前5分前到着で「満席でもう入れません」と断られた作品。今回は早めに出たので僕は余裕があったのだが、それでもあっという間に試写室が混み始めて、15分前にはもう補助イスに人が埋まってしまうというペースだった。かなり人気がある作品だ。ジョージ・クルーニーの初監督作という話題性もあるが、それだけではなく確かに面白い。ドリュー・バリモアやジュリア・ロバーツを、「ほほ〜、なるほど、こう使いますか〜」という驚きもあたりなんかして……。なかなか楽しめました。
 2本目は映画美学校で『アイノカラダ』。これは作り手の自己愛が強く感じられる鼻持ちならない作品で、観ていてちょっと嫌な気分になった。同じように複数の女性たちの人生の断片を切り取っていく作品としては、『tokyo.sora』や『彼女を見ればわかること』の足元にも及ばない作品だと思う。作り手が頭の中でキャラクターを想像していて、各キャラクターへの共感が感じられないのかもしれない。
 疲れているので早めに帰宅し、シャワーを浴びてから9時過ぎには寝てしまった。

7月19日(土)
 少し朝寝坊して起きたのは9時過ぎ。午前中からN誌の原稿を作って午後には入稿してしまう。週刊誌だったものが隔週誌になり、それにともなって締め切りなどのスケジュールも変わったため、今回は2号分の入稿が重なってしまったのだ。実際には間に2週間あくんだけど……。雑誌自体が少しボリュームアップして、その分、入稿から発売までの時間を長くとるようになったらしい。
 午後は買い物に出てから食事して、なんだかんだで時間が過ぎていく。LiFE with PhotoCinemaのデモ版をダウンロードして少し触ってみたが、これはデジカメを持っている人にはたまらんソフトだと思った。ほんの数枚の写真とMP3の音楽ファイルから、あっという間にビデオクリップ風の映像が出来上がってしまうのだ。雰囲気としては、情報番組のお店紹介ビデオや商品紹介ビデオみたいなものかな。音楽にあわせて、写真や文字が適当なエフェクトを付けて次々に表示されていく。今度新しいデジカメを買ったら、このソフトも一緒に買おうと思う。(MacとWindowsのマルチプラットフォームなのだが、これはビデオCDに変換できる機能があるともっといいと思う。そうすれば家庭用のDVDプレイヤーでフォトシネマが楽しめる。ひょっとしたら、そういう機能もあるのかなぁ……。)
 このソフトを触っていて思ったんだけど、このように写真を連続して見せる場合は、「これが見せたい!」「これがベストショット!」という写真以外に、なんでもない風景とか、動作と動作の間にある、普段なら捨ててしまうような写真なども混ぜていったほうが、動きが出て面白いみたいだ。
 仕事はそれほど立て込んでもいないのだが、今日明日でなるべく仕事を終わらせてしまうために、夜もちょっとがんばる。

7月20日(日)
 午前中は朝寝坊して昼ごろから仕事。夕方から築地に行って、10時過ぎに帰宅。あ〜、疲れた。
 BLOG関連のサイトをいくつか見て回っている。BLOGGERは設定が楽ですぐ開設出来るが、日本語が文字化けするなど動作に不安定さを感じる。他のサイトも一長一短。最終的にはサーバにシステムを構築して、自分流にカスタマイズする必要があるのかもしれない。この日記ページなどは、BLOGで管理したほうが楽だと思うんだけどね……。

7月21日(月・海の日)
 午前中からメルマガの編集。昼ごろに一段落させて、午後から出かける。夕食はこの頃にしては珍しく大食い。
 最近は倹約とダイエットを兼ねて以前のように大食いすることがなくなったのだが、体重はどんど減って、今は2ヶ月前より5キロぐらいやせている。特に運動はしていないのだけれど、最近近所を歩くときに履いている下駄は、きっとダイエット効果があるに違いない。下駄は靴で歩くときとまったく別の筋肉を使うようで、最初はひどく足が痛くなるし疲れる。そもそもまっすぐ立って歩くためにバランスを取るのも大変。つまりそれだけ、普段は使っていない全身の筋肉を使っているということなのだ。僕は下駄を履くようになってから、ウェストサイズが一気に縮んだし、脚もすごく細くなった。依然はいていたジーンズがぶかぶかになって、ウェスト部分から足首が見えるようになったのには驚いた。
 新聞では「国立病院ダイエットに効果なし」と報道されているが、下駄ばきは絶対ダイエット効果がある。ただしサンダルのような低い下駄はダメ。昔ながらの二本歯の下駄(前歯の部分が台形にカットされている千両下駄でもいいかも)を履いて、すり足でカランコロンと音を立てながらリズミカルに歩くこと。靴で歩くときは前に踏み出した足がかかとから着地し、つま先で地面を蹴って前に進むのだが、下駄でこれをやると衝撃が強すぎてきっとケガをする。下駄は鼻緒に足の指を引っ掛けるようにして、カラコロと引きずって歩く。最初はなれなくて変な歩き方になるけれど、そのうちにバランスを取るため背筋がしゃんと伸びるし、足も疲れなくなってくる。下駄は専門店で台と鼻緒を別々に合わせてコーディネートすることもできるし、インターネットで台と鼻緒を自由に組み合わせて注文できるお店もあるようです。値段は5千円ぐらいかな。
 近所のスーパーに買い物に出たり、コンビニや本屋にちょっと歩いていくだけで(たぶん)ダイエット効果があるんだから、 これは夏のうちに買ってみても損はないと思う。子供の姿勢の悪さも自然に矯正されると思うので、夏休みの子供に一足買い与えるのもいいかも。

7月22日(火)
 午前中帰宅して、昼前から昼寝。同じマンションで内装工事をしているらしく、うるさくてあまり寝られない。昨晩飲んだビールの水分が今頃排出され始めて、何度かトイレに立つ。僕の体重増の大部分は、水分だと思う。
 Amazonのアソシエイトプログラムから手数料がギフト券で入金したので、エレクトロニクスストアで念願のデジカメを早速購入。 フジフィルムのFinePix F410128MBのxDピクチャーカード、そしてLiFE with PhotoCinema。全部あわせて税込61,751円だが、キャンペーン中なのでエレクトロニクスストアで買い物したデジカメとピクチャーカードから5,000円分がギフト券でキャッシュバックされる。カメラの価格3,400円(税別)というのはそこそここなれた値段で、送料が無料であることとキャッシュバックを考えると、相当お買得な値段になるのではないだろうか。

7月23日(水)
 先週は映画を一所懸命に観たものの、感想を書くのが追いつかなくて、そのツケが今週に回ってきている。昨日も今日も外出せずに、たまった映画の感想をせっせと書いている。3本ぐらい溜まっているだけかと思ったら、5本もあって大慌て。以前は1日に7本ぐらい感想書いてケロリとしていたんだけど、最近はあれこれと緊急にやらなければならない仕事がポツリポツリとあるので、一気呵成に何かをやってしまうというのが難しい。
 午後から下駄履きで近くのコンビニや本屋に出かけたのだが、帰宅して郵便受けを見たら、以前仕事をした出版社から雑誌の最新号が届いていた。今回は記事を書いていないのに、おかしいなぁ……と思ったら、雑誌休刊のお知らせだった。休刊してそのまま新雑誌にリニューアルとかではなくて、編集部も解散してしまうのだという。1回しか仕事をしていない雑誌で、以前仕事をした分は既に原稿料も払い込まれているので僕としては何の実害もないのだけれど、こういう知らせを聞くと、つくづく世の中は不況なのだなぁと実感する。出版は本当に大変みたいだ。

7月24日(木)
 すっかり映画離れしていたのだが、まとめて試写。スケジュール帳をCLIEに替えて、予定の組みなおしはずいぶん楽になったのだけれど、それに甘えて、最近は「あ、ちょっと忙しい。試写はやめやめ。また今度でイイや」とじつにイージーに試写スケジュールを先送りにしていく傾向があるなぁ……。
 1本目は東映で『法王の銀行家/ロベルト・カルヴィ暗殺事件』という、イタリア版の実録犯罪サスペンス映画。イタリア金融界を舞台にした『仁義なき戦い』みたいなもので、最後に主人公が追い詰められて死んで行くあたりはなかなか迫力がある。ただし人物が多くて、何がなんだかよくわからなくなってしまうのだけれど。
 2本目は映画美学校で『戦場のフォトグラファー』というドキュメンタリー映画。原題をそのまま訳せば「戦争写真家」か「戦場カメラマン」ということになると思うのだけれど、それをこんな邦題にしたのは『戦場のピアニスト』を意識してのことだろうか。映画はじつによかった。
 少し時間があいたので書店などで時間を潰し、8時からGAGAで『アララトの聖母』を観る。モチーフになっているのは1915年に起きたトルコ軍によるアルメニア人大虐殺なのだが、僕はこの事件をまったく知らなかった。アルメニア人側の主張によれば、100〜150万人が殺されたらしいが、トルコ政府は今もこの事件の存在そのものを否定しているらしい。劇中でアルメニア系とトルコ系の青年が、事件について語り合う場面は観ていて痛々しかった。歴史の負の遺産を引き受けていくのは、加害者側にとっても、被害者側にとっても辛くて苦しいことなのだ。しかしこの映画がテーマにしているのは、「過去の過ちを認めよう」とか、そういうことじゃないようにも思う。
 さすがに8時から試写を観ると帰宅するのが10時過ぎ。AMAZONから荷物発送のメールが届いていたが、今日は配達がなかったようなので、これは明日到着になるのだろう。

7月25日(金)
 午前中から映画の感想を書いていたのだが、これがまったく進まない。困ったものだ。昼ごろにAMAZONから荷物到着。早速荷を開けて、新しいデジカメを触ったり、ソフトをインストールしたりする。FinePix F410は、今まで散歩カメラとして持って歩いていたMINOX 35GTやCONTAX T3よりずっと軽くて小さい。メモリーカードも購入したので、これで3Mの画像が160枚ぐらいは撮れてしまう。当面は散歩も旅行も、これ1台でOKだろう。心配なのは電池の消費だけれど、こればかりは一度フル充電して使ってみるしかない。今まで使っていた機種は単三のニッケル水素電池だったので、重たいけれど電池の持ちはすごくよかった。今回は軽さと電池切れのリスクをトレードオフした格好だ。今は試運転中なので、撮影しては画像を確認して……という繰り返しになり、そのたびにレンズやレンズバリアが動いてしまう。これだとあっという間に電池がなくなりそうなので、実際の撮影時には、とにかくAUTOでずっと撮影し続けて、あとから調節するような形になるのではないだろうか。
 そんなことをしているうちに、やはりどんどん時間ばかりがたってしまう。午後は試写を2本キャンセルして(やばいなぁ)、夕方から東宝でタヴィアーニ兄弟の『復活』を観る。「カチューシャの唄」で知られる、トルストイの「復活」の映画化だ。原作は脇のエピソードが大きく膨らんだり、聖書の引用が随所にあったりする長編だが、映画はそれをすっきりと、それでも3時間7分の上映時間にまとめ上げている。なかなか見応えがありました。
 銀行に行きそびれてしまったので、この週末はひどく懐が寂しい状態になりそうだ。

7月26日(土)
 レギュラーの仕事をしたり、映画の感想を書いたり、土曜日はまとめて仕事をする日なのだ。(ただし最近は、月曜日や火曜日に試写を休んで仕事をすることも多いけど。)午後は月島の喫茶店で、企画音楽プロデューサーのOさんと打ち合わせ。宮沢賢治をモチーフにしたコンサートの仕事を手伝うことになった。憲治の世界は相当にディープで、僕のような素人が手を出すのは危険かとも思ったのだが、今回は作曲者の世界観がかなりしっかりしているとのこと。これなら手伝えるかなぁと思い、仕事として引き受けることにした。
 Yahoo!オークションに使用頻度が低くなりそうなカメラとフィルムを出品するため、せっせと写真を撮る。新しいデジカメで写真を撮っていたのだが、やっぱり望遠付きはいいなぁ……。以前は出品するものにへんなパースが付いて、似ても似つかない誇張された写真になることもあったけれど、今回は少し距離をとってズーミングすることで、ほぼ見た目どおりの写真が撮れる。

7月27日(日)
 午前中はCSで礼拝の後、夏期学校の説明会。出発日の朝が早いのが、ちょっと大変かも。一緒になった家族と一緒に遅めの朝食。僕は既に朝食を食べていたので、コーヒーだけで過ごす。帰宅してから、近所のスーパーで豚ばら肉のかたまりを買ってきて煮豚を作ってみる。肉の塊に塩をすりつけて、日本酒を少し入れた水でゴトゴト煮込むだけ。出来上がったものを切ってちょっとだけ食べて、あとはフタ付きの容器に入れて冷蔵庫へ。疲れたので寝てしまう。

7月28日(月)
 冷蔵庫で冷やしてあった煮豚を取り出し、スープの表面で固まっている脂をすくって全部捨ててしまう。あとには澄んだスープだけが残る。冷蔵庫に残っていたキャベツとネギを刻んでなべに入れ、スライスした煮豚を少しと、スープを水で延ばしたものを入れて火にかけコトコト。味は塩を少し足して、香りつけにしょう油をちょっと。これがめちゃめちゃにウマイ。
 午前中はノルマの仕事をこなし、昼食は煮豚のスープに茹でた素麺を入れてラーメン風の煮麺を作って食べる。これもめちゃめちゃにウマイ。午後は冷蔵庫が空っぽになっているのでまた買い物に出る。調子に乗ってまた豚肉を買ってくる。
 Yahoo!オークションに品物を出品する。 夜は煮豚の第2弾を作る。豚肉のビタミンB効果か、だるかったのが少し回復したようだ。

7月29日(火)
 午前中はメルマガの編集と発行手続き。午後はW誌の原稿作り。その合間に豚肉を蒸して、角煮を作る。なんだか最近、豚肉にとり憑かれたようになっているなぁ。

7月30日(水)
 午前中に散髪して頭をすっきり夏型にする。午後はヘラルドで『マグダレンの祈り』を観た後、映画美学校で『KEN PARK』を観る。この日はこれでおしまい。歩いて帰宅する途中、新川の酒屋で菊正宗の紙パックを買い、さらに近くのスーパーで醤油やお酢、小麦粉などを買って帰ってきた。酒はほとんど飲まないけれど、調味料に使う。夏は料理をするのが面倒なので、また煮物をまとめて作って少しずつ食べる生活をしようと思う。角煮はその第1弾。

7月31日(木)
 午前中に映画の感想を書いて、午後はソニーで『アマロ神父の罪』を観る。若い神父の恋愛ものかと思ったら、必ずしもそういう映画ではなかったのが意外。ラテンアメリカのカトリック教会と社会の関わりそのものがテーマになっているので、配給側で「恋愛もの」というテーマに置き換えて宣伝しているのだと思う。
 映画の後は有楽町まで出て、保険会社で生命保険の解約手続きをする。カメラ店などを回って夕方帰宅。ビール飲んで食事して、早めに寝てしまう。



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