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2003年8月の出来事
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8月1日(金)
午前中から試写を1本観ようと思っていたのだが、ほんのタッチの差で間に合わなくて午前中を棒に振る。こういうのが一番つまらない。部屋を出るのを5分か10分早くすれば間に合うんだから……。まぁ反省しても時間は戻らないので(よくあることだし)、午前中は銀座周辺をぶらぶらと、本屋めぐりなどして時間を潰す。
午後はワーナーで『天使の牙』を観たけれど、これは脚本がだめなんじゃないだろうか。人物の出し入れがぎこちないし、エピソードの組み立てもまずいように思う。映画の後は歩いて京橋まで移動し、映画美学校で『ドッグ・ソルジャー』という狼男映画。これは面白かった。
夜は大森のニフティ本社でマネージャーの勉強会。フォーラムをどうするのかという漠然としたテーマで、フリーディスカッション風に雑談半分、冗談が四半分、残りがかなり本気というお話が続く。勉強会の後は恒例の飲み会。帰宅は12時ごろ。
8月2日(土)
午前中はせっせと仕事をするが、それほど進まない。午後は2時ごろ部屋を出て、ニフティの聖書フォーラムのオフ会。今回はお店ではなく個人宅でのオフなので、料理やお酒は持ち寄りになる。僕はレバフライを持っていこうと思ったのだが、この時間だとお店が休憩時間になってしまうということなので、近くの肉屋で名物の焼豚を1,000円分ほど購入。それなりに量もあるから、これのほうが経済的かもしれない。
3時過ぎに会場到着。夕方に抜け出すつもりだったのだが、結局10時の解散まで腰を落ち着けてしまった。楽しゅうございました。
8月3日(日)
37歳の誕生日。別にうれしくもないのに、実家からお祝いの電話がかかってきた。うれしくないっちゅ〜の。まぁ忘れられていないという程度のことではある……。
午前中はCS。夏休み中なので礼拝だけで解散し、その後遅めの朝食をとるため築地のマクドナルドまで歩く。帰宅は昼前。昼食は冷凍してあった角煮とスパゲティ。なんだかすごいボリューム。昨日のオフ会での飲み食いも含めて、この日はいつもより2キロぐらい体重が増えているのに、さらに食べている。食べてすぐ昼寝。ますます太る。
ひどく暑くて汗ばんだので、夜は銭湯で汗を流し、その後下駄履きで近所を散歩。月島あたりをぶらぶらしてから、スペインクラブで夕食をかねて飲み食い。お昼からずっと胃がもたれていたのだが、飲んでいるうちに元気になってきた。(単に酔っ払って調子が出てきただけかもしれないけどね。)お店の終わりまでいて帰宅。
昨日外出中に配達されたAMAZONの荷物が再配達されてきた。買ったのは新潮文庫から出ている宮沢賢治の本を全部(6冊)で、これは仕事の資料として買ったものだ。文庫の品番が「み−2−4」という中途半端なところから始まっていて、1から3までが欠番になっているのだけれど、これは以前出ていた旧版文庫が3冊あったためだろう。現在出ている6冊はすべて新しい全集を底本としているため、内容的にも以前のものとはずいぶん違うようだ。賢治の作品はこの6冊で主だったものがすべて読めるはず。全作品を網羅したちくま文庫版の「宮沢賢治全集」
もあるけれど、これは全部で10冊あって、そろえると1万円ぐらいするので今回はパス。(賢治が好きな人は絶対にこれを持っているはず。さらに深くはまると「新校本・宮沢賢治全集」
に手を出す。 )新潮文庫版は6冊で3,000円ぐらいだから、まぁ手軽といえば手軽なのです。 角川文庫でも以前賢治の童話全集を出したことがあるようだけれど、現在はほとんどが品切れになっている。まぁ全集がほしければ、ちくま文庫を買えばいいのでね……。
8月4日(月)
月曜締め切りの仕事がかなりあったので、これにかかりきりになる。午後に催促のメールまで来て、ちょっとあわてました。
8月5日(火)
午前中にメルマガの編集と発行手続きを済ませる。現在「圧力鍋がほしい病」にかかっているため、とりあえず門仲のスーパーに値段を調べに行く。安売りしていればそこで買ってしまうつもりだったんだけど、この日は扱いがないようなので、少し足を延ばして木場の大型スーパーへ。ここで値段を見てから、さらに東陽町まで歩いていってしまった。炎天下に下駄履きでこの距離はさすがに疲れる。帰りは地下鉄で帰ってきた。結局なにも買わなかったんだけど……。
帰宅してからネットで鍋の値段を調べるうち、どういうわけか炊飯用の文化鍋を買ってしまった。楽天のポイントがたまっていたので衝動買い。結局、圧力鍋でご飯を炊くのはちょっと大げさかな……ということです。文化鍋なら茶碗1杯のご飯も炊けるしね。(実際には1合ぐらいは炊くと思うので、茶碗に2杯分ぐらいになると思うけど。)文化鍋を注文した後、普段使っているアルミの鍋を使って夕食用のご飯を炊いてみた。いつもどおり麦飯。水加減がよくわからなかったのだけれど、適当にやっても適当にふっくらとおいしいご飯が炊けました。文化鍋だと密閉性が高くなるので、もっと美味しく炊けるに違いない……と期待している。同じお店で圧力鍋も買ってしまえば、送料分だけ安く変えたかもしれないけど、これはまた後日。
8月6日(水)
今週は試写を休んで、ずっと宮沢賢治の仕事をするつもり。台本を本格的に作り始めて、疑問点や迷うところがいくつか出てきた。とりあえず最後まで一通り作ってしまったうえで、明日予定されている作曲者との打ち合わせで解決すればいいのだろう。
ついでに10月から始まるカルチャーセンター講座のカリキュラムも、少しずつ作り始めた。これは最終的に、ワープロで10枚ぐらいになれば間に合うかなぁ……。
Yahoo!オークションでティファールの圧力鍋を落札。近所のイトーヨーカードーでも見たものだけれど、送料その他を考えてもヨーカドーで買うより安い。
8月7日(木)
宮沢賢治の仕事をひと通りの形に仕上げる。昼間は少し昼寝。夜になって作曲者との顔合わせと打ち合わせを兼ねて、近くのマンションへ。コンサートの構成やモチーフについて大まかな話をして、最終的にはだいたいの形が見えてきた感じだ。その後雑談をしていると、あっという間に12時近く。プロデューサーのOさんはちゃんと電車で帰れたのだろうか?
8月8日(金)
昨夜は遅くまで打ち合わせをして寝たのも遅かったのだが、今日は午前中から試写のハシゴ開始。まずは東映で『偶然にも最悪な少年』を観たが、これがなかなかポップで面白い。中身はかなりぶっ飛んでいるんだけど、語り口が軽いのだ。明らかにヨロシクナイ中身だけれど、口当たりのよさでポリポリカリカリ食べてしまうスナック菓子のような映画。僕はここに新しさを感じた。午後はメディアボックスでフランスのサスペンス映画『リード・マイ・リップス』。これは久々に面白いサスペンスだった。音の使い方がなかなか面白い。3本目は東映に戻って『ブラックマスク2』。監督はツイ・ハークだが、一言で言えば「だめだこりゃ!」という映画。ツイ・ハークが「香港のスピルバーグ」と言われていた頃は遠い昔話になってしまったなぁ。彼の作品から、多くの俳優がスターになったのに、監督だけが流れに取り残されているような気がする。渋谷に移動して『奇跡』。スゴイ映画だった。でもさすがに疲れるなぁ。しかも今回は4本のうち3本が2時間前後という長い作品だった。くたびれました。
8月9日(土)
台風10号の接近で朝から天気が悪い。風が強すぎて窓も開けられないので、部屋を閉め切ってエアコンを入れるしかない。エアコン嫌いの僕としては、ちょっと体調が悪くなる。僕は多少暑くても、窓全開で自然の風を浴びていたほうがいい。
昨日配達されて管理人室に預けられていた文化鍋を取りに行き、さっそく玄米を混ぜたご飯を炊いてみる。玄米の浸水時間が少なすぎたようで、ちょっと芯のあるご飯ができてしまった。やっぱりもっと時間をかけて、たっぷり水を吸わせたほうがいいみたい。玄米ご飯は普通の白米と違って独特の匂いがする。何の匂いかと思ったら、トウモロコシと同じような匂いだった。要するに玄米は穀物臭がするわけです。僕は平気だけど、好き嫌いがあるかもしれない。
映画の感想を書こうとするがあまり進まない。
8月10日(日)
台風一過で朝からいい天気。これで晴海の花火大会は中止されずに済みそうだなぁ……と、入場券を「中止の場合返金します」とオークションで売り払った僕としては一安心。
晴れれば暑くなるのは当然で、昼間はぐったり。暑いときは昼寝をするので、仕事はまた停滞気味。
8月11日(月)
本当は試写に行く予定を立てていたのだが、メルマガの配信手続きその他で、やはり月曜日は時間を食ってしまう。メルマガの編集発行はそれだけでは一文の得にもならない作業なのだが、DVDや書籍などを紹介するとそれなりに物が動くのが面白くて、それが発行を続けている原動力になっているのかもしれない。それで儲かるほど物が売れるわけでもないのだけれど、読者がどのあたりの商品に反応するかを観察することで、ホームページやメルマガの読者層がなんとなく見えてくる面がある。一種のマーケットリサーチみたいなものかも。ホームページやメルマガなんて、記事の内容に読者から反応があることなんてめったにないわけで、読者からメールをもらうことなど週に1通か2通あればいい方なのだ。その点、商品紹介はダイレクトに反応が見えて面白い。「ちゃんと読まれているな」という実感が得られる。
夜は宮沢賢治コンサートの台本作り。内容をざっとまとめて、ワードで書式を整えてしまう。ワードはこういう作業をするとき、本当に便利だ。ただしこうして体裁を問われる仕事などめったにないので、ワードは年に何度も使わないけれど。会社勤めをしていたときは仕事で企画書を作ったりしていましたが、今はさっぱりだからなぁ。
近くのスーパーで買い物をして、届いたばかりの圧力鍋で手羽元と大根の煮物を作る。これがすごく美味しい。骨の周りの軟骨まのコリコリした食感が最高。
普通の鍋だと、こうはならないと思う。
8月12日(火)
前夜は遅くまで作業をしていたので、ちょっと朝寝坊して7時半ごろ起きる。試写状の整理をしていたら、午前中に「仮面ライダー」の最終試写があったので、あわてて家を飛び出す。というわけで、午前中から東映で『仮面ライダー555/パラダイス・ロスト』と『爆竜戦隊アバレンジャー』を観るところからスタート。ただしこの試写、最初の1,2分ほど遅れてしまいました。いつもなら試写室に入るのを遠慮するんだけど、今回は最終試写なのでそうとも言っていられない……。
映画の後は途中でコンビニに立ち寄ってパンを買い、そのまま松竹試写室で『座頭市』の受付を済ませる。30分前で既に満席状態。すごい人気であるのも確かだけれど、そもそも試写の回数が少ないことも、この混雑の原因になっているのだろう。映画は勝新版『座頭市』の呪縛を断ち切る痛快な時代劇。この映画が新しい座頭市像を作り上げたとは思わないけれど、少なくとも「勝新太郎じゃない座頭市もアリなのだ!」ということを、観客に強く印象付ける効果はあったと思う。
一度試写室を出て銀行に立ち寄り、また同じ試写室にとんぼ返りして『歌追い人』を観る。20世紀初頭にアパラチア山地でヒルビリー・ミュージック(マウンテン音楽)を発見した女性を主人公にした音楽映画。バラッドを歌う少女役のエミィ・ロッサムはてっきりカントリー歌手なのだと思ったら、なんとオペラ歌手なのだというから驚き。「クラシック歌手の歌うポップスは表現力がイマイチ」という定説があるわけだけれど、それを吹き飛ばす本格的な歌でした。
本当はもう1本試写を考えていたのだけれど、さすがに朝からなので少々くたびれたため帰宅して食事。映画評のための下調べをしたり、メールの返事をまとめて出したりして、いつもより早めに寝てしまう。
8月13日(水)
前日朝から張り切ったせいか、なんだか朝からぐったり。最近疲れやすいなぁ……。昼食後に少し昼寝して、午後は試写を2本キャンセル(うち1本は地下鉄の乗り継ぎに失敗して遅刻が明白になったため)して、夕方からの1本だけが今日の試写。時間まで六本木の本屋で時間を潰し、6時から『サンダーパンツ!』を観る。ひどくくだらないのだが、それを大真面目に映像化して立派な映画にしてしまった。たいしたものだ。
8月14日(木)
午前中に映画の感想書いてしまい、午後は映画美学校で『ネレ&キャプテン/壁をこえて』というドイツの青春映画を観る。これはいい映画だと思う。築地経由で佃のプールへ。近くの本屋で時間つぶしてから、夕食の買い物して帰宅。圧力鍋で手羽元のカレーを作って食べる。煮込んでいても水分がほとんど蒸発しないので、カレールーのハコに書いてある水の量のままだと、ちょっと水っぽくなってしまうようだ。完成したカレーは、ちょっと塩気が足りないように思った。外は大雨なので、タクシーで築地へ。
8月15日(金)
午前中に映画の感想を書いてしまうが、さすがに1本だけだと楽だなぁ……。圧力鍋で金時豆を煮たのだが、煮すぎたのか豆がほとんどはじけてしまった。次からは少し早めに火を止めて、足りない分を後から補うぐらいにしてみようと思う。
午後は松竹で『釣りバカ日誌14/お遍路大パニック!』を観たあと、メディアボックスへ。ここで試写室間違いに気づいたのだが、配給会社の好意でちょうどそこでやっていた『女はみんな生きている』を観せてもらうことができた。これが面白いのなんの! 最高のエンターテインメントでした。
戦後58回目の終戦記念日ということで、テレビニュースではそれ関連の話題も少し触れていた。「58年前の今日、第二次世界大戦が終わりました」と解説している番組があり、ここでは戦没者慰霊式をやはり第二次世界大戦の死者と結びつけていた。でもドイツのポーランド侵攻によって第二次世界大戦が始まる(1939年)前から、日本は中国で戦争しているわけだし(日中戦争は1937年から)、それも含めての「先の戦争」だったはず。日本が米英に宣戦布告して本格的に第二次世界大戦に踏み込むのは、あくまでも1941年12月8日から。8月15日の「終戦の日」は1937年以来ずっと続いていた戦争が終わった日なのだから、単純に「第二次世界大戦が終わった日」と説明するのはいささか正確さを欠くと思う。
さらに言えばこの「終戦」という言葉には、日本の近代化以降何度も繰り返されてきた外国との戦争が、すべて終わって平和になったという意味もある。日本は58年前の8月15日以来今日まで、直接外国との戦争を戦ったことは一度もない。つまり8月15日というのは、日本の歴史の上ですべての戦争に終止符が打たれた記念すべき日なのだ。ただしその後も世界中で戦争が続いているわけで、日本だけがこの日を「終戦の日」と決めて神妙な顔つきで毎年夏を迎えるのは、いささか虫がいいという気がしないでもない。「わたしの国は戦争をやめました」「平和憲法もあるしね」という、一国平和主義の温床がじつは「終戦」という言葉なのかもしれない。
8月16日(土)
朝からCS夏期学校の見送りで銀座へ。朝から雨でひどく寒く、これでは本来避暑地である軽井沢の寒さが思いやられる。帰りに築地で食事してから帰宅しようと思ったら、築地はお盆休みでどこも店が閉まっている。しょうがないので久しぶりに牛丼。しかも朝からだよ……。早起きして歩いたので、ちゃんと胃袋に収まるのだけれど……。
朝っぱらからくたびれたので、帰宅してからあと午前中はほとんど寝ていた。午後に置きだしたが映画の感想を書く以外はこれといった仕事をする気にもなれず、だらだら過ごしてしまった。どうも調子が悪い。雨や寒さのせいだろうか。
8月17日(日)
相変わらず天気が悪い。天気が悪いと体調もよくない。ついダラダラと過ごしてしまう。やるべき仕事を済ませたら、あとはグータラ。じつはやるべき仕事も終わっていないのだけれど……。
8月18日(月)
メルマガの編集や依頼された原稿などをだらだらと書いて時間を過ごす。天気がぐずぐずしているせいか、どうも気分がぴりっとしない。早く晴れてほしい。
8月19日(火)
午前中はクイズの原稿を作る。これが昼過ぎまで食い込んで、午後は試写を1本キャンセルせざるを得なくなる。午後は2時の『トゥームレイダー2』からスタート。会場はガスホール。これが大きく期待はずれ。これで原稿を2本書くことになっていたのだが、2本はともかくもう1本はどうしようかなぁ……。
渋谷に移動してアミューズ試写室でドライヤーの『怒りの日』を観る。17世紀のオランダで行われた魔女狩りの様子が、じつに丁寧に再現されていると思った。これは何らかの実話をもとにしているのではないかと思って帰宅してから調べてみたのだが、それらしい記述がまったくみあたらない。大部の「悪魔学大全」には、そもそもデンマークの魔女狩りという見出しさえなかった。オランダやノルウェーについては記述があるのだけれど……。いずれにせよこれはまったくのフィクションではなく、おそらくモデルになった事件は実在すると思う。
相変わらず天気が悪いのだが、なんとか雨に降られることなく帰宅した。
8月20日(水)
最近すっかり配給会社への連絡を怠っているので、試写状配布リストからどんどん名前が抜け落ちている。最近いよいよ仕事に支障をきたすようになったので、そろそろ真面目に映画を観なければならないのかなぁ……とも思っているのだが、映画を観る時間はどんどん減っている。これはいったいどういうことなのか。どこに時間が消えてなくなっているのか。まったく謎。この日も午前中から試写を1本観ようと思っていたのだが、午前中の作業が押して午後になってしまった。なぜこうなるのかわからない。作業効率が、以前に比べてかなり落ちている。
というわけで午後は3時半から映画美学校で《DUEL〜対決》と題した2本立ての映画を観る。1本は堤幸彦監督の『2LDK』で、もう1本は北村龍平監督の『荒神』。だんぜん『2LDK』の方が面白いと思うのだが、『荒神』のチャンバラもなかなか魅力的。もっともこの監督は、ストーリーについてはいつも同じようなオチになってしまうのが欠点か。
映画の後は渋谷に移動して、遅ればせながら『ターミネーター3』を観る。1作目からリアルタイムに観ている観客にとって、かなり嬉しい映画になっている。1作目へのオマージュがある。2作目へのリスペクトがある。シュワルツェネッガーのターミネーターもかなりお茶目になって観客を笑わせてくれる。面白い映画でした。
8月21日(木)
午前中に映画の感想を片付け、午後は試写を1本パスして3時半から六本木で試写を1本観ようと思っていたのだが、これが試写室満員で入れなかった。この調子だと、この映画は観られずに終わってしまうかもしれない。仕方ないので少し歩いて六本木ヒルズまで行き、シネコンで映画を観てから帰ろうとも思ったのだが、こういう時に限ってちょうどいい時間に映画をやっていないのだ。小雨も降ってきたのでこの日は退散。ヴァージンシネマズ六本木ヒルズで映画を観るのは、また後日ということにする。
一度帰宅してから、夜は取引先のSさんと新しい仕事の打ち合わせを兼ねて月島で食事。ネットを使った新しい映画情報サービスについて、あれこれとアイデアを語る。これが実現すると、少しは僕の生活も楽になるかなぁ……。たぶん実現するとしても来年だろうと思うけど。
8月22日(金)
午前中から試写を1本と考えていたのだが、そんなことできるはずもなく、午後に3本をはしごする。まずはメディアボックスで大沢たかおと柄本明主演のロードムービー『花』を観る。これはなかなか面白かった。2本目はTCCで『カタルシス』。連続殺人事件の犯人となった少年と家族の物語だが、いささか観念的過ぎるかなぁ……。あと少しで現実を超えた何かに到達できると思うんだけど、もうひとつ勢いが足りなかったのかも。最後は青山真治の『秋聲旅日記』。嶋田久作という役者は僕のイメージだと永井荷風なんですけどね……。
8月23日(土)
午前中にやらなければならない仕事を片付けてしまい、午後はヴァージンシネマズ六本木ヒルズで観落としていた映画をはしごする。1本目は60〜70年代のブラジルのスラムで繰り広げられた少年ギャング団の栄枯盛衰を描く実録映画『シティ・オブ・ゴッド』。これをブラジル版『仁義なき戦い』と言った人がいたけれど、それは例えとしてとても当たっていると思う。殺伐とした話なのに、あちこちにユーモアがあっていい。2本目は今年最大のヒット作『踊る大捜査線
THE MOVIE 2/レインボーブリッジを封鎖せよ!』。脚本の狙いが映画の中でうまく消化できていない部分も多いのだけれど、全体としてはやはりものすごくよくできたエンターテインメント作品だと思う。これより完成度の高い日本映画なんていくらだってあるけれど、このスケール感ははやりたいしたものだと思うのだ。ハリウッド映画の足元にも及ばない予算で、これだけ観客を楽しませてくれるのだから立派なものだろう。
帰りに有楽町のビックカメラに立ち寄ってPHSを機種変更した。次々に新機種が現れて旧機種があっという間に値崩れしていく携帯電話に比べると、PHSはずいぶんと割高に感じられる。こうして値段を見ると、いずれは消滅していくサービスのような気もするなぁ……。(消滅するまでは使い続けるつもりでいるけれど。)今回の機種はようやくカラー液晶になったのだが、カメラ付きは割高すぎるので購入しなかった。おそらく僕が数年後に次の機種に乗り換えるときには、カメラ付きのPHSがもっと安くなっているか、もしくはPHSの通話サービスそのものが市場から淘汰されているように思う。
腹が減ってしまったので銀座のサイゴンで夕食。
8月24日(日)
CSは休んで築地祭りというイベントに出かける。イベント会場で配っている焼そばや焼鳥やカキ氷で何となく空腹を満たし(すべて無料)、夕方4時ごろに帰宅。仕事をする気にもなれず、新しいPHSをいじくり回している。
8月25日(月)
締め切りの仕事を何本かこなし、さらにクイズ制作とメルマガの編集などで1日が過ぎる。暑い。夜になってPHSに着メロを転送する作業にはまってしまう。インターネットから気に入った曲のMIDIファイルを探してダウンロードし、メールに添付してPHSに送る。PHSはメールに添付されたMIDIファイルをそのまま着メロとして使えるのだ。僕はガーシュインが大好きなので彼の曲をいくつかPHSに送ったのだが、ガーシュイン・ソングブックに入っているアレンジのものが見つからず、これは気長に探そうと思っている。そんなこんなで、寝た時間は2時ごろになってしまった。ばかだねぇ。
8月26日(火)
クイズの仕上げとメルマガの編集発行手続き。暑い1日だった。
8月27日(水)
何日か映画を観るのをサボってしまったので、今日から映画に復帰。体調があまりよくないので、近所で2本観て終わる。今日はソニーで2本立て。まずは今敏監督の最新作『東京ゴッドファーザーズ』。これは面白かった。次は同じ試写室で、ジョン・トラボルタ主演の『閉ざされた森』。ジョン・マクティアナン監督の新作だが、やっぱり監督が不調なのかなぁ……。ミステリーとしては切れが悪く、謎解きのスリルがまったく味わえない。
頭痛がひどいので夕方からの試写は休んで帰宅。帰りに図書館に立ち寄ろうと思っていたのだが、その元気もなかった。帰宅してからはアスピリンが効いてきたのか少しよくなった。ため込んでいた映画の感想をどんどん書いて、結局寝たのはいつもと同じような時間になってしまった。
8月28日(木)
午前中に映画の感想をすべて書いてしまい、午後は試写室へ。その前に図書館に寄ろうとしたら、休館日になっていてガッカリ。とりあえず借りていた本は返却ポストに入れてきたが、夏休みの終盤ということもあってか、返却ポストが入口近くまで本で埋まっていた。暑い中をごろごろ自転車転がして、まずは映画美学校でフランスのアクション映画『レッド・サイレン』。ジャン=マルク・バールがかっこいい。2本目はソニーに移動して『S.W.A.T.』を観る。これも面白かった。これはシリーズ化されるんじゃないだろうか。
この日は自転車移動だったのだが、夕方からは試写の予定がないので見落としていた映画を何か観ようと銀座に移動。時間的にちょうどいいものがないので、とりあえず軽く食事をしてから長丁場の『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』を観た。これはちょっと長い。見せ場満載なのはわかるけれど、途中でちょっとダレるなぁ。終わったのは9時40分。帰宅したら10時過ぎ。疲れすぎ。
8月29日(金)
午前中から午後にかけて映画の感想を書いてしまう。昼食の後は少し昼寝して、午後は3時半から映画美学校で『天使の肌』を観る。これって、遠藤周作の「わたしが・棄てた・女」の映画化じゃないの? 熊井啓の『愛する』よりも何倍もできがよかったりするんですけどね。
映画の後は八重洲ブックセンターで少し時間を潰し、7時前からK社のSさんと食事しながら(ビールを飲みながら)新しい仕事の打ち合わせ。僕は早くても来年ぐらいの仕事なのかなぁと思っていたら、10月ぐらいにはスタートしたいとのことで、なんとも心強い限り。
8月30日(土)
仕事のノルマをこなして、昼過ぎに図書館で予約していた本を4冊借りてくる。そのうちの1冊「監督中毒」にどっぷりとはまる。三池崇史監督が映画業界に入ったいきさつや助監督時代のエピソード、日本一多作な監督ならではの映画論などを(おそらくは)語り下ろしているのだが、これがめっぽう面白いのだ。特に助監督時代に出会った名監督たちのエピソードが泣かせる。三池崇史が助監督になったのは日本映画がどん詰まりになって、かつて日本映画を支えていた名監督たちが次々にテレビでドラマを撮っていた時期なのだなぁ、と実感できるエピソードが山盛りだ。監督デビューしてからの話はあまりないが、それは「三池崇史の仕事1991‐2003」という別の本が出ているから、それを読めばいい。よくできている。
夕方から渋谷に出て、渋東シネタワーで『ドラゴンヘッド』の初日を観る。場内はほぼ満席。
もぎりで「立ち見になります」と言われたが、それほど悪くない席にちゃっかり座ることができた。ラッキー。飯田譲治監督にはまったく期待していなかったが、スケールの大きな海外ロケの成果はそれなりに出ていたと思う。NAKA雅MURAが脚本を書いているのだが、人物の出し入れが単調でそれほど面白い映画になっているとは思えなかった。なんだか切れ味が悪い話だなぁ……。
8月31日(日)
日曜日だがCSはお休みにして、午前中は少し仕事をする。朝食は味噌汁のみ。昼前に部屋を出て、お昼はインド料理屋でカレーバイキング。いつもよりついつい食べ過ぎてしまう。夕方は東京国際映画祭のプレス取材用に写真撮影。デジカメで撮ってすぐにカメラ店のプリンターで出力できるので、費用はL判で2枚分、80円しかかからなかった。こうやって考えると、やっぱりデジカメはすごく便利で、コストパフォーマンスの高い道具だと思う。
この日は昼前に少し雨がぱらついたが、昼頃には少し陽が出て暑くなり、夕方は曇ってきて気温が急に下がってきた。風はすっかり秋の雰囲気。半そでのシャツで歩いていると肌寒いくらいだ。夕食は蕎麦屋でカレーうどん。昼も夜もカレーになってしまったが、こう肌寒いと暖かいものが食べたくなるのだ。夜はテレビで世界陸上の女子マラソンをボンヤリと見る。日本選手が2位から4位まで。ご立派。
図書館で借りていた「監督中毒」を読了。同時に借りた「沖縄大衆食堂/オキナワ流儀のカルチャーショックなご飯たち」も読み終える。あ〜、沖縄に行きたいなぁ……と思う。